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目次-更新履歴-6月上旬
2000年6月上旬の更新履歴

6/1 ガングロになってしまうのか?

ここんとこ、雨が続いている。時々晴れると気温が30度を超えたとかいうニュースが飛び込んでくる。この時期の天気は不安定なのだ。

編集長の俺、Binちゃんは元もと色黒なのだが、近年色黒になる時期が早まっているのではと思うのだ。体感的に。

昔はしつこいほどにいわれていた「オゾン層の穴が広がっている!」という説は本当なのではないのかと思う。「ガングロギャル」が流行っているのも、全然関係ないこともないはずだ。美的センスからいっても理解不能なあの流行。何なんだろう?「ヤマンバギャル」など、何をお手本にして流行が発展していったのかはわからない。

しかし何かが流行するには何らかの無意識的な「あこがれ」なんかが根底にあると思うのだ。そのあこがれの元はどこにあるんだろうか?
「紫外線がきつくなった21世紀を先取り!」
ってなところじゃないか?無意識的な理由は。全地球的なこの紫外線の強さに無意識的に反発するために、あるものはさらに肌の色を黒くしようとし、あるものは美白にこだわる。紫外線に対するささやかな抵抗なのではないか、人間の。

これから先の女の子は「ガングロ系」と「美白系」にキッチリ分かれていくのだろう。ますます強くなっていくであろう、紫外線。人間には止めることは出来ないのか?そんな環境に対する適応としての流行なのだろうか?ちなみに編集長は「松崎しげる」系である。
6/2 そりゃ太るわな。

編集長のBinちゃん、ちょっと痩せてきたのだ。面倒くさいとあんまりご飯を食べなかったりするので、自然と痩せてきたのだ。ある時自分で腰に手をあてたとき、「あ、痩せてる!」と思ったのだ。やっぱ、あんまりメシを食わないと痩せるモンなんだな。

話をタイトルに戻す。最近気が付いたこと。バイト先のコンビニで夜中に働いていると、太っている人ほど「お前、そりゃ太るよ?」ってなぐらいに買い物をしているのだ。

夜中に間食する習慣があると、かなりの確率で肥満になるというのを読んだことがある。ごく当たり前の話なのだが、目の前のお客さんがプリンやらケーキやら炭酸飲料などを買い物していると、「大丈夫かよ?」とお節介ながらも思ってしまうのだ。

習慣って恐ろしいものでなかなか自覚症状に現れにくいのだ。少しずつ増えていく間食は、最初は大丈夫だと思っていても後々にエラいことになるのだ。で、気が付いても直せない。長くに渡って蓄積された習慣というのは、それを直すには同じくらいの期間をかけて根気強く変えていかないといけない。

遅刻癖、サボり癖、居眠り癖。これらのモノもいったん身に付いてしまうとなかなか直すのがむずかしい。かくゆう、我が輩もバイト中の居眠り癖を直すのに一苦労しました。

誰もが「こうだったら良いのになぁ!」という夢をうち砕くもの。それは他人のせいではなく、何かの事件でもなく、自分自身の中で築いた「習慣」のせいだったりします。

ちょっとずつの間食を止めればこれ以上太ることはないし、日々の練習をサボらなければギターだって上手くなるかもしれません。と自分に言い聞かせながら、サボり癖を直そうと思った今日この頃です。掃除をサボって早2ヶ月。部屋、エライことになってます。
6/3 編集長、万引き捕まえる。

いやはや。昨日の夜の出来事である。バイト先のコンビニが忙しく、懸命に働いていた。その目の前を挙動不審のオッサンがブツクサつぶやくようにして店を出ていったのだ。

変な人の宝庫といってもいいくらいに、普段からおかしな人が多い店なので、その時はそれほど気にもかけなかったのだ。忙しいのに変なのにかまってられるか。

その変なオッサンが出ていった後、並んでいたオバチャンが「今の人、ウイスキーを盗んでいってたでぇ」と言った。
「え、そうなんですか?」といってすぐに追いかけた。間に合わないかと思ったらそのオッサン、チンタラ歩いていたのですぐに追いついた。声をかける。

Bin「すんません、お会計を済ませていない商品はありませんか?」

オッサン「はぁ、そんなん、知らんわ」

Bin「そのカバンの中にウイスキーが入ってませんか?」

するとオッサン、開き直ってつぶやいた。

オッサン「確かに一本カバンに入っておる。しかし、見逃せ!」

頼むそぶりとか詫びるそぶりもなく、殿様のようなセリフ。おいおい、自分でバラしてどうする?ラチが空かない。そうこうしているうちに副店長が後ろに来ていたので、オッサンの相手を交代して俺が警察に通報しに行く。

