じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2007年3月分

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今月読んだマンガリスト:5冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2007年14号 週刊少年チャンピオン2007年15号
週刊少年チャンピオン2007年16号 週刊少年チャンピオン2007年17号
週刊少年チャンピオン2007年18号 総評



2007年3月度
総評
一般漫画の部
今月は週チャンだけの感想になってしまったけど単行本も読んでます。
ただ雑誌の感想が大幅に遅れているのでそちらを優先しているだけ。

・・・で、その週チャンですが、ギャンブルフィッシュが
ちょっと引き延ばしすぎる感がアリ。
かといって読者を引き込む力が強いわけでもないので
何週にもわたってダラダラ続けている錯覚に陥る。
不要な展開はカットしてサクサク進めてほしいものだ。

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2007年3月31日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2007年18号
2007年3月29日発売
秋田書店 240円

俺たちは女子から元気をもらうんだぜ!!

中には心ない女子からチビとかデブとか言われて元気どころか
精神的ダメージを受ける男子もいますがね・・・


そして4月の新連載攻勢のページでは
ショー☆バンの作者コンビが描く野球マンガのタイトルと
メインキャラの素顔が明らかに!

主人公らしき高校球児の両脇に女子高生が2人・・・
まさか・・・これは成長したアー坊じゃないよね?
面影全然ないし。

こうなるとメインキャラの名前が気になりますねー。
どうなるんでしょ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
サイフを落としたオッサンの正体が空き巣だったとは思っても見なかった。
オチはいいけどそれまでの過程は大したことはなかったな。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
トムくんの懐からチェーンソーが飛び出し、
これで己の指を賭けた狂気のギャンブルを提案、
その結果、延長戦成立で阿鼻谷教官が悪魔へと変貌。
魔性の面が表沙汰になりはしたが、トムくんの逆襲劇はまだ見られず。

月夜野の仕掛けた罠が逆にトムくん逆転劇へのお膳立てになっているのかな?
延長戦も成立して少しずつ試合の流れはトムくんに傾いているし。
それにしても長い土台作りだ。

▼オーバーハング:木村県士
山野くん魔女の鼻攻略失敗。
しかしゴールドフィンガーだのクライマーとしての素質以前に
絶壁を前にしても怯まずに登り、その才能を見せつけるところは良し。
このままクライミング部とやらに入部してもいいんじゃね?

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
加護女は呪われた村の正体を突き止めに現場へ。
その続きは次号。
しかしこのマンガの性格上、あんまり大したことのない結末になりそうな気もするが・・・
まあ平和的に終われば言うことはないんだが。

▼無敵看板娘N(ナパーム):佐渡川準
勘九郎は美輝との戦いで自分のプライドを守ると同時に
青鮫最強伝説の意地(維持)も守り通したな。
エライ!

▼アイホシモドキ:森繁拓真
ああゆうのも女一人に男二人がかりでって言うのかしら?
その男二人がかりがバカな二人羽織やって
ようやく相星さんに加茂川くんの存在を認知してもらえるなんて
相星さんの認知の基準も徹底して鈍いな。

元木くんだって相星さん似じゃなかったらどうなっていたか。
やっぱり気にも止められないんじゃないのか?

▼伝説の男マネさるたひこ:伊藤正臣
読み切り。バナナが大好きな猿田彦くんは男子マネージャーとして入った部は
その部がどんなにダメダメ部であっても立て直してしまうという伝説の男。
それを知った女子テニス部員の1人が、たまり場と化したテニス部を立て直すため
猿田彦くんを男子マネージャーとして迎え入れるが・・・?

