「さっ、手を外して」
「えっ!?」
シンジは、突然の指示に驚いた。


◇◇◇  リツコの研究  その2  ◇◇◇


ソノ部分の検査は、これまで一度もなかった。
それゆえにシンジは、戸惑っていた。
本当に見せて良いものなのかと...。
「早くその手を外しなさい、測定できないでしょ!」
リツコは、両手で自分の股間を押え込むように隠しているシンジの顔チラリと
見るだけで全くいつもと様子は変わらない。
しかしシンジの方は、ただオロオロとするしかできなかった。

「で、でも・・・」
リツコには、見せるにしても見せらせない。
それがシンジの本音だった。
中学生にもなってソノ部分に今だに毛が生え揃っていない事が、彼を躊躇させ
ている要因である。

「いい事、シンジ君。これも大事な資料になるの、実際にエヴァのコクピット
内でLCLによる・・・」
なかなかソノ部分を見せようとしないシンジに対して、リツコは難しい説明を
始め出した。
彼女の数分間に渡る長い説明の間、それでもシンジはモジモジとするばかりで
ソノ部分を隠しているその手を離そうとはしなかった。

「・・・と言う訳なの、大丈夫、測定結果は、極秘扱いになるから心配しなく
てもいいのよ!」
リツコは、恥ずかしがるシンジにニッコリと微笑んだ。
しかし彼の頭には、彼女の難しい説明など全く意味がなかった。
シンジは、ただ少し遅れ気味の股間の発毛状態だけが気になって仕方がないの
だ。

「わかったら早く手を外して!」
ついに堪えきれなくなって来たのか、それまで優しかった彼女の口調が突然き
びしくなった。
「そ、そんなこと言ったって・・・」
涙ぐむシンジの顔を見たリツコは、やれやれと言った表情でもう一度優しく彼
に語りかけた。

「あなたの体に関する資料は、他人には一切見せないから心配しないで!」
彼の目をしっかりと見詰め、優しく微笑む。
するとシンジの頭が、ようやくコックリと縦に動いた。
「わかりました。でも、早くしてください。・・・恥ずかしいから・・・」
「エライ!、さすがシンジ君ね、エライ、エライ」
リツコは、嬉しくなって彼の頭をまるで幼い子供のように撫ぜていた。
ようやく腹を括ったシンジは、顔を真っ赤に染めて股間に当てた両手をゆっく
りと離していった。

「シンジ君、恥ずかしかったら上を向いていなさい」
「・・・はい」
シンジは、リツコの言葉に従って顔を天井に向けた。
リツコの目は、ランランと輝きながら彼の股間だけを凝視している。

ようやく見る事が出来た彼の股間には、まだ生えかけと見られる細くてしなや
かな陰毛が、まばらにしか存在していなかった。
そしてまだ興奮していないシンジ自身は、自分の親指ほどの大きさである。

『まぁ、かわいい・・・まだ、子供のサイズね・・・それに、まだすっぽりと
皮につつまれているし・・・』
リツコは、上下左右と忙しそうに頭を動かし、あらゆる角度からシンジのソノ
部分を覗き込んでいた。

「シンジ君の大きいわよ」
「そんな、お世辞言わないで下さい・・・」
シンジは、真っ赤になった顔を天井に向けたまま言葉を返した。
「あら、そんな事はないわよ。私は、こうしてみんなの大きさをチェックして
いるんだから」
リツコは、覗き込むだけでさわろうとはしなかった。
しかし本当の所は、さわってみたい。
少年のアレの感触というものを、直にこの手で感じてみたくてたまらないのだ。

だが、今はまだ早すぎる。
下手に手を出して彼に気付かれてしまっては...。
「ほ、本当ですか・・・?」
単純なシンジは、それまで自分のソノ部分を誉められつい嬉しくなりリツコの
顔を見た。