オッサンはそのまま逮捕されて一件落着かと思った。ここからさらに話は進む。第2章。初めの逮捕者であり、第一通報者である俺は事情聴取のため、警察署に行かなければならなくなった。大した事件でもないのですぐに終わると思い、警察署まで行く。

初めて入る刑事課。そうか、こんな小さな事件でも刑事が扱うのか。知らんかった。天井を見上げると間抜けなプレートを発見。
「知能犯係」
なんじゃそら?インターネット犯罪でも調べるのか?と思ったが、そのフロアにはパソコンらしき物は無し。ワープロが一台あるだけ。どうやって知能犯と対抗するんだろう?眼鏡の博士クンタイプの刑事がいたら爆笑モノだったのに。

よそ見をしているうちに事情聴取が始まる。ひと通り状況を話す。これで終わりかと思ったら、辺りがざわついている。何だ?よくわからん。単純な事件じゃないか?

刑事「あのね、○○君」Bin「は、はい」

刑事「犯人が酒を盗む瞬間を見た主婦の方ってのはもう、どこにいるかわからないよね」Bin「はい」

そのオバチャンは俺が通報している間に帰ってしまっていたのだ。

刑事「君は直接現場を見たワケじゃないよね」Bin「はい」

刑事「逮捕権って警察にしかないんよ。だから現行犯でない犯人の身柄をお店で拘束したことって違法になるねんな」

なに?俺が逮捕されるの?

ミイラ取りがミイラに。ボケてる場合か?Bin。意味が違う&絶体絶命。こんなところで捕まっているヒマはない。「自分でやる!」をまだ創刊号しか出していないのだ。革命を起こすことなく獄中入りか?

刑事「モノは相談何やけど…」Bin「は、はい」

刑事「この一件を、君は初めからあの男を怪しいと思っていて、男のペチャンコのカバンが膨らんでいることに途中から気が付き、主婦の通報で盗みを確信したので追いかけた…ってことになったら、違法では無くなるんやけどな」

それはどういう事だ?うーん、これはいわゆる「調書を改ざん」するということなのか…少し悩む。結果即決。

Bin「僕も怪しいと思ってたんッスよ、初めっから!」
そうだ、Bin。お前は決して逮捕されちゃいけないんだ。特にこの時期には。というか、なんで俺の行為が違法なのかもよくわからん。どうも、万引きは現行犯でしか逮捕しちゃいけないらしい。それ以外は見逃すほかないみたい。

そうと決まってから、調書のつじつまを合わせるのに2時間もかかる。いやぁ、実にいろんなことを訊かれてしまった。生年月日から住所から、いつからコンビニで働いているのか、何時何曜日に勤務しているのか。オッサンは何時何分にどの位置にいて、どの段階で怪しいときが付いたのか等を訊かれる。俺個人のことを訊かれる方が多かったかもしれない。
何にもしてねぇっすよ、刑事さん!
腹が減ってもカツ丼が出る気配もなし。当たり前か。

その間、別で聴取を受けていた副店長は店に戻り、万引きしたオッサンは取り調べも終わりブタ箱に入っていた。俺だけコッテリ事情聴取。途中で寝そうになった。

しかしあれだけ細かく調書を取ったり、証拠を集めたりすると、日本の検挙率は世界一だというのが実感できたね。署内がヒマだったからか知らないけど、刑事課全員がこの万引き事件で動いていた。奥の古株そうな人はテレビを見てたけど。

事情聴取がやっと終わり、何とかつじつまを合わせることが出来た様子。店まで警察の方に車で送ってもらった。(パトカーでない車で)店に戻ったのは夜中の2時頃。最後に車から降りるとき、警察の方がこういった。

ご協力ありがとうございます。

うーん、複雑な気分。良いことをしたのか、悪いことをしたのか。貴重な体験をしたのでヨシとするか。
6/4 すんません。

編集作業が大詰めになってまして、余裕無いっス。ですので今日は更新はないのですが、期待して次号を待っていて下さい。気の利いたことをここに書けなくてみなさん、ゴメンね。
6/5 爆破事件。

それは朝。例によってコンビニの夜勤から帰ってきた俺は、眠い目をこすりながら部屋の扉を開けた。

ボン!バリン!

