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会の活動日誌と写真紹介(2005年の活動)


会の活動日誌(2005年1月から12月まで)


写真紹介



2005年12月

12月19日(月)

明治学院大学名誉教授29人が「平和憲法の改悪を憂慮する」声明を発表――記者会見を取材しました

 2005年12月19日に、明治学院大学の名誉教授有志が29名も参加して「平和憲法の改悪を憂慮する」声明を発表しました。一つの大学において大学人がこれほど集まって改憲反対の意志表示をしたことは、これまでにない画期的なことです私たち戦争を許さない市民の会はこの記者会見を取材しました。
 明治学院大学白金キャンパスでおこなわれた記者会見には、「朝日新聞」や「クリスチャン新聞」などのメディア関係者や明治学院大学の教員・学生そして市民など約20名が参加しました。
 はじめに、司会の加山久夫氏(名誉教授有志事務局)が、敗戦後60年をへて「平和憲法がもっとも危険で試練のときをむかえている今こそ、小さな声でも、一緒にあげていくためにこの声明を出すことにしました」と、この声明にこめた決意を明らかにしました。つづいて、代表の森井眞氏が声明を発表するにあたっての見解を述べ、野口明子氏が「平和憲法の改悪を憂慮する」声明を読み上げました。
 つづく質疑応答のなかで、加山氏や森井氏そして清水徹氏ら多くの方が、「あの暗黒の歴史を絶対に繰り返さないために、まだ声を出せるあいだに、できるだけ多くの人に訴えていきたい」「ささやかでも一石を投じることになることを願っています」「数年がかりの闘いになるでしょうが、ねばり強く頑張っていきたい」と訴え、参加者の共感をよびました。

 
声明を発表するにあたっての森井眞氏の発言へ
「平和憲法の改悪を憂慮する」声明へ


12月3日(土)

教育基本法・憲法の改悪をとめよう! 12・3全国集会に参加しました

 12月3日(土)に東京・日比谷野外音楽堂で、「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」の主催で開催された「12・3全国集会」に3500人が参加し、教育基本法の改悪反対!憲法改悪反対!を力強くアピールしました。
 寒いなかを、教育現場で困難なたたかいをすすめている労働者をはじめ労働者・市民・学生が全国から参加しました。集会では、4人の呼びかけ人と日の丸・君が代の強制に反対してたたかい処分を受けた教育労働者などが次々と発言しました。教育基本法の改悪は、「愛国心」教育を強制し、「戦争する国家」づくりのためであり、憲法改悪と一体の攻撃であることが鮮明にされるとともに、たたかいの強化が呼びかけられました。
 呼びかけ人のひとりである高橋哲哉さんは、作家・高見順が60年前の敗戦直後に書いた日記を紹介しながら、わたしたちが享受している「精神の自由」は与えられたものでしかなく、今こそみずからの手でかちとるためにたちあがろうと呼びかけました。
 集会後は、銀座・東京駅を経由し、常盤橋公園までのデモ行進をおこない、沿道の人々に「教育基本法の改悪反対!」「日の丸・君が代の押しつけ反対!」「憲法改悪反対!」「日米安保の強化反対!」などを力一杯アピールしました。
記者会見する森井 眞・野口明子・加山久夫の
三氏(左から)
参加者からの質問や発言があいつぎ活発に意見交換
(写真上二枚、2005年12月19日、明治学院大学)

12月3日
東京・日比谷野外音楽堂

2005年10月


10月21日(金)

米軍基地をなくそう! 10・21国際反戦反基地集会に参加しました
    

 
10月21日(金)、10・21国際反戦反基地集会実行委員会の主催で「米軍基地をなくそう! 10・21国際反戦反基地集会」が開催されました。会場の日比谷野外大音楽堂が一杯になる5000人の労働者・市民・学生が参加し大きな盛り上がりをみました。
 