「本当よ、だって私がお世辞を言った事ってある?」
リツコは、平静を装ったままニコリと微笑む。
「いえ、ありません」
「でしょう・・・あっ!、もう少しで終わるから、動かないで」
リツコは、シンジのソノ部分には決してふれないようにスケールを当て、興奮
前の状態の測定を行っていた。

太さや長さはもちろんのこと、ソノ部分にぶら下がっている可愛い二つの木の
実の大きさまでもしっかりと測定していった。
「はい、1回目の測定はこれでよしと」
「1回目?」
「そう、1回目、この後もう一度問診してから2回目の測定を行うわ」
「は、はい・・・」
もうこれで終わったと思っていたシンジは、少し不服そうな声で返事を返し、
全裸のまま患者用の椅子に腰を降ろした。

もうソノ部分をリツコに見られる事に恥ずかしさを感じなくなった彼は、特に
隠そうとはせずに丸出しのまま座っている。
リツコは、シンジ専用のカルテをめくりあげると残っている問診を開始した。
「じゃあ、答えていってね」
「はい」
「包皮はきれいに後退する?」
「包皮?」
シンジの顔は、リツコの問いにキョトンとしていた。
どうやら何の事か分かっていない様子だ。

「包皮が後退?」
シンジは、首を傾げながらリツコに尋ね返して来た。
その表情は、「ボク何のことか分かりません」と語っていた。
「ん〜、シンジ君にわかりやすく説明すると」
リツコは、ボールペンの先で自分の頭を軽くコツコツと叩きながら考えた。
どのように説明すれば、彼に理解してもらえるのか?
彼女の頭の中で、あらゆる単語がフルイにかけられていく。

「おちんちんの皮がペロッて、きれいにめくれるかな?ってことなの」
リツコの口調は、小学生相手の話し方に変わっていた。
「えーっ! そんなことできるんですか?」
シンジは、彼女の答えに身を乗り出して驚いた。
「わ、私はできないわよ・・・女だから・・・」
リツコは、なんだか急に恥ずかしくなり顔を赤らめシンジから顔を背けた。

「で、どうなのシンジ君?」
「わかりません・・・だっておしっこする時とお風呂に入る時以外は、さわら
ないから・・・」
素直に本当の事を答えるシンジ。
リツコは、真剣な眼差しで彼を見つめたままだった。

「じゃあ、ここでめくってくれる?」
真面目なリツコの表情に、シンジはこう答えるしかなかった。
「は、はい・・・」
シンジは、まだ小さく萎んだままの股間の突起物の先端に片手をあてがった。
そして、指先だけでその突起物の先端まで覆っている包皮をつかむと、いとも
簡単に自分の方へと引き寄せた。

ペロッ...。
初々しいピンク色の粘膜が露出した。
『まぁ・・・なんて奇麗なのかしら・・・これからが楽しみね!』
リツコは、ニコニコしながらまだ興奮前のしかも剥き出しのシンジの股間のモ
ノを見ていた。
「うん、大丈夫みたいね!」
リツコは、シンジのそのおいしそうな彼自身を見つめたまま、思わずゴクリと
生唾を飲み込んでしまった。
ふと、このままではいけないと思いながら彼の目をしっかりと見つめさっそく
問診の続きを行う。

「痛くなかった?」
「はい、大丈夫です」
「いいわよ、手を放しても」
「はい」
シンジが余分な包皮をつまんでいる指先を離すと、レロンと簡単に元の状態に
戻ってしまった。
彼の股間のモノは、再び先端まですっぽりと包皮に覆われている。

「二つ目は、ねぇ・・・精通は済んだ?」
リツコの問いに、シンジの表情は、「何のことを言っているのだろう?」と言
う表情をしていた。




SnowLord's Comment

新人太郎さんによるお待ちかねのリツコ×ショタシンジ連載第二弾です。
リツコがシンジを完全に子供扱いしてるなぁ(笑)
シンジは完全に「よわシン」化してますね。
新人太郎さんのシンジは、年齢以上に“何にも知らない”のがうぶでよろしゅうございます(笑)

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