朝一番、玄関で爆発音。ガラスの割れる音。白い煙が立つ。テロか?密かに俺を狙う反対勢力か?

幸いたいしたことなさそうだったので、足もとをよく見てみる。カラスの破片が散っている。原因はなんと…。

蛍光灯を踏んづけて割ってしまってた。

ずいぶん前から、交換してほったらかしの蛍光灯を玄関に立てかけておいたのだ。燃えないゴミの日がわからず、捨てそびれていたのだ。その蛍光灯が何かの拍子に扉のすぐそばに倒れていて、踏んでしまったようだ。

ここまでなら普通の話。俺はそんなに甘くはないぜ。なんとこの話、2週間前の話なのだ。だからどうしたって?

2週間、破片の置きっぱなし!

危ないと思う心よりも面倒くさいという心が勝ってしまっていたのだ。今日まで。だから玄関先にガラスの破片が散らばったまま、今日まで過ごしていたのだ。

いつ足にガラスが刺さるか心配で仕方なかったんですよ。スリッパを履くときなんてドキドキもの。昔、ビーチサンダルでガラスの破片を踏んだら貫通して、足の裏から血がドバドバ出たことがあったのだ。

しかし、その怖さにも勝つ面倒くささ、恐るべし。クソ、酔っぱらってるから何書いてんだかわかんないや。お休みなさい。
6/6 今夜、印刷!

いよいよ今夜、印刷に突入です。闇のアジトで朝が来るまでに印刷を完了できるのだろうか。乞うご期待。

さっき清水の舞台から飛び降りる想いでデジカメを買いました。うーん貧乏に拍車を掛けてしまっている…。しかしなんで高い金を出してデジカメなんてものを買ったのか?(といいながら4万ぽっちだけど)それはね…。

僕らは自分たちの手で作ったフリーペーパーを自分の足で大阪、京都、神戸に配布しているんだけど、その模様をその日のうちにカメラで収めて、ここで掲載できれば臨場感が出ると思ったのだ。先々月、京都の鴨川を通ったとき、この景色をここで掲載できれば楽しいんじゃないか?と思ったのだ。

フリーペーパーを配布する作業というのは一件、体力勝負のような気がしますが、ちょっとした小旅行でもあったりするんですよ。神戸の中華街なんかの風景をここで紹介できたら、みんなもフリーペーパーをやってみたくなるんじゃないかななんてね。

今回の特集は「フリーペーパーはじめました」誌面では作り方を掲載しているので、このホームページにはその魅力について、楽しんで作っているということを伝えたいと思ったのだ。

本誌は6月中頃に出回ります。ここでどこに配布したか紹介するので、みなさん期待して待ってて下さい。
6/7 デジカメを写すデジカメ。

すんません、印刷の模様はちょっと遅れで公開しますので、もう少し待っててね。印刷は今週中に終了するのでまとめて公開します。

今回は少し真面目な話。昨日思ったことです。
「デジカメはそのデジカメ自身を写すことはできない!」とんち話です。でも違うかもしれません。

原稿が完成した昨日、スタッフ同士で会話をしていて「今回は絶対に面白い!」「他誌なんかよりも絶対に面白い!」などと浮かれながらに話をしていたのです。「他誌のコンセプトはどうたらこうたら…」「俺らの方はそんなモンよりもオモロイに決まっている、どうたらこうたら…」

ま、深夜のファミレスでよく交わされる僕らのヨタ話のたぐいで締めくくり、家に帰りました。

部屋で買ったばかりのデジカメを色々といじってみたあと、「俺の買ったカメラをこのホームページに載せられないのかなぁ」と思ったのです。オリンパスのホームページから写真を拝借してくるのではなく、今手元にあるこのカメラ自身の写真を撮る方法はないものかと思いました。

眠い頭で考えてみたところ、そんな方法はある訳は無い。鏡にでも映しますか?何が写っているのかワケわかんなくなってしまうよ、それじゃ。やっぱり別のカメラで撮るしかないのか?

