spam反対リング 掲示版改竄・リング破壊事件
(保存版)
2001/07/11 初版
2001/07/14 第二版
2001/07/16 第2.1版
2001/07/17 第2.2版

1.概論と主張

2.事件の経緯

3.問題点

 3.1 犯人の「とんちんかん」なページ非難

 3.2 犯人の法律に対する遵守意識の希薄さ

 新たな攻撃行為がなれされました。本ページも残念ながら関わっているのでこのページの内容は証拠保持の為にとりあえず内容凍結します。続報はこちらへ。


【概論と主張】

 この度、ここのページも参加し、反spam論者達の緩やかな牙城となっている、スパム反対運動リング(7/16転送元URL破壊、転送先はこちら)の掲示板が「反spam論」に批判的らしき者によって、掲示板ページの改竄、加えてリングの完全破壊という屈辱と犯罪行為を受けました
(新掲示板はこちら、リングは現在再登録中)。【事件の経緯】参照

 私はspam反対論者の一人に過ぎませんが、しかしこれを非常に悔しいことだと感じ、非常な憤(いきどお)りを感じています。
 今までspam送信者に関していろいろ聞いたりもしてきましたが、携帯電話などの場合も含め、spam反対運動に批判的な人々(spam擁護論者、悪質spammer含む)にはかなり強引な人々もいると感じていました。

 今度の事件はその最たるものだと考えます。言うまでもなく、ホームページ改竄は不正アクセスに相当し、刑事告発が妥当です。私は今度の事件に関し、スパム反対運動リング(7/16転送元URL破壊、転送先はこちらの管理者様(北斗「剣」士郎様)を全面的に支援したいと考えています。

 これはspamを嫌なものだと感じる人々全員に対する侮辱であります。
 携帯の迷惑メールを受け取っている人も、インターネットのspamを受け取っている人も、そしてそれらに関するページを作っている人も、今回の事件の卑劣さを感じて欲しいと思います。

 上記の掲示版は、(私がそうであるかは別として)常識的なspam反対論者の話し合いの場です。spam送信者やそれを許すISPに対して、あくまでspamに対して言論をベースにして反論し、その発生を防ごうとする場であります。

 改竄内容ではあたかもspam反対論者がプロバイダーの敵であるかのように述べられていますが、spamに関するISP(プロバイダー)への処置依頼は世界レベルでごく一般的な手段になっており(参考:APNICspam対応に関する記述)、決して「spam抵抗者」達はISPへの敵ではありません。

 いえ、確かにISPにとって我々はうっとおしい存在かもしれませんが、それは本来spamが持っているうっとおしさだと言うことができ、問題の原点はspam送信者達であること、それを断固とした解決をするにはまず迅速なISPの処置がかかせないからこそ、我々はISPに処置依頼を送るのです。

 今回の行為は全くの逆恨み、オウム真理教事件で言えば、坂本弁護士一家殺害事件に相当すると考えます。もちろん命を奪うそれらとは大きさの比較にはなりませんが。

 以上のような悔しさと危機意識から、私は北斗「剣」士郎様に協力を惜しまない連絡をしており、現在協議中です。今後、皆様にもカンパ等を御願いする必要があるかもしれませんので、そのことは後日、ここに掲載します。

 私は今回の件を起こした者に対して、断固たる法治国家としての手順による刑事訴訟がなされ、この卑劣な行為が裁判という正当な場(裁判)で裁かれることを強く望み、同時にspamへの意識の高まり、反spam論の一層の高まりが起こることを強く強く望んでいます。当然のことながら損害賠償を求められるべきです。

 この攻撃行為がなされたことに対し、特に反spamページを作っている者は同じことが降りかかる可能性があることを想像しなければなりません。今回の事件が解決されることが、反spam論者が言論をもって、spam反対を主張し続けることが出来るかどうかの大きな試金石であると言えましょう。

