日記

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本(ミステリー中心)の感想とライブ(ジャズ&ロック)の感想が多いです。熱帯魚の飼育日記も兼ねてます。ミステリーの場合にはネタばれもあるので,ご注意下さい。(スタイルシート可の設定のもとでは,ネタばれ部分の文字は見えないようになっています。マウスで選択し反転させると読めます。)

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2005年10月

 だからね。もうね...。しっかりしろって言いたいわけですよ。

10月31日(月)

明日からもう11月。なんとなく真剣みが足りないような気がする今日この頃。しっかりしろ。

今日の寝酒:グロールッシュ。オランダのピルスナーです。すかっとさわやか(?)な感じ。缶だったのが残念ですが。しかし,ここ一週間は休肝日がないですね。まあ一日に飲む量が多くない(330ml前後)とはいえ...。

10月30日(日)

銀座でSさんと待ち合わせ,薩摩豚料理の店に行きました。銀座なんかで食事をするのは初めてなので,高いんじゃないかと思ってましたが,定食も1000円以内でリーズナブル。そういう店もちゃんとあるんですね。どうも山手線の東側は行動圏外なんで,何となく感覚がわかりません。とりあえずお任せ。

今日はお祭りだったようで,銀座周辺も大賑わいでした。数寄屋橋の通りには御輿や山車の行列も。行列のスタートは日比谷公園だったようで,人が多いです(普段はもう少し静かだとのこと)。ミニコンサートもよかったです。木蓮とかいう3人組(韓国の太鼓にb, ds)と南浦和何とかというブルースバンドの演奏を見ました。最後の盛り上がりが見ていて面白かった(中途半端なジャンプもほほえましい感じ)。その後はプランタンでモンブラン(普通の店のとはけっこう違いますね)をいただきました。いろいろと案内していただき,感謝感謝です。

帰りに新宿駅の喫茶店によって,ポール・オースター幽霊たち』を読みました。佐藤友哉『水没ピアノ』に出てくる「ブルーとブラウン...」の元ネタ(引用元)ですね。今月初めに半分ほど読んで,何となくそのままになっていましたが,ようやく読了。時間はかかったけど,主人公の不安が増してくる終盤などは,けっこう面白く読めました。まあ,何を言いたいのかよく分からない話でもあるんですけどね。最後で明らかになる真相は,ああそうかとといったところですが,まあ推理小説じゃないんで。

帰宅後,浦賀和宏を2冊ほど読みました。まず『頭蓋骨の中の楽園』。−−首無し死体となって発見された女子大生。その死と殺害方法は、ミステリ小説の中で予告されていた。そして連続殺人。事件と対峙するのは、笑わぬ男・安藤直樹。彼が微笑む時に明らかになる謎とは。−− 安藤直樹シリーズ3作目。やけに本格ミステリしてきましたね(ラストはともかくも)。どちらかというと,名探偵としての安藤が出した結論は,推理というよりは解釈という感じなんですけど(西澤保彦とかみたいな)。このまま続くのか。・・・と思ったら...。

作中にエキセントリック・オペラの名前が出てきましたが,相良奈美(東京ナミイ )が昔ヴォーカルやっていたユニットですよね。先日東京ナミイ ライブに行ったばかりなので,偶然にしては面白いなと。で,ヨーロッパとかでわりと評判だったらしいですけど,日本での知名度ってどんななの?

ついで『学園祭の悪魔』。−−首なし死体、連続猟奇殺犬事件、そして…。私の周りに「死」が堆積していく。学園祭で出会った笑わない「名探偵」安藤直樹は、すべてを解決してくれるのだろうか? 凄惨。壮絶。そして明かされる事件の真相……−− おいおい!! 時系列的に前作となる『とらわれびと』を抜かして読んでしまったのですが,個人的にはものすごい衝撃です。途中読んでいて,この展開だったら,もしかして一発ネタか! とか考えていたんですがね。最後にもう一度どんでんがえしがあるかとも思ったけどなかったし。さて『とらわれびと』を抜かしたのは吉と出るか凶と出るか。

今夜のビール:アインガー・ブラウヴァイセ。寝酒としてさらにローデンバッハ・クラシック。

10月29日(土)

中野ブロードウェーにて,いろいろと買い物しました。中野駅までは,最近できた京王バスの新路線を利用。小さめのバスで座席は16人ぶんぐらい。狭い裏道を通り抜けていくので,小型のバスとはいえ運転は大変そうです。輸送の効率はちょっと悪そう。