集会では市民団体や政党、そして韓国・グアム・フィリピン・オーストラリアの各地で米軍基地反対闘争をたたかっている海外代表および東京・沖縄で反基地闘争をたたかう平和運動センターの代表があいさつし、米軍トランスフォーメーションによる日本とアジア各国の米軍基地のいっそうの強化による軍事的緊張の高まりへの危機感とアメリカ・ブッシュ政権への怒りが表明されました。また総選挙での圧勝におごり高ぶる小泉政権の憲法改悪の策動への強い危機感が表明されました。最後に、全員が立ち上がり、海外からの代表がそれぞれの母国語であげるシュプレヒコールに呼応し、連帯のきずなを強め、さらに国際連帯を強化しようと呼びかけました。

 
集会後は銀座・東京駅をへて常盤橋公園までのデモ行進が行われ、「米軍のトランスフォーメーションに反対しよう!」「日米安保の強化に反対しよう!」「アメリカのイラク占領反対! 自衛隊は即時撤退せよ!」「憲法改悪反対!」「小泉政権の暗黒政治を許すな!」などと道行く人々に元気よくアピールしました。


10月17日(月) 

会の名称を変更しました

 名称変更のお知らせ
 私たちの会は、2001年の秋に、9・11事件を契機にアメリカが強行したアフガニスタンへの報復戦争に反対するという趣旨で「報復戦争に反対する会」という名称をつけて発足しました。会の名称には、単純に「テロにも報復戦争にも反対」と同列に並べるのではなく、いわゆるテロについては、それが引き起こされる背景に目を向けるべきであり、テロの原因をもつくっている超大国アメリカが無差別の殺戮をほしいままにする報復戦争には絶対反対である、という発足時の共同代表の意志が含意されており、その後もそれを引き継いでまいりました。
 2003年に、アメリカのイラクへの侵略が開始され、これへの自衛隊の陸上派遣までもがなされる中で、イラク反戦の運動が中心になりましたが、このイラク戦争は「報復」でも何でもなくアメリカの侵略そのものです。「報復戦争に反対する会」という名称では趣旨が伝わりにくいという事情を考慮し、このさい会の名称を「戦争を許さない市民の会」に変更することにいたしました。
2005年10月17日  
戦争を許さない市民の会  
 共同代表:池田龍雄 土屋公献 森井 眞

 
10月13日(木) 

「共謀罪に反対する・緊急市民集会」に参加しました

 「共謀罪」の新設を盛り込んだ組織犯罪処罰法などの「改正案」が10月14日の衆院法務委員会で審議入りするのを前に、日本弁護士連合会が10月13日(木)、弁護士会館クレオで、緊急集会を開催し、市民・労働者・学生など200人が参加しました。
 中村順英日弁連副会長(共謀罪等立法対策ワーキンググループ座長)は、「共謀罪は、『行為』がなくても、悪いやつははじめから処罰するとして、思想処罰に限りなく近づこうとしている。これは近代刑法の原則を根本から逸脱する。成立を阻止するために全力をあげよう」と呼びかけました。基調報告の後、衆参の国会議員、労働組合や市民団体の代表の決意表明などがおこなわれ、反対運動を強めていくことを確認しあいました。


10月10日(月・祝) 

憲法改悪阻止! イラク占領反対! 10・10の大集会」 に参加しました

 10月10日(月)、九段会館ホールで、当会共同代表の3人をはじめ9人の方が呼びかけ発起人となって「憲法改悪阻止! イラク占領反対! 10・10怒りの大集会」が開催されました。1080人が参加し、改憲阻止をはじめイラク占領反対、小泉政権の暗黒政治反対などを誓いあう熱気あふれる集会になりました。
10月21日
東京・日比谷野外大音楽堂
10月13日
東京・弁護士会館クレオ

2005年9月


9月24日(土)