 そのような点で北斗「剣」士郎様に対し、多くの方々の陰に陽にの御支援を期待します。


【事件の経緯】

2001/07/09 午後一時過ぎ〜夜

北斗「」士郎を名のる人物が、
北斗「」士郎様のメルアドを自分のメルアドとして騙り
北斗「」士郎様のspam反対ページ中傷を、そこの掲示板に投稿(参考1)。

>このHPへの意見感想も受付けてるとゆーことなので
>書かせてもらうけど、
>あんたさぁ、こんだけ出会いサイトの宣伝バナー張ってたら、
>SPAMガンガン来て当然じゃないの?
>
>つーか、小銭欲しいあまり、
>サイトの訪問者にはウザいバナー広告出して、
>ウザいSPAMには猛烈反対ってか(呆
>
>だいたいそんな広告バナー出してる君の掲示板にメアド書いたら
>余計にSPAMが来るじゃねーか(糞
>
>「自分中心に世界回ってるやつの典型だな(呆」

 同日夜、このとんちんかんな中傷に私が気がつく。内容もさることながら、「(呆」「(糞」など、一般の掲示版参加者の用いない語彙であることに疑問。すなわち「2ちゃんねる」独特の用語。その後

http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=company&key=994596641&ls=50

を見たところほぼ全く同じ文面を発見。
 投稿主か、あるいは別人かは不明だが、北斗「剣」士郎様頁の掲示板に中傷を投稿した後、その文面を「2ちゃんねる」へも投稿したらしい(両者の時間差は15分)。

 夜8時前、私が自分なりの論述で、一撃反論参考2)。私以外の誰かがその反論を、2ちゃんねるの方に転載。

 その前後、北斗「剣」士郎様は御自分のアドレスが騙られたこと等を考慮なさったようで、上記人物の投稿を削除、「苦情のある場合にはメールで連絡を」という旨を掲示版に投稿。

 削除の後に私が反論投稿してしまったので、北斗「剣」士郎様はアドレス詐称以外の部分を再掲

 私は北斗「剣」士郎様が管理人権限で削除なされようとしたことを重んじ、「高崎の反論文章ごと削除しても良い、あとは北斗「剣」士郎様に一任」の旨をメールで伝える。その結果、北斗「剣」士郎様は午後9時過ぎに再び完全に削除

 その後、管理人様は削除報告の投稿も御自身で削除。以上がほぼ同日昼から深夜への一件。

2001/07/10

 犯人は脅迫投稿を行う(参考3)。口調が変わるが、とある推定より同一人物であると考えられる。(なおこの投稿は高崎は見ておらず、後に知る。)

 北斗「剣」士郎様から
「相手のサーバ先をほぼ把握しており、取りあえず掲示版荒らしを防止のため、特定サーバからのアクセス制限をかけているが、それ以上どうするかな」
というような話が高崎へ個人的にメールで来る。

 私はそれに対して
「アドレス詐称やら中傷やらの投稿は論外なので削除しておけば良いが、spam関係業者はわけわからん部分が大きいので、まあ深追いしない方が良いのではないか。中傷程度なら反論してあとはほおっておけば良い。正論は自ずから定まる」
というような言い方をする。

2001/07/11 午後3時頃〜夜

 しかしこの人物は想像以上に論外な人物だったようで、2001/7/11午後、犯罪行為であるホームページを改竄(参考)、加えて160ページ以上が登録されてるスパム反対リングも破壊

 この人物は2ちゃんねるで私の反論を見ているはずであり、もし言論による対話を必要とするならばその勧めに従ってアンチスパムMLへの参加すれば良いことが分かっていたはず。

 犯人は自分のルール違反投稿・脅迫が、管理人権限で削除されたことに腹を立て、とうとう上のような暴挙にまで及んだと考えられる。

2001/07/12 午前

 被害後、管理人様は緊急で代用掲示版を作成。それに対し、犯人はずうずうしくも犯行声明参考4)を出す。
 その中では勝手に引き出した個人情報に基づき、管理人様を脅迫。次回の投稿削除の際には「実際の暴力の行使」をもちらつかせた