そう思ったときに気が付いたのだ。ファミレスでの無駄話を。
モノを作っている人が自分自身や同業者のことを批評したとしても、それは「読者」の視点ではなく、「作り手」の視点であるから、読者が本当のところどう思っているかは意見を直接聞いてみないとわからない。推測することぐらいしかできないということに気が付きました。

カメラ自身の写真を撮るためには別のカメラが必要なように、読み物が面白いかどうかを判断するには、まったく別視点の人間が必要だということです。仮に鏡を使ってカメラ自身を撮影したとしても、「カメラの裏側」を写すことは絶対にできないように、予備知識のない人の意見を作り手が想像しても、すでに知識を身に付けた上からの想像になるので、まったく役に立ちません。

実際に読者から送られてきた感想のメールを見たときに、「あ、そういうものの見方もあるんだなぁ」と、意外なことを指摘されたりします。僕らの気が付かないところへの指摘というのはすごくありがたいです。

ここでみなさんにお願いがあります。もし、関西のどこかで「自分でやる!」を見つけることがありましたら、掲示板かメールでその感想を教えていただきたいのです。僕たちが考えたコンセプトには100%の自信を持って毎回作成していますので、いいところ、ダメなところ、気が付いたこと。何でもかまいませんので、教えていただけたら僕ら、とても勉強になります。メール掲示板までメッセージを下さい。僕ら自身の「カメラの裏側」を見抜いて、批評して下さい。

さらなるおもしろいものを作り続けていきたいので、みなさん少しだけ力を貸して下さい。お願いします。
6/8 あると便利なモノ。

次号の特集は「フリーペーパー始めました」フリーペーパーの作り方の紹介として、「自分でやる!」を完全分析!蓄積したノウハウを完全公開!モノの作り方やうまくやる方法を掲載する雑誌として、まずは僕らの手段であるフリーペーパーの作り方を公開してみました。

内容はまず本誌を読んでもらうとして、今日はその予告編。便利な道具を紹介してみます。

●ホッチキス編●

ポパポパン、ホァン、ホァン、ホワワワワァン!針が出るところの角度を変えられるホッチキス(大山のぶ代風)

普通のホッチキスでは、紙の真ん中を綴じることは難しいのです。手元に普通のホッチキスがあるとわかりやすいですが…。
(さぁ、文房具入れから探してきましょう!)
「フライデー」のようなホッチキス留めをしてある雑誌を普通のホッチキスで留めようとして下さい。真ん中まで届かないでしょ?

ところがこの針が出るところの角度が変えられるホッチキス!
(すんません、呼び名がわかりません)

あら便利!?真ん中を楽に綴じることができます。便利でしょ?楽に真ん中まで届かないと、とてもじゃないですが2500部なんて作れませんよ。

今回は予告編なのでここらへんで終わりにします。デジカメがあることによって、説明するのがすごく楽になりました。生活費を削って買って良かったぜ!

これからもドンドンと写真を使って色々紹介していきます!
6/9 ページを少し更新。

久々にまっとうなページの更新。いやはや、毎日この部分だけしか更新できなかったもんで、ひさしぶりに内容を総チェックしてみました。

はじめにのコメントを更新!
部分的に更新してます。

路上配布企画の日時を発表!
正式に決定しました。7/16(日)詳しくはページにて。

告知板に写真を追加!
どんな風に募集項目が掲載されるかをデジカメを使って撮影。みなさんの投稿をお待ちしています。

小ネタにも写真を追加!
バカネタを大量に送って下さい。欄外のコーナーに掲載します。

今回の号を完全に配布し終わったら、このサイトの内容もさらにパワーアップさせるのだ。色々な書き手による、投稿&寄稿のコーナーを作成予定。本誌副編の音楽レビューも登場するかも。

ますます面白くなっていく「自分でやる!」に乞うご期待!
6/10 困難の連続。

ひと月に5000枚ほどしか使っていない印刷機を借りて、「自分でやる!」を印刷していました。本誌を完成させるために必要な印刷工程というのは、6枚の紙の裏表で12回。一冊を完成させるのに12回も印刷が必要なのです。

今回みなさんのご協力もあって、発行部数を2900部ほど作れそうな勢いだったのです。しかしそうすると必要な印刷の工程は、

6枚×表裏2回×約2900部=約34800回の印刷。

普段運動をしたことのない人間が、いきなりフルマラソンを走るくらいの大変さ。想像すれば実に当たり前のことなのだが…。

印刷機がブッ壊れる。

開始2時間くらいで。編集長、副編集長ともども途方に暮れる。とにかく借り物を壊してしまうのも問題だし、発行が遅れるのも問題。何とか知恵を絞って分解し、自力で直す。しかし何度も何度も故障の連続。その日だけで下手な修理工よりも技術力が上がりました。

そうやってパリ・ダカールラリーの様な苦労を抱えて、「自分でやる!」を作っています。インク汚れがある本を見かけたら、それは格闘の証なのです。
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