お寄せいただいた写真の紹介

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小森さんよりお送りいただいた、長野県 小野のしだれ栗です。

  小野のしだれ栗
  

  幹周   約5.0m(最大のもの)

  樹高    約10m

  樹齢    300年以上

  国指定天然記念物 

塩尻峠を岡谷の方に下り、途中のやまびこ公園方面に入り込んで山道を行く。しばらく曲がりくねった道を進むと、「枝垂れ栗公園」という標識が見えてくる。辰野町に下って行く道の途中の山の斜面に、その一帯だけに自生する枝垂れ栗が見られる。標高950mから1200mに及ぶ約3.4haの地域に800本以上の枝垂れ栗が自生しており、その奇妙な枝振りを晒している。目通り周囲1m以上の大木だけでも200本ほどあり、最大のものは周囲4m余りの巨木である。

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解説板によるとこの独特の樹形は突然変異により「しだれ」と「頂芽が数年で枯れて側芽が成長する」という二つの性質を併せ持ったためにつくられたもので、いわば盆栽の仕立てを枝垂れ栗自らが行っているようなものであるとある。
葉の繁っている時にはその奇妙な樹形は隠曲がりくねった阿波踊りを踊っているような枝振りを露わに見ることができる。

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福島の「中釜戸のしだれ紅葉」と同様にその奇妙な枝振りに惹かれて毎年の如く通っている。来る度にその表情が異なって見えるのが面白くて仕方がないのである。
一頻り栗の木たちと話をした後、帰途に就いた。  

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