幻燈舎映画は東京で活動するオフシアター映画の製作チームです。京都・立命館大学で自主映画の製作活動を行っていた映像作家の伴野智が在学中の1993年に結成したもので、現在までに9作品を製作・上映しています。結成当初はビデオによる製作でしたが、1996年にフィルムによる製作に転換しました。8mm、16mm、35mmによる作品製作の実績があります。2001年1月に大阪から東京へ活動の場を移しました。

「マリア」(1997年製作・12分・監督:伴野 智)は日本の若手芸術家を支援するキリン・コンテンポラリー・アワード’97で奨励賞を受賞。キリンアートスペース原宿(東京)・キリンプラザ大阪(大阪)でおよそ2か月に渡り公開された後、みちのく国際ミステリー映画祭’98(岩手)、プラネット映画祭’98(大阪)など全国各地の映画祭で上映。異色の自主映画として高く評価されました。

「山田君ノ布団」(1998年製作・36分・原作:つげ義春・監督:伴野智)はキリン・コンテンポラリー・アワード・フィルムフェスティバル’98で初公開され、キリンプラザ大阪(大阪)でおよそ1ヶ月にわたり公開。また、日本を代表する国際映画祭のひとつゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭’99(北海道)のファンタスティック・オフシアター・コンペティションでグランプリ・ノミネートされました。その後全国の映画祭で上映。

「トトオ」(2002年製作・33分・監督:伴野 智)は、東京へ移転後の初公開作品です。16mmフィルムによる作品で、3年間かけて製作しています。映像のインディーズレーベル“12の眼”が主催する作家別上映会(東京)で初公開。富士写真フィルムが主催するフィルム・ラバーズフェスタ2002U(東京)で招待上映、第5回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭(長野)短編映画部門優秀賞を受賞、若手映画作家を支援する第3回TAMA NEW WAVE(東京)にグランプリ・ノミネート、盛岡自主制作映画祭MOVIN'3(岩手)で招待上映。今後も積極的に上映活動を行います。

「人生喫茶とほほ」(2002年製作・16分・監督:伴野 智)は、自主映画にもかかわらず35mmフィルムで製作に挑戦した短編作品です。竹中直人さん、篠原ともえさん、村上淳さんがボランティアで出演しました。第18回あきる野映画祭(東京)で初公開。富士写真フィルムが主催するフィルム・ラバーズフェスタ2002U(東京)で招待上映。多数のボランティアスタッフが参加しています。

 

■幻燈舎映画代表 伴野 智(ばんの さとる)1973年2月20日生まれ 大阪府出身 立命館大学卒業 映像ディレクター 川崎市在住 

大学在学中にドキュメンタリー映画に興味を抱き、独学で映像製作活動をはじめる。93年に幻燈舎を結成。現在、東京でテレビディレクターとしてドキュメンタリーなどを手がけながら、自主製作でも作品を発表しつづける若手映像作家。

 

お問い合わせ TEL044-861-1752 川崎市宮前区神木本町5-14-8-301
Copyright (c)2000-2002 Gentosha Film All Rights Reserved