ようやく賢島へやってきました。が、時刻はすでに夕方の5時近くになろうとしていました。周囲の様子もなんとなく静まりかえっていて、それぞれの宿へ向かうためのバスやタクシーもまばらでした。特急列車も何本かやって来るのですが、降りてくる客が全然いないうえに駅舎にあるおみやげを売っているお店も閉まっていて寂しかったので、やはり今度来るときにじっくりと、というわけで滞在わずか30分あまりで戻ることになりました。(爆)
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そして、戻るために利用したのは17時10分発の名古屋行きの『特急』です。近鉄線と言えば日本一の路線を持っている私鉄線ですが、特急列車の系統がかなり多く、それぞれに愛称がついているわけでもないので、車内放送でも「名古屋行き、特急です。」と、特別料金を払っているのになんだか、と思ってもしまいますが、名古屋までの所要時間が2時間10分(距離では144.8km)と、私鉄特急に乗っているように思えない気もしてしまいました(笑)。
編成は8両で、私が乗ったのは「ビスタカー」と呼ばれる30000系の方で、後ろの4両は18400系(上の写真に微妙に写っているものですが、ちゃんとした写真は上の写真をクリックすると71KBで現れます(笑)を連結していました。この列車、号車番号を示すLED表示はあったのですが、近年の特急列車にはついている電光表示板がついていませんでした。 |
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さて、2時間もの間たぶんないと思った車内販売(本当にありませんでした)を考えて、まもなく閉店という雰囲気の売店で飲み物と、写真の松坂牛のしぐれ煮を巻いた『磯巻寿し』を購入して乗りこみました。しかし、このシリーズは数種類存在し、しかも名古屋駅でも売ってました(笑)。やはり松坂牛、食べてみて先ほどの駅弁といい何か違ったものを感じさせてくれますね。後日帰京の際に、松坂牛関連のおみやげを探したんですが、残念ながら見つかりませんでした(涙)。寿しを平らげた後は、これまでたまっていた疲れで松阪あたりから眠ってしまい、目覚めて少ししてから今回の旅のスタートとなった長島駅を通過し、19時20分に近鉄名古屋駅へ到着しました。 |
その後、携帯のネットを利用して予約しておいたホテルへ向かおうとますが、前回(旅行記19.『Long Way Home(V)』において、金沢市内のホテルを予約したのは携帯端末からでした。しかし、駅の地図にも載っていないホテルだったのですが、適当に歩いていたら着いてしまった、ということがありました(笑)のようには上手くいかず、30分くらい迷った後に駅の地図をデジカメで撮影して、それを頼りにやっと着くことができました(爆)。足がかなり痛い中、名古屋駅の中で食べたこの日の夕食は、もちろん名古屋名物のひとつ、みそかつでした(笑)。今回の旅では、名古屋名物の食べ歩きも視野に入れてみよう、と思っていましたが、明日からは結果的に考えてもいなかった行動に出ることになりました。