世界中がイラク反戦 世界の人々とともに STOP THE WAR WORLD PEACE NOW 9.24に参加しました
       
 9月24日の全世界のイラク反戦共同行動に合わせて、東京では坂本町公園を会場に午後1時半から「世界中がイラク反戦 世界の人々とともに STOP THE WAR WORLD PEACE NOW 9.24」が開催されました。あいにくの雨のなかを多くの市民・労働者が参加しました。
 集会では、イギリスやアメリカの反戦団体からの連帯のメッセージが紹介されました。集会後に、東京駅、数寄屋橋をへて、日比谷公園までのデモ行進をおこないました。

 

9月11日(日
9・11BE-IN +WORLD PEACE NOWパレードに参加しました

 9月11日、2001年9・11事件から4年目の日に、9・11BE-IN +WORLD PEACE NOWパレードが東京・明治公園で開催されました。
 雷をともなう激しい雨が降り、集会が中断するというハプニングもありましたが、1000人が参加しました。豪雨にもめげず、明治公園から原宿・表参道の繁華街を、元気よくデモ行進し、「アメリカのイラク占領反対! 自衛隊は直ちに撤退しろ! ブッシュに追随する小泉政権糾弾! 憲法改悪反対!」をアピールしました。

9月24日
東京・坂本町公園
9月11日
東京・明治公園
2005年6月

6月8日
(水

憲法改悪のための国民投票法案反対、市民と国会議員の院内集会に参加しました

 6月8日(水)午後、衆議院第2議員会館第1会議室で「憲法改悪のための国民投票法案反対、市民と国会議員の院内集会」が開催されました。
 社民党・民主党・共産党・無所属の国会議員からの国会報告や「フォーラム平和・人権・環境」と「GPPAC Japan」の代表からアピールがありました。
 ゲストとして臺宏士さん(毎日新聞記者)が、「メディア規制の角度から見る国民投票法案」と題して発言し、「政府・与党の国民投票法案は、表現の自由をうたった憲法21条の規定に照らしたら多くの問題がある。チラシまき逮捕などの言論弾圧は、小林多喜二が『一九二八年三月十五日』で描いた状況を彷彿とさせる」とその危険性を訴えました。
 国民投票法案と国会法改定案の国会上程に反対しましょう。


6月5日(日

 
当会共同代表をはじめ8人の方が呼びかけ発起人となって開催された
「憲法改悪阻止! イラク占領反対! 6・5怒りの大集会」に参加しました

 6月5日(日)午後、中央会館ホールで「憲法改悪阻止! イラク占領反対! 6・5怒りの大集会」が開催され、労働者・学生・市民1050人が集まりました。
 集会は、土屋公献さんが主催者を代表してあいさつし「国家が国民を縛る憲法の改悪を絶対に阻止しましょう」と訴えました。つづいて、高作正博さん(琉球大学法科大学院助教授)が「改憲案を撃つ」と題して講演し、改憲の核心的な狙いが九条を改悪して「集団的自衛権の行使を合憲化」することにあることを明らかにしました。 
 憲法改悪に反対する労働組合からのアピールの後、崔善愛さんがショパンの「革命」をピアノ演奏し、平和の大切さを訴えました。休憩後に、学生たちの寸劇(「えっ…ここは改憲後の世界?!」)が上演され、笑いをさそうとともに、改憲の恐ろしさがわかりやすく浮き彫りにされました。
 リレー発言では、マスコミ九条の会の仲築間卓蔵さんらが憲法改悪反対の決意を思い思いに力強くあきらかにしました。集会アピール採択ののち、森井眞さんが閉会のあいさつで「アジアの人々、占領下にあるイラクの人々、世界中の人間を愛する人々と連帯して闘いましょう」と呼びかけました。
 各発言者の力強いアピールに、集会参加者も熱心に聞き入り、大きなな拍手で応えました。

