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教科選択のコツアサインメントについて許せない!プレジャリズム

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許せない!プレジャリズム

これ、個人的にモラルの問題だと思うのですが、文化によって尺度が違うために起こる出来事の一つとして取り上げられています。「やってはいけないこと」であり、「タブー」だと私は思うのですが、Negligence (過失)との境界線もあいまいなため、事件は毎学期起こってしまいます。どうかここを訪れた皆さんは、プレジャリズム撲滅のための意識を高くもってほしい、それと同時に、なるべくプレジャリズムをする人たちと関わり合いにならないこと、特にそういう人たちを友達としないこと(盗作した方ばかりでなく、された方にも落ち度があるとされ、ペナルティの対象になる)、を認識してほしいと切に願います。

Plagiarism プレジャリズムとは?

辞書には「思考、考案、文章などの剽窃(ひょうせつ−盗んで自作として使うこと)」とあります。Griffith University ではAcademic Misconductの一つとして挙げられています。

“The appropriation or imitation of another’s ideas and manner of expressing them, s in art, literature, etc., to be passed off as one’s own” (Macquarie University. (1999). Macquarie Essential Dictionary. Sydney:Macquarie Library. p.598).

Academic Misconduct アカデミック・ミスコンダクト

  • コピーした、間違いのある、あるいは不正に入手したデータをまるで自分で調査したかのようにして提出すること。
  • 明らかに第三者の手助け(ガイドラインからはずれたアシスト−例:アドバイスではなく、第三者にアサインメントを一部、または全部やってもらう)を得たとわかるワークを提出すること。
  • 生徒同士で手助けをし合い、明らかにそれがわかるワーク(例:セクションごとにワークをして、それを統括して各々のワークとする)を提出すること。
  • Cheating カンニングをすること。
  • Plagiarising プレジャリズムに基づくワークを提出すること。

プレジャリズムの一例

  • 一字一句、文章やパラグラフをコピーして、適切なリファレンス無しに使用すること。
  • Paraphrasing(パラフレイズ−文章の書き替え)が非常にもとの文章と近すぎ、なおかつリファレンスのない場合。
  • ほかの人のアイデアやワーク、リサーチデータをリファレンス無しに使用すること。
  • ほかの誰かによって過去に製作されたワークを自分のワークとして提出すること。
  • コンピューターファイル(HTMLを含む、ようするにウェブページ)を一部、あるいは全部コピーして、オリジナルの所在を不明にしたまま使用すること。
  • ほかの生徒によって製作されたワークをトランスフォーム(形態を変えること)して自分のワークとして使用すること。

私が見た/出会ったAcademic Misconduct/Plagiarism

[カンニング]

  • 用意した解答を手に書いていた、筆箱に書いていた。(定石ですねー)
  • 翻訳辞書(第一言語が英語でない生徒はExamのときに辞書を持ち込める、ただし電子辞書は不可)に色紙でカバーをし、その色と同じ色のペンで解答を書き込んで、試験に持ち込んでいた。
  • 携帯電話(試験場への持込不可)のSMS(テキストメッセージ)で答案のやり取りをしていた。(禁止されている物を持ち込むのは最初から違法である)

[プレジャリズム]

  • 本から一字一句抜粋して、リファレンスがなにもなかった。(バカじゃなかろーか、知らなかったでは済まされない)
  • インターネットに載っていたセクションを丸ごとコピー&ペーストしてリポートをつくった。(TutorやLecturerは結構知っているので、これはすぐにばれる)
  • 友達のワークの一部をコピー&ペーストして、自分のワークとして提出した。Tutor が違うクラスなので大丈夫だと思ったそうだ。(なんてあさはかな、Tutor たちはミーティングなどをして、常に情報交換をしているのである)
  • 友達同士でそれぞれリサーチした部分を共有していた。パラフレイズしてあったが不十分であり、一目で同じものとわかるものだった。
  • 上の例と似ているが、友達同士で共同リサーチをして(これはOK)、同じリファレンスを使用して(これもOK)、しかしそのまま提出(これがダメ)。どこにも各個人のオリジナルワークが見られなかった(グループワークのやり方をそのまま個人用ワークに適応した)。個人用ワークの場合は、その個人の考え方の特色が出ないとおかしい。それがなかった。
  • アサインメント添削サービス(有料)を頼み、その人にほとんどのワークをやってもらった。(1年生の教科に3年生で習う内容の殆どが盛り込まれていた。もちろん本人はインタビューで内容について答えられなかった、すなわち本人のワークではないと証明された)

コピー&ペーストの手法はIT関連の教科でより多く見られる。しかし敵も然る者、ちゃんとどこからオリジナルが来たか大体わかるのだそうだ。相手はリサーチのプロ。殆どの格言的名文句は知っているのである。稚拙であるとも、きちんと自分の言葉で表現し、うまく文章が書けないという人は Learning Assistant Unit や Student Assistant Service を使用すると良い。

それと、特にある国々(ここでは明記しない)から来た人たちにプレジャリズムは多い。これはモラルの基準に差があるからだろうと思われるが、こいつらに巻き込まれるのは不幸としか言いようがない。日本人は基本的に「いや」とか「だめ」とか言えない傾向にあるので、プレジャリズムを手助けする側にまわる場合が多い。やつらの「貸して」とか「見せて」には要注意だ。

私の体験から言えることだが、おーじーが英語が出来ると思ったら大間違いである。私は1年生の時、3人のおーじーに英語の添削をしてもらい提出したが、Grammar/Spellingのセクションがゼロマークで戻ってきたことがある。Tutor にその旨を申し出ると、「Grammarは留学生のほうが良く出来ていたりする。自信を持って自分の言葉で書きなさい。Draft をもってくれば、意味のわからない部分は指摘してあげるから」と言われた。このDraft を持って行って直してもらうという方法はかなり有効である。首尾よくいくとグレードの1ランクUPくらいたやすくできる(実際に、できた)。

留学生諸君に告ぐ。
高い学費を払っているんだから、Lecturer もTutorもどんどん利用すべきだ。彼らの給料は私たちの学費から出ている(もちろん私の賃金も)。ほとんどのLecturer/Tutor は事前にアポイントメントを取るかConsultation Time に聞きにいくと懇切丁寧に教えてくれる。E-mail でアポをとってから行くと、そりゃあもうほとんど答えに近いところまで教わった記憶もある。中には「日本人はなんでそんなに丁寧なんだ、気軽に来てくれて構わないよ」と言った人もいた。この際だから、「丁寧である日本人」というステレオタイプを逆手にとって、どんどん自分のアサインメントに活用しよう。

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