香りの分類 |
香りの特徴・解説 |
代表品種 |
Damask
Classic
ダマスク・クラシック |
ダマスクの甘い香りとガリカの華やかな香りが混在する香り、一般的な薔薇の香水はこれに近い。
香水の原料として使われるのはRosa damascena(ロサ ダマスセナ) Rosa centifolia(ロサ センティフォーリア)類の品種の数種のみが使われている。 |
芳純 春芳 セシルブルナー エナ・ハークネス コンパッション ザ・プリンス ウィリアムシェイクスピア L. D.ブレイスウェイト ザ・ダークレディー ジャックカルティエ |
Damask
Modern
ダマスク・モダン |
クラシックよりも更に華やかさをました情熱的で濃厚な香り。 |
パパ・メイアン ネージュパルファム シークレット サーモンゴジャール ピルグリム ガードルートジュキル イントゥリーグ アンバークィーン |
Tea
ティー |
現代の一般的な薔薇であるハイブリットティー、その祖であるティーローズの特長的な香り。紅茶に似た洗練された上品な香りがするのでこの名がある。 その香りの源は原種の大花香バラ(Rosa.gigantea)から来ています。
大花香バラとは・・・
ヒマラヤ山脈の麓、標高1000〜1500m.のインド、ミャンマーと中国(雲南)のあたりに自生するバラの原種で、つるばらのように20m.を超える木々にその鉤形のトゲを使って絡み付いて成長します 花はクリームから黄色で直径10p〜15p、大きな花を咲かせるのでgigantea(巨大な)と名付けられています
花弁の端が反り返るようにカールし剣先のように尖るその形質は現代バラに受け継がれて剣弁咲高芯きとなり、清々しいその香りは現代バラの祖先のティーローズに受け継がれています
このように現在のバラにとって非常に重要な要素を持っている原種ハラですが、更に詳しく知りたい方は↓こちらのリンクをどうぞ 解説リンク(英語)
解説と図版(日本語)
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レディヒリンドン ロイヤルハイネス グラハムトーマス イングリッシュガーデン ジェーンオースチン スゥイートジュリエット
青空
青龍
オンディーナ
レトランジェ
エミネンズ |
Fruity
フルーティー |
ダマスク・クラシックとティーの香りが混在した果物に似た香り。りんごや桃などの果物に似た香りがするもの、オレンジの香りもある。
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ダブルデライト ドゥフトボルケ チャールズオースチン ヘリテージ アブラハムダービー エブリン フレグラントプラム ブルームーン
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Spicy
スパイシー |
ダマスク・クラシックにスパイスであるクローブ(丁字香)の混合、爽やかさとスパイスの刺激的な印象を併せ持つ
日本原産のバラに見られる特徴的な香りです。 |
ハマナス ライラックローズ ムーンシャドウ バフビューティー ペルディータ スブニールド・ラ・マルメゾン
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Blue
ブルー |
藤紫の薔薇に多く似られる特異的な香り、ダマスク・モダンとティーの香りが混在する。華やかさと爽快感を併せ持つ
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ブルーシャトー シャルルドゴール ブルーパルファン ブルーリバー ショッキングブルー ベンムーン
SterlingSilver
わたらせ
藤娘 |
Myrrh
ミルラ(没薬) |
近年登場した、イングリッシュローズの幾つかに見られる特徴的な香りです。正確にはスパイシーに分類されますが、ここでは別に取り上げました
ミルラ(没薬)とは・・
中東に生育する低木。この木の樹脂から抽出されたオイル、ミルラは、鎮静 消炎 収れん 抗菌
作用があり、清めや美化の儀式において聖油や埋葬のために使われる。古代エジプトなどで、ミイラの防腐剤として利用。 |
ジュードジオブスキュア セントセシリア コンスタンス サプライ ワイフオブバス グラミスキャッスル
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