まずはタコシェにて,また口琴を買いました。ハンガリーのドロンプを2つ。

 右がBaby:音程はH(たぶん)。フレームが太いわりには高音が出る印象。弁がかなり柔らかいのが少し気になる。
 左がSuper Micro:音程はD。Microに比べるとフレームがかなり太め。大きさは似たようなモンなんですが。弁が堅めで短いため,連打がしやすいです。

 今までフレームが細い口琴を愛用してきたため,唇の使い方にはしばらく慣れが必要なようです。

明屋書店にて,北森鴻『共犯マジック』・関田涙『七人の迷える騎士』・田中芳樹『海嘯』を購入。関田涙の2作目ははたして...

ついでに衣類とか菓子類とかを購入。中野ブロードウェーにメイド喫茶なるものができたというのは聞いていたのですが,今回初めて発見。横目に眺めながら(客層は外から眺めた感じではわりと普通でしたが...)中野を後にし,阿佐ヶ谷・吉祥寺に。

阿佐ヶ谷にはたまに行く熱帯魚屋がありますが,時間の関係で今回は素通り。かわりに,近くに酒屋があったのを思い出し,八海山泉ビールのペールエールを購入。吉祥寺では駅ビルのワインショップに寄ってみたが,外国の瓶ビールが置いてなかったので,しょうがなしに缶ビールを購入(ワインなんて高級品を買うはずないでしょ)。

ぶぶかで油そばを食べた後,本屋で岡嶋二人『99%の誘拐』・大阪圭吉『銀座幽霊』・鈴木光司『楽園』を購入。こうしてどんどん積ん読本が貯まっていくのでした。

今日の寝酒:ニューキャッスル・ブラウンエール。飲んだのは2回目。色は濃いけれど,苦くないです。

10月28日(金)

新宿の伊勢丹でビールを購入(ニューカッスル・ブラウンエールとイェーバー)。ついでに本屋をうろちょろと。電車で移動中,Sさんより日曜日に昼食のお誘い。一瞬,仕事の依頼かと思ってしまいましたが。楽しみです。

ルブランアルセーヌ・ルパンの冒険』を読了。先日ハヤカワから出たばかりの新訳版です。文章も読みやすいです。いきなり最初の短編からルパンが捕まっちゃったりしてますが。初期の失敗談とか生い立ちが語られる話とかいろいろあって興味深いです。ただ,ミステリーとしてのレベルはそれなりかな。そうそう,シャーロック・ホームズも出てきます(ちょい役ですけれど)。

今日の寝酒:南アフリカのビールであるキャッスル・ラガー。ちょっと甘めの味。

10月27日(木)

東京ナミイ BAND(ゲスト:佳村萌+坂本弘道)のライブに行ってきました。約1年ぶり(前回は11/18)のお帰りなさいライブですね。CD発売記念ライブだった昨年ほどではないですが,まずまずの入り。今日来てた人達は1年に1度のライブに来る固定客と言ってよいんでしょう。

まず前半はゲストとして,佳村萌vo,p+坂本弘道vcの演奏。佳村さんの歌はうまいわけじゃないですが,独特の世界にいつの間にか引き込まれているという感じです(ほめすぎ?)。個人的には‘ほとらぴからっ’でもお馴染みの,タイトル忘れたけど「たった一人か誰でもないかそうでしょ」って歌詞の曲が好きだなあ。というか何より,ここでも坂本さんのグラインダーによる火花が見れるとは!!

しばしの休憩の後,いよいよ東京ナミイ BAND(東京ナミイ vo, 鬼怒無月g, 近藤達郎key, 早川岳晴b, 田中栄二ds)の登場。前回以上に“七色のハイトーンボイス”も調子がよかったような気がしますがどうでしょう。アメリカでも精力的に活動しているのかな。バンドとしても,リハーサルもそれほどできないはずなのにピタッと合わせてしまうのは,やはりプロ集団ですね。よかった曲(というか聴けてよかった曲)は「Alabama Song」とか「Come Together」とか,そっち系かな。「悲しい気持ち」は好きな曲だけど,アルバムには入っていないんですよね(次は入れてほしい)。新曲(「バビロン」だったっけ?)もかっこいいです。MCでの東京ナミイ -鬼怒無月による掛け合いも健在でした。ナミイ さんの衣装が黒だったので,鬼怒さん曰く「佳村さんと比べると妖精と小悪魔という感じですね」「私も前に妖精の衣装をやったことがあります。後ろに白い羽根つけて」「それは妖精じゃなくて天使だろ」。ちなみに次回のライブ(来日)は5月頃予定ということ。