 ロビーでは、池田龍雄さんの絵の展示や橋本勝さんのイラスト展示と紙芝居などが行われ、休憩時間に多くの参加者が熱心に見入っていました。
6月8日
衆議院第2議員会館

6月5日
東京・中央会館ホール

2005年5月

5月27日(金

「有事法を発動させない!憲法9条改悪に反対する5・27集会に参加しました

 5月27日(金)、日比谷野外音楽堂で、「有事法を発動させない!憲法9条改悪に反対する5・27集会」(陸・海・空・港湾労組二〇団体などによる集会実行委員会主催)開催されました。労働者・学生・市民2400人が参加しました。
 集会では「平和をつくりだす宗教者ネット」の石川勇吉さんが開会あいさつ。続いて東京大学教授の小森陽一さんが「体を張って運動を作っていこう」と訴えました。各界からマスコミ九条の会の仲築間卓蔵さんや日本民間放送労働組合連合会の代表らが発言しました。政党では社民党の福島瑞穂さん、共産党の小池晃さんがあいさつしました。
 労働組合の決意表明では、実行委員会参加の労組代表が掲げる組合旗をバックに全日本海員組合の藤沢洋二副組合長が「ナショナルセンターの違いを超えて、憲法9条改悪反対のためにたたかおう」と力強い檄を飛ばし、ひときわ大きな拍手と歓声があがりました。
 集会後は、銀座を通って常盤橋公園までデモ行進し、「有事法の発動を許すな!」「憲法改悪反対!」をアピールしました。
 


5月7日
(土


「教育基本法をとめよう!5・7全国集会
に参加しました


 5月7日(土)、代々木公園で「教育基本法の改悪をとめよう!全国集会」(教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会主催)が開催され、日教組や全教など労働組合のナショナルセンターの違いをこえて全国から労働者や市民・学生5500人が参加しました。
 午後2時からの本集会では、「日の丸・君が代」強制反対の意思表示をして東京都教育委員会から不当な処分を受けた被処分者の代表が不屈にたたかい続ける決意を表明して、大きな拍手を浴びました。また呼びかけ人の大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子4氏がそれぞれ発言。高橋哲哉さんは魯迅の『狂人日記』を引き、「今の社会は、魯迅が指摘した、人が人を食って生き延びようとする社会と同じではないか。私たちも人を・子どもを食べて生きているのではないかと自問しつつ、子どもを救おう」と呼びかけました。
 集会後は、渋谷駅前を通って宮下公園までのデモ行進をして「教育基本法の改悪反対!」「憲法改悪反対!」をアピールしました。




5月3日
(火


 「9条を守る大きなうねりを! とめよう憲法改悪 5・3憲法集会」に参加しました


 憲法記念日の5月3日(火)の午後、日比谷公会堂で「9条を守る大きなうねりを! とめよう憲法改悪 5・3憲法集会」(実行委員会主催)が開催されました。政府与党が、民主党を巻き込んで憲法改悪のための国民投票法案の国会上程を目論むなど憲法改悪反対のたたかいにとって風雲急を告げる緊迫した情勢の中、労働者・市民・学生など5000人が参加しました。
 市民団体や政党の代表の決意表明や作家・学者らの講演がおこなわれ、それぞれ憲法改悪の攻撃への危機感と闘いの決意が述べられました。集会の後、銀座から常盤橋公園までのデモ行進を行いました。
 この日の行動に対して、右翼団体が宣伝カーを数十台も乗りつけ、集会とデモを妨害しました。数寄屋橋交差点ではデモ隊のシュプレヒコールを完全にうち消すほどの大音量でがなり立て、デモ行進への妨害をほしいままにしました。警察は、これらの右翼団体の行為をまともに規制せず、おおむね見て見ぬふりでした。右翼団体の妨害は憲法改悪反対の運動を破壊するために改憲勢力がさし向けてきたものといえます。参加者は、こうした挑発を許すことなく、この日の行動を成功させました。

