● 晩秋の普段着の日々●
11月14日(水)
![]() 家では割烹着。 |
「ああ、京都の冬が間近だなぁ」と身体の芯から冷え込みを感じはじめる季節がやってきた。これからは身体をすっぽりとくるんでくれる着物は本当に暖かい。今日は会津木綿と帯板もなしの半幅楽々な着付けである。なんとなく野暮ったいながらも、家の中では白い割烹着姿。
午後からは四条まで出かける為に笹柄の羽織を羽織った。「笹柄の季節は何時?」の謎は未だに解けないままなのだが・・・(^^;。夕方からは風も冷たく、この上に白いアルパカのショールも羽織る。 |
![]() 外出には羽織。 |
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←最近普段履き中の下駄
この下駄は昨年、弘法さんの市に出店している下駄屋さんで買い求めた。別珍の鼻緒の色合いや柄から、きっと下駄屋さんの倉庫で永く眠っていた物ではないか?と憶測している。下駄だけ見ると、野暮な感じなのだが、台の微妙なカーブが足にぴったりで履き心地が良く、最近妙に気に入ってこればかり履いている。但し、別珍の色が足袋にうつるのが困りもの〜(^^; |
11月17日(土)  ★
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藍大島と麻の葉柄の綿の半幅帯で、四条通りの本屋さんまで本をまとめて買い出しに。
この大島はしつけがかかったまま姑の箪笥に眠っていた物である。「あらら、お義母さんは袖を通さなかったのかしら?」と思っていたら、ある日若き頃の姑が日本髪を結って、この大島をアンサンブルで着ている写真が見つかった。おそらく35年〜40年ぐらい前の物のようだ。「好きに着たらいいよ」とfrom京都(配偶者)に言ってもらい、そのまま着ている。 大事に箪笥にしまい込んでいるより「着てこそ着物!」とこの大島もワンマイルウェアのお仲間になった。きっと姑も何度も袖を通して、洗い張りをし仕立て直したままにしていたのでしょう。今度は私がしっかり着て、また水をくぐらせて風合いのある大島に育てていきたいものだ。 |