Back  〜2001年秋・冬の着物〜(4/6)
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印の付いた写真はクリックすると画像または柄の一部が拡大表示されます。 Updata 2001/11/18

晩秋の普段着の日々

11月10日(土)
薔薇柄紬と黒絞りの昼夜帯 前

 特に「何かある・・・」訳ではなく、気が向けば着物を着る!のワンマイルウェアのひとつ。バラが大きく織り出された紬に黒の絞りの昼夜帯、二分の真田紐の帯締めに六角形のガラスの帯留めの組み合わせ。

 赤いバッグはこんな普段の日に活躍してくれそうで、先日の上京時に表参道近辺で見つけた小さめのトートバッグである。仕切がたくさんあって、なかなか使い勝手も良く、なんと携帯電話用のポケットまでついている。着物にも違和感なくアクセント的な存在に使えるバッグである。 (しかし・・・帰宅後のこの写真、ひどく着崩れ・・・ ^^;)
                      
薔薇柄紬と黒絞りの昼夜帯 後


11月11日(日)
お召しと半幅帯に綿の羽織
パープル系の半幅帯で。
 姑のお召しに綿の長羽織(2尺4寸5分)をあわせてみた。最近、丈の長い羽織が再び流行りだしているそうだが、身長154cmのちび派な私には2尺5寸前後がバランス良い丈のようだ。

 同じ着物と羽織の組み合わせでも、帯を替え、さらに半襟や羽織紐などの小物系を替えるてみると、印象も違ってくる。ホントにワンマイルのちょっとした外出でも、その日の気分で小物で楽しむ!を極めたいものです。・・・が、それが一番難しい。

 しかし、「ワンマイルウェア」なんて言ってはいるが、私の場合行動範囲1Kmで殆どの用が足りているような?(^^;
11月13日(火)     
お召しに更紗柄の染め帯と綿の羽織
少しハデ目な更紗柄名古屋。


11月14日(水)
会津木綿と半幅帯、割烹着
家では割烹着。
 「ああ、京都の冬が間近だなぁ」と身体の芯から冷え込みを感じはじめる季節がやってきた。これからは身体をすっぽりとくるんでくれる着物は本当に暖かい。今日は会津木綿と帯板もなしの半幅楽々な着付けである。なんとなく野暮ったいながらも、家の中では白い割烹着姿。

 午後からは四条まで出かける為に笹柄の羽織を羽織った。「笹柄の季節は何時?」の謎は未だに解けないままなのだが・・・(^^;。夕方からは風も冷たく、この上に白いアルパカのショールも羽織る。

会津木綿と半幅帯、竹柄羽織
外出には羽織。


下駄 ←最近普段履き中の下駄
 この下駄は昨年、弘法さんの市に出店している下駄屋さんで買い求めた。別珍の鼻緒の色合いや柄から、きっと下駄屋さんの倉庫で永く眠っていた物ではないか?と憶測している。下駄だけ見ると、野暮な感じなのだが、台の微妙なカーブが足にぴったりで履き心地が良く、最近妙に気に入ってこればかり履いている。但し、別珍の色が足袋にうつるのが困りもの〜(^^;


11月17日(土)     
泥大島と綿半幅帯
 藍大島と麻の葉柄の綿の半幅帯で、四条通りの本屋さんまで本をまとめて買い出しに。

 この大島はしつけがかかったまま姑の箪笥に眠っていた物である。「あらら、お義母さんは袖を通さなかったのかしら?」と思っていたら、ある日若き頃の姑が日本髪を結って、この大島をアンサンブルで着ている写真が見つかった。おそらく35年〜40年ぐらい前の物のようだ。「好きに着たらいいよ」とfrom京都(配偶者)に言ってもらい、そのまま着ている。

 大事に箪笥にしまい込んでいるより「着てこそ着物!」とこの大島もワンマイルウェアのお仲間になった。きっと姑も何度も袖を通して、洗い張りをし仕立て直したままにしていたのでしょう。今度は私がしっかり着て、また水をくぐらせて風合いのある大島に育てていきたいものだ。



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