5月27日
東京・日比谷野外音楽堂
5月27日
銀座をデモ行進

5月7日
東京・代々木公園

5月3日東京・日比谷公会堂前
デモの出発を待つ参加者たち

2005年4月


4月14日
(木


「憲法調査会最終報告書に異議あり! 私たちは憲法改悪を許さない! 4・14緊急院内集会」に参加しました

 4月14日(水)午後、衆議院第1議員会館で「憲法調査会最終報告書に異議あり! 私たちは憲法改悪を許さない! 4・14緊急院内集会」が2005年5・3憲法集会実委員会の呼びかけのもとに開催され、労働者・市民など130人が参加しました。
 集会では、二人の国会議員から衆議院の憲法調査会で、反対の声を押し切って、改憲につながる調査報告書が提出され採決が強行されようとしていることが報告されました。
 そして5・3憲法集会実行委員会の参加団体の代表が次々と抗議の意志を明らかにし、改憲反対のために力を合わせてがんばろうと訴えました。



4月6日(水

改憲のための国民投票法案に反対する4・6昼休みデモに参加しました

 
4月6日(水)正午、2005年5・3憲法集会実行委員会と弁護士法律家団体の呼びかけで、国民投票法案反対の昼休みデモが行われ、労働者・市民など約250人が参加ました。 
 デモに先立ち、5・3憲法集会実行委員会の代表と弁護士団体の代表は、自民党と公明党が昨年11月に合意した「国民投票法案」にはさまざまな問題点があることを明らかにするとともに、改憲への一里塚となる「国民投票法案」の国会提出を阻止するために運動を強化しようとアピールしました。
 日比谷公園からスタートして、国会前から衆議院と参議院の議員面会所前を通って、旧永田町小学校前まで、デモ行進し、「改憲のための国民投票法案反対!」をアピールしました。

4月14日
衆議院第1議員会館

4月6日 国会前
改憲のための国民投票反対
昼休みデモ
2005年3月



3月29日(火

「憲法委員会」設置と国民投票法案に反対する3・29院内集会に参加しました

 3月29日(火)午後、参議院議員会館第1会議室で、「『憲法』を愛する女性ネット」などの呼びかけで院内集会が開催され、労働者・市民・弁護士・国会議員など120人が参加しました。日弁連憲法委員会からの報告、国会議員、労組、市民団体の代表からの発言・決意表明が行われました。
 報告や発言では、衆参両院の憲法調査会が調査報告書のとりまとめに入ったが、その報告書の内容が「改憲が多数意見」とされようとしていることが、指摘されました。
 また、自民・公明が用意している「国民投票法案」では、改正条項の可否を問うのに個別投票ではなく一括投票方式を狙っていること、「過半数の賛成」の基準が著しく緩和されていること、さらにマスコミの報道を押さえたり労働者・市民の改憲反対の運動を規制し処罰するなど数々の問題点があることが明らかにされました。参加者全員でこの法案の国会上程を許さない運動を強めていくことを確認しました。