いつものごとく,ライブ後は一風堂でラーメンを食べる。

飲みが足りなかったため,寝酒にピルスナー・ウルケルを。チェコの元祖ピルスナー。一番最初にできたラガー(下面発酵ビール)でもあるんですよね? まあ普通と言えば普通のビールですが,元祖の風格を想像しながら飲むと,プラ何とか効果(笑)により,おいしくいただけます。

10月26日(水)

いろいろと昨夜の始末。写真撮ったり。 気合いが足りないぞ。

今日の寝酒はティママン・ブランシュ。ベルギービールの中でも珍しい,ランビック(自然発酵)によるホワイトビール。コリアンダーとかも使われているようです。やはり酸味が強い。もう2本ぐらい買っておいてもよかったかも。

10月25日(火)

夜,職場でちょっとした騒ぎが発生。衛生管理者としては頭が痛いです。対策を...。

翌朝が早いので,さっさと寝る。寝酒にブリュノー・サンマルタン。少し酸味(ランビックっぽい酸っぱさ)が気になるベルギービール。ちびちびと飲む感じ。

10月24日(月)

いつものように週末で時間がずれるため,案の定,少しだけ寝不足な一日でした。

急に夜が涼しくなったので,ビールも味が濃いめのやつをじっくり飲むのがよいですね。で,寝酒にギネスフォーリン・エクストラ・スタウト。輸出用ということで,アルコール濃度が7.5%と,普通のギネス(4.2%)よりもだいぶ高いです。なぜ輸出用だと高いのかは不明ですが,やっぱり長持ちさせるためですかね。

10月23日(日)

大丸百貨店の「世界の酒フェア」に行ってみました。ワインばっかりでしたが,隅の方にビールコーナーもちゃんとあって,いろいろと売っていました。僕が見たことがなかったのでは,イスラエルのとか,南アフリカのとか。全種類ではないですが,試飲もできます。けっきょく,3本ほど買ってきました。

大丸美術館(百貨店12階)にて,ジョルジュ・ド・キリコ展を観てきました。後期の絵がメインのようです。「不安を与えるミューズたち」のシリーズとかそこらへんです。個人的には,変な建物のある空間に女の子の走る影だけがある絵(タイトル不明)が好きなんだけど,なかったので少し残念です。

寝酒にジャマイカのビールであるレッドストライプを飲みました。最初栓を開けた時の匂いがちょっと独特だなと思いましたが,味の方はまあ普通のラガーのようです。

10月22日(土)

昼より会議あり。夕方より懇親会です。場所は新宿歌舞伎町の居酒屋で,室内に海水魚の水槽がある店でした。出てきた料理(値段相応)はともかくも,なかなか盛り上がって楽しかったです。二次会後,出席者の一人のリックサックが行方不明になりましたが,一次会の店で何とか見つかって一安心です。歩き回った甲斐がありました。しかし,人は多いは道は混み合っているはで,よく迷子にならなかったものです。街に出るとしたら新宿なんですけど,飲屋街はめったに歩き回らないからなぁ。でも,何だかんだ言って,歌舞伎町と新宿駅の間を行ったり来たり‘うろちょろ’するのは,酔っぱらい的には気分がよかったです。秘密だけど。

10月21日(金)

就職の決まったKさん(戸川純・平沢進のファン)がうちの職場に挨拶に来ました。東京にはシンポジウム(講演会?)のため来られたそうです。ご就職,どうもおめでとうございます。僕が言うのもアレですが,とっても期待しています。網走はこれから寒くて大変でしょうが,ご自愛下さい。

天気がいいですね。昼はちょうどいいですが,夜はちょっと涼しすぎる気も。

夕食時,ライズドルフ・ケルシュを飲みました。500mlの瓶だと一人で飲むにはちょっと多いかなという感じだったので,偶然来合わしたY君にお裾分け。まずまず好評。考えてみると昨晩もケルシュでしたね。微妙なんではっきりとは言えないけれど,こっちの方がちょっとだけ酸味が強めな気がするぐらい。酵母の味が効いているのかも(もしくは小麦?)。


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