さんぎょう
産業の米
 
はんどうたい
半導体ってなぁに?

99年11月28日作成
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はんどうたい
半導体ってなぁに?

  どうたい  どう てつ
電気を通す物は  導体と言います。 (銅、鉄、アルミニウムなど)
電気を通さない物は  ぜつえんぶつ
 絶縁物と言います。
(紙、空気、プラスチックなど)
その中間的な物が  はんどうたい
 半導体なのです。
(ゲルマニウム、シリコンなど)

sem-10.gif

電気を通したり、通さなかったりする物が半導体です。電気を通したり、通さなかったりする性質をうまく使います。

電気を通したり通さなかったりするびみょうな物なので、光や温度などまわりのえいきょうを受けやすいんだ。

この性質をうまく使うと光にびんかんな物も作れるんだよ。たとえばフイルムのかわりに光をかんじる物を作って、デジタルカメラを作っています。光を電気にかえる物としては太陽電池もあるよね。

温度にもびんかんなので、へやの温度を感じる温度センサーを作ることも出来ます。

せいひん
製品は?

トランジスター、ダイオード、メモリー、マイクロコンピュータなどを作っています。
pa-1.jpg
トランジスタ
きんぞくのケース
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トランジスタ
プラスチック
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ダイオード
ガラスのケース
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メモリーなどのIC
せともののケース

                              でんせん
トランジスタは信号をおおきくするぶひんだよ。電線(リード線)が3本でています。
ダイオードは片方だけに電気を流すもので、リード線は2本です。
ICにはメモリやマイクロコンピュータなどいろいろな物があります。

なかみ(チップ)は1mmていどの、小さなものなのでガラスやせとものなどのケースに入れてあります。ケースからはリード線が出ています。ICはたくさんのリード線が出ていますね?

太陽電池や発光ダイオード、さらにレーザーダイオードなどの光にかんけいする部品も作ります。

マイクロコンピュータやメモリーなどは、まとめてICと呼びます。

ざいりょう
材料は?
si-02.jpg
     すな
材料は砂(シリコン)です。砂は1500℃くらいの温度にす
るととけて、火山のようがんのようにドロドロになります。 これが固まると石になりますよね。 この時にグルグル回しながら固めるので、丸いぼうのような形に作ります。 この石のぼうをけずると、なかがみのようにピカピカのぼうが出来ます。 どうですか?とても石には見えないでしょう?
   さんそ
砂は酸素とくっついています。さいしょに、酸素をとりのぞいて、じゅんすいなシリコン
だけにします。このとき、ものすごくじゅんすいなシリコンを作ります。
99.99999999%のシリコンは9が10個ならんでいるので『テンナイン』(9が10個)と言います。 すごいでしょう? えっ? なんですごいの?って? それはね、ちきゅうに住んでいる私たち50おく人の中に一人だけうちゅうじんが居る。 そのくらいじゅんすいなんだ。 わかるかな〜?
         たんけっしょう
このシリコンは単結晶です。けっこう大きいけれど、これで一つの結晶、なんだね。


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げんり

何に使う