3月20日(日

6000人が参加し、反戦の熱気で盛り上がる

「いまこそ平和を守るとき 国際共同行動3・20集会」
に参加しました
 3月20日(日)午後、日比谷公園野外音楽堂で、陸・海・空・港湾労組20団体の呼びかけでつくられた実行委員会が主催して「いまこそ平和を守るとき 国際共同行動3・20集会」が開催されました。会場を埋めつくす6000人が参加し、反戦平和の熱気で盛り上がりました。
 集会では労働組合や政党、市民団体の代表などが決意表明しました。20労組を代表して航空安全推進連絡会議議長の大野則行さんは「20労組は、平和・安全・安心で働けるよう要求します。そのために労働組合の幅広い連帯をつくりましょう」と呼びかけました。日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)議長の美浦克教さんは、「情報統制は始まっています。報道の自由がなくなったときに戦争になります。私たちは、戦争をやめさせるためにこそ、ペンやマイクをとり、輪転機をまわします。憲法改悪を絶対に阻止しましょう」と訴えました。
 また、イラク人のハッサン・アリー・ハッサン・アボットさんから米占領軍の暴虐を告発する現地報告がありました。前レバノン大使天木直人さんや映画監督の神山征二郎さんらがあいさつし、アメリカのイラク占領反対、自衛隊の撤退、有事法反対、憲法改悪反対などを訴えました。
 報復戦争に反対する会は、デモ行進に先立って独自の集会を開催しました。土屋公献共同代表は「世界でも誇るべき日本国憲法を今変えようなどというのは実にもったいないことです。『テロは悪である。だから退治する』というのが戦争の名目ですが、しかし『テロ』は場合によっては百姓一揆と同じです。『テロ』の原因を探り、それをなくすことこそが世界平和への道です。力を合わせて改憲を阻止するためにがんばりましょう」と檄を発しました。続いて田代国次郎さん(立正大学教授)、工藤英三さん(前創価大学教授)らがそれぞれの立場から、イラク占領反対、改憲阻止の熱い思いを語りました。
 集会後、銀座から東京駅を通って常盤橋公園までのデモ行進をおこないました。「イラク占領反対!」「自衛隊は直ちに撤退しろ!」「有事法制反対!」「憲法改悪絶対反対!」「日の丸・君が代の強制反対!」などを、沿道の市民にアピールしました。
 この日の行動に対して、右翼団体が宣伝カー数台を乗りつけ大声でわめき散らすなどの妨害をおこなってき
ました。これは反戦平和・改憲反対のたたかいを破壊するために権力がさし向けてきたものといえます。参加者は、こうした挑発を許すことなく、この日の行動を成功させました。


 
 

3月19日(土)
「ワールド・ピース・ナウ3・19」に参加しました
 
 3月19日(土)午後、日比谷公園の野外音楽堂および郷土の森の二つの会場で、ワールド・ピース・ナウ3・19が開催され合わせて4500人が参加しました。
 
日比谷公園野外音楽堂での集会では、フリージャーナリストの安田純平さんらが発言し、イラクで民主化運動をとりくんでいるアル・バハードリーさんは、「アメリカ軍が撤退しない限り、イラクに平和もたらすことはできない。自衛隊もすぐに撤退してほしい」と訴えました。
 集会後は、銀座コースを常盤橋公園まで約3キロをデモ行進して「アメリカのイラク占領反対!」や「自衛隊の即時撤退!」「憲法改悪に反対しよう!」などをアピールしました。


3月12日(土)

陸・海・空・港湾労組20団体主催の
3・12「“いまこそ平和を”憲法学習会」〔私たちの仕事と日本国憲法・有事法制――何が計画されているのか〕に参加しました
 

 3月12日(土)、全日本海員組合の大会議室で、陸・海・空・港湾労組20団体が主催して憲法学習会が開催され、約150人が参加しました。
 開会あいさつに立った三尾日本海員組合政策教宣局長は、「憲法改悪は、人がおこす大災害です。再び私たちが何もかも失ってしまいかねない事態が進行しています。平和を求めていく活動の一環として何をやらなければならないか、ともに考え、たたかってまいりましょう」と訴えました。
 講演の奥平康弘さん(九条の会呼びかけ人)は「九条の改悪を許すということは、単に軍備の問題にとどらず、文化、伝統、歴史などすべてのことにはねかえる。個別的自衛権はいいのではないかというのはきわめて危険。改憲反対のために、まさに文化闘争として、共同戦線、統一戦線を組んでたたかっていきましょう」
と述べました。
 内田雅敏さん(弁護士)は「法律をつくったものが法律を守らない現状で、九条の改悪を許したら歯止めがないことは明らか。今こそ、憲法の前文の精神を生かし、たたかいましょう。私たちは少数派ではありません」と呼びかけました。
 大野航空安全推進連絡会議議長は、閉会あいさつの中で「講演を聴いて、改憲の攻撃は国民の意識を変えることでもあると学びました。今国防の義務を果たすために安全でないところに労働者が行かされようとしている。この勢力に対し、平和に生きる権利を守るためにたたかっていきたい」と決意を表明しました。

