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札幌を出発すると、小樽まではノンストップで運転されます。高架を渡り終えようというあたりで普段着用しているものとは違うレトロ調の制服を着た車掌がやってきました。どうやらこの運転のコンセプトは、『昭和初期の鉄道にタイムスリップ』ということらしく、これに見合ったさまざまな趣向を凝らした行路になっています。これについては追って紹介します。 |
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個人的に好きな車窓風景である銭函〜朝里間の海岸線に差しかかってきました。写真は張碓駅を通過するところです。この駅は以前、夏場に海水浴客のために臨時停車していたものですが、現在となっては遊泳禁止となり、さらに線路脇を歩かない限り辿り着くことのできない類稀な駅です。 |
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そして、列車は普通列車でかかる時間よりわずかに早いくらいの時間で小樽に到着しました。到着の前には車掌(ここでは車長というようですが)が鐘を鳴らしながらまもなく小樽に到着することを告げながら歩いてきました。これより先はSLが20パーミル前後の急勾配を多く抱える路線を牽引してゆくわけですが、これまで牽引していたDE15は客車の後ろに取りつけられます。 |
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客車と連結する寸前のDE15です。だいたいはSLの写真を撮ろうとすべく前のほうにいますが、この連結風景を見ようという人はまばらでした。 |