3.Long Way Home(T)〜北海道へ初の列車帰省〜 <2>

福島から山形盆地への道は、山越えの路となります。過去、この区間には何箇所かのスイッチバックを経て山形へ向かっていましたが、列車の性能も上がってその必要もなくなり、今では車窓からその跡を眺めることができます。特に板谷峠付近。
もちろん、この辺りは深く雪が積もっており、東京からわずか2時間で来たとは思えないほどの風景でした。

列車はそんな雪の積もった山形盆地を走行し、新庄へと到着しました。
番外編T:新庄駅車両撮影編


外のガラス張りの駅舎とはうってかわって中は木目調の建物になっています。何か新しい雰囲気を醸し出しているようにも思えました。この駅舎は、新幹線の停車駅としての駅だけでなく、新庄市民の憩いの場とも言えるでしょう。お土産やさんもありますが、ここには何と貸し会議室や、映画館まであります。また、付近の自然物や生活を事細かに展示しているミュージアムもあり、かなり楽しめる場所です(念の為外からも撮影はしませんでした。中は撮影禁止です)。

そして、新庄といえば蕎麦です。その雰囲気だけでも味わおうと、駅に隣接している(写真で右の方。一旦外に出る必要があります)お店で注文したのがこれ。温かいお蕎麦とかき揚げ丼のセットで600円とお得なメニューです。8ヶ月ぶりに雪を踏みしめて冷えた私の体を温めてくれました(^^;

いろいろと楽しみ、新庄に到着して約1時間半後、大曲行きの普通列車に乗りました。実際のところ、「つばさ113号」を予約したのは9分の待ち合わせで快速「こまくさ3号」との接続を考えたものでしたが、結果的には新庄でゆっくりできて正解だったような気もします。

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