3月29日
参議院議員会館

3月20日
東京・日比谷公園野外音楽堂
会場を埋め尽くす6000人が参加
とどろくシュプレヒコール
独自集会であいさつする
土屋公献共同代表
銀座をデモ行進
デモの先頭に横幕を掲げて

3月19日
日比谷公園野外音楽堂
銀座をデモ行進

3月12日
全日本海員組合大会議室
講演する奥平康弘さん


2005年2月


2月17日
(木

憲法労組連集会
「輝け平和憲法! 守ろういのち・人権・9条 
職場から発言する
に参加しました

 憲法改悪反対労組連絡会が主催し、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)が協賛して、「輝け平和憲法! 守ろういのち・人権・9条 職場から発言する」集会が、2月17日(木)に豊島公会堂で開催されました。集会には加盟労組の組合員をはじめ600人が参加しました。
 美浦克教・新聞労連委員長の司会のもとに、航空連の内田妙子議長の主催者あいさつにつづいて、「九条の会」小森陽一事務局長が連帯あいさつを、
MIC井戸秀明事務局長が協賛のあいさつをおこないました。
 「改憲論の流れと職場で考える憲法」と題して藤森研・朝日新聞編集委員が講演をおこないました。最後に「職場からの報告〜わたしたちの仕事と憲法」をテーマに各単組・団体の代表による報告と決意表明がおこなわれ、改憲反対の運動を職場からつくりだすことを集会参加者全体で確認しました。

2月17日
東京・豊島公会堂

2005年1月


1月21日(金

「改憲国会にさせないための院内集会(通常国会開会日)
に参加しました

 1月21日に、6月19日までの予定で通常国会が開会しました。今国会は、憲法改悪のための「国民投票法案」と「国会法改正案」の上程が予定されるなど、改憲阻止のたたかいにとってたいへん重要な国会です。
 1月21日午後2時半から衆議院第二議員会館第一会議室で、2005年5・3憲法集会実行委員会が主催して、「改憲国会にさせない―行動のうねりを」作り出すための、院内集会が開催されました。集会には、労働者・市民や国会議員など130人が集まりました。
 発言者の一人西野瑠美子さん(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)は、「NHKの番組への政治介入の問題が、『朝日新聞の報道の問題』にすりかえられている。憲法を守る立場からも、報道への政治介入を許してはいけません」と述べました。
 また、陸・海・空・港湾労組20団体を代表して玉田雅也さん(全国港湾事務局次長)が「20労組は、改憲反対の一点で共同してたたかっていきたい。労働組合が今立ち上げることが、いかに大切かを痛感している。NHKの報道の問題は言論弾圧であり、まさに戦前、ファシズムの前夜を思わせる。労働組合の先輩たちが戦争にかりたてられ殺されていった歴史をくりかえさないためにがんばりたい」と、力強い決意を明らかにしました。


1月20日(木


「ブッシュ大統領の就任式に、イラクからの撤退を要求するアメリカ大使館行動」に参加しました

 ブッシュ大統領の二期目の就任式のこの日にあわせて、WORLD PEACE NOWの呼びかけで、アメリカ軍のイラクからの撤退を要求するアメリカ大使館行動が開催されました。
 午後6時からの行動には、アメリカ大使館近くの虎ノ門JTビル前に約150人が集まり、「アメリカのイラク占領反対! イラクの人々を殺すな! 自衛隊はイラクから撤退しろ!」などをアピールしました。
 参加者全員で、ブッシュ大統領への要請書を採択しました。しかし警察当局は不当にも、大使館前への移動を機動隊を使って暴力的に阻止しました。やむなく要請書は、代表団がアメリカ大使館職員に手渡しました。反戦平和の運動にたいする弾圧をエスカレートする警察に、参加者は怒りを新たにしました。
1月21日
衆議院第二議員会館

1月20日
東京・虎ノ門JTビル前