 管理人様の不快な思いと気持ちの悪さは想像して余りある

 犯行声明に対しては、参考5で私が反論を述べたのに続き、多くの方々が反応。しかし犯人は足がつくことを恐れてか、反論に「ぐう」の声も出ないのか、沈黙を守る

 投稿削除に関して異常な執着を見せ、勝手なことを述べた割には、臆病か、討論が苦手なようだ。


【問題点】

一●この人物のspam反対リングページに対する「とんちんかん」な非難について

 まず最初の中傷と犯行声明の中で述べている主な非難の対象である
出会いサイトの広告バナーを貼っている」
という点に関してであるが、「出会いサイトのホームページ広告専用」のバナーは北斗「剣」士郎様は張っていない。ただし紹介するホームページが次々と入れ替わるバナーは張っていたそうで、この中で出会いサイトが紹介されていた可能性は否定できないとのこと。
 犯行後、勘違いを防ぐ為と、実際必要なくなっていたため、管理人様はそのバナーを削除なさった。削除の後、犯人は勝ち誇ったように参考4で述べている所を見るとどうもそのバナーのことだったらしい。

 犯人はこの「紹介ホームページ」が入れ替わるバナーを「出会いバナー」と勝手に判断し、思い込みによって中傷行為をしたあげく、最後はホームページ改竄・リング破壊行為に出たようだ。

 次に「小銭欲しいあまり」と書いているが、現在世の中には広告收入の得られるバナーがある。しかし管理人様はそのようなバナーは一切張っていないとのこと。この点でも犯人は勝手な思い込みをしている。

 そもそも、以上の2点の「思い込み」以前に、もう一つの重大な「思い込み」がある。すなわち掲示版におけるメルアド記載投稿と、spamの増加に関する因果関係はそもそも実ははっきりしていないのだ。
 このことは何回かantispam-j メーリングリストでも話し合われており、意見が分かれている。ましてや、仮に「出会いサイトの広告バナー」が張られているホームページだとしても、それらの掲示版だからといってspamが増えやすいという根拠は全くない。もしもそういう確かな根拠があるのならばspam予防策に使えるために、spam反対論者達にとって重要な情報だからだ。

 このことを考えると、この人物は
spam反対運動に批判的にせよ、
本人の言っているように(参考4)spam反対論者であるにせよ、
多様なspamメールの現状について十分に知識があるとは言えない

 ただし、このことはspam送信者ではないことを示すものとは限らない。なぜならspam送信者・擁護論者は受取手の主張を無視しがちであり、またspamの実態・現状を十分に理解しているとは限らないからだ。
 これに関してはspam反対論者の中にもspam送信者側への理解が足りず、同時にspamの現状に理解不十分な者がいるのと同じである。この点では本人のspamに対する本当の姿勢は窺えないが、少なくともspam反対運動を誹謗し、貶(おとし)める改竄を行ったことだけは事実である。

 

二●この人物の法律に対する遵守意識の希薄さ

 この人物は参考を見ると分かるように、初期の投稿からアドレス詐称を行っている他、次々と投稿する中で自分の暴力性、法律遵守に対する意識の低さを見せつけており、不正アクセス・虚僞・名誉毀損・恫喝の行為を、なんら悪いことだと思っておらず、反省の意識を見せていないのみならず、それらを「かっこいい」と思われる行為だと考えているふしがある。

 さらに問題なのは「口からの大言壮語」を吐くだけでなく、実際の違法行為(不正アクセス、データ奪取、破壊)に出た点である。このことには2点の問題がある。

これらにより、犯人の悪質さは明らかであり、断固として処罰されるべきだと考える。

 この人物の人間性を窺えるものとして、私とのたった1,2回のやり取りを「貴方と私の熱い会話のログ」(参考4)などとしている点も挙げられよう。私はこの時点でこの人物には一回反論しただけであり、私はまともな会話だと思っていない。
 たかがこれしきで熱いなら、私はとっくに燃え尽きてしまうくらいの地獄のような熱さの会話をしている。それは私のメーリングリストや他の掲示版のやり取りを知っている人には明らかだ。

 たかがこれだけの会話の「熱い」などと言っているのは、この人物の普段のネット上での会話がどんなに貧弱なやり取りかが想像できる。互いの意見を十分にネット上で議論しあって意見をまとめるという作業をしていない、苦手なのだろう。
 メーリングリストでの応酬を考えず、すぐに暴力行使に到った点と合わせても、この人物の対話を無視して直ぐに暴力に走る性情が窺える。


 以上が事件の概要です。この事件が速やかに、しかし断固たる措置によって解決され、spam問題啓発の為の進展に少しでも寄与すると共に、反spam論の言論の自由が守られることを願っています。


迷惑メール撲滅私的調査会


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