20.1日散歩きっぷで行く、日高本線往復の旅 <1>

前回の小さな旅行記10.『1日散歩きっぷで行く、学園都市線完乗編』に続き、再びこの切符を購入して今度はまったく乗ったことのない日高本線に乗車することにしました。繰り返しますが、1日散歩きっぷは土曜・日曜に利用できるもので、ねだんは2040円です。ちなみに日高本線を乗りとおすために苫小牧から様似までの切符を買うと片道だけで3150円もかかってしまいます。ただし、前回は利用日の前の日くらいに購入できましたが、どうやら使用当日に買うこと、と徹底しているようです。

まずは、札幌から乗換駅である苫小牧までキハ283系7両で運転される特急「スーパー北斗」2号に乗車します。もともとキハ283系は石勝線に特急「スーパーおおぞら」の運転開始に伴って導入された列車ですが、キハ281系が占めていた「スーパー北斗」にも入るようになりました。ただし、281系は7両、283系は6両が基本のため、283系で運転されるときには中間に1両増結した形で走ることになります。

なお、特急利用のため別途に運賃も取られてしまうので、『Sきっぷ』と言う札幌・苫小牧間の往復の移動を特急の自由席が利用できる割引券(2940円。ちなみに正規で払うと5020円)を購入しておきました。

発車が7時ちょうどですので、列車が入線してきて席を確保してから、ホームにやってきた駅弁販売のワゴンでこの弁当を購入して発車を待つ間に食べていました。これは、『石狩鮭めし(900円)』で、大正12年から販売されている古参の弁当です。L特急を除く札幌発着の列車であれば、車内販売で入手することもできます。

列車は新札幌、南千歳と停車しながら颯爽と走行し、7時41分に苫小牧駅の2番ホームに滑りこみました。

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