21.スーパーホリデーパスで行く、那須方面乗りつぶし紀行 <2>

とりあえず宝積寺からそのまま終点の烏山駅まで乗車します。烏山線の場合、折り返しまでにたいてい時間があるので、駅付近を散策することができますね。で、烏山では『山あげ祭り』と呼ばれる祭りがあって、駅の近くに祭りの模様を収めた山あげ会館というものがあるのですが、道に迷って場所が分からなくなってしまい、仕方なくただ戻るだけになってしまいました。

烏山から同じ列車に乗って宝積寺へ戻りますが、今度は唯一の交換可能駅である大金駅で6分の待ち時間があったので、少し降りてみました。ここ大金は那須郡南那須町に位置しており、一時期流行ったらしい町の中に国を作るいわゆる建国を行ったところです。その名前を『大金いかんべ共和国』と名づけ、大統領府(?)を駅前にある洋風の造りの観光物産センターに置いています。「いかんべ」とは、「いいだろう」と言う意味の方言だそうで、8月にはいかんべ祭りが開催されています。いろいろと面白い町だと思いますので、レンタサイクルも利用して散策するのもいいかも知れません。また、名前から想像がつきますが、縁起の良さから『大金→宝積寺』のきっぷが良く売れた、ということがあったようです。駅前には大黒様を祭っているという小さな神社があります。

大金から烏山まではタブレット式閉塞で、宝積寺行きの列車が到着すると2色の旗を持った駅員さんがやってきてタブレットを回収し、やってきた烏山行きの列車に渡す、という形になっています。タブレットを渡し終えて烏山行きの列車が発車して2分後、私の乗る宝積寺行きの列車は発車して行きました。

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