基本は学園コメディで、どんなダメ部活でもコイツにかかれば
復活劇を成し遂げる男子マネージャーという設定&発想自体はとてもおもしろい。
でもこのマンガの場合は彼の天然でスケベな行動に部員がつられて
偶然復活を成し遂げてる感じでちょっと肩すかしを食らいましたが
それでも十分笑えるしおもしろいから良しとす。
エロだけど下品さがないさっぱり風味が良いサジ加減。

ところで、猿田彦くんが男子の部にマネージャーとして入ったときも、
女子と同じように復活劇を成し遂げてくれるんだろうか?
是非見てみたいですよええ。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
お魚治療で股間に魚が集中するのって、考えたことはあるけど
果たして気持ちいいんですかねー?
世の中に数人はいそうな気もするんですが
そういう話は見たことも聞いたこともないのが不思議。

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2007年3月30日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2007年17号
2007年3月22日発売
秋田書店 240円
▼みつどもえ:桜井のりお
小学生の男女が一つ屋根の下でエロ本編集者ごっこですか。
健康的でいいね~萌えるね~♪

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
大鉄ってハンドルさえあれば運動神経が良くなるんだったっけ・・・?

▼私立創聖学園:にくぼし
短期集中連載。廃校が決定している創聖学園に救世主として赴任してきたのは
なぜかエロまっさかりの15歳男子・大城宗司(おおしろしゅうじ)。
彼は創聖学園の理事長代理となって本業そっちのけでスケベの限りを尽くすのでした。

―――大体こんなところで、いわゆる頭が悪くなりそうなエッチ系のマンガ。
ついさっきまでパソコンのエロ画像の前で自慰行為をしそうだったバカなヤツが
学園一つ救えるのかどうか疑問。
もっともエッチ系のマンガはエッチであれば設定なんてどうでもいいんだけど。

きっと今回に限らず次回以降も大城クンが美女に囲まれて溺れてハイおしまい♪じゃないのかい?

つくづく不健康なマンガ。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛、大丸、伍代の3人が仲良く深夜に初詣。
もはや仲良し三人組となって馴れ合っているのが良し。
また、前日の大晦日にそれぞれが家庭ですごした時間も
その人らしさがにじみ出て味があってまた良し。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
イカサマを指摘されるとすぐ脱いでしまう月夜野。
タネがないのは分かったから服着ろってば。

・・・で、今回はその月夜野の過去話に纏わるお話だったが、
肝心のギャンブルは前回に続いてトムくんの月夜野への不適な発言だけで進展はナシ。
足踏みはこれくらいにしてそろそろトムくんの本領発揮を見てみたいところ。

▼オーバーハング:木村県士
なあんだ。山野くんって地味なくせにつまんないミエはって
自ら窮地に追い込むタイプだったのね。
でもその性格がストーリーにおもしろさを植え付けてるんですね。
魔女の鼻と呼ばれる絶壁を前にしても後ろめたさはなく
持ち前のミエで前進してさらに窮地に追い込んでる山野くんがステキです。
これもプラス思考の現れ。さあここから奇跡を起こしてみろ山野。

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
女性の死体を車で運ぶ青年の運命は・・・?

結果、青年にとっては良いエンディングだったんだけど、
もし青年が殴ったのが加護女じゃなく一般人だったら
落ちるとこまで落ちてたな。
一寸先は闇。おーこわ。

▼かるた:竹下けんじろう
タイチはかるた同好会に入ってからまだ小野に勝ててないのか。
身近なライバルを意識しながら己の技を磨くタイチがかっこいい。
格闘ゲーマーの熱き闘争心は未だ心の中で燃やし続けている。いい傾向。

▼無敵看板娘N(ナパーム):佐渡川準
青鮫はカンナの教育係だったのか!!
・・・ってオイラはのびのびと育ちすぎたカンナの経緯などどうでもよく、
青鮫=対美輝戦無敗伝説が続いていればそれでいいのだけど・・・
そっちのほうは解決したの?ん?

▼アイホシモドキ:森繁拓真
元木と加茂川くん、男同士で不良に絡まれるピンチを切り抜けることができるかと思いきや
やはり本物の強さを持つ相星さんにはかなわなかったか~。

にしても、相星さんに「美」を見いだしている加茂川くんは、
相星さんのニセモノとはいえ元木くんの顔が気になってるようで
これは言い換えれば元木くんの顔に好感を持ってるってことだから
一応、男の友情を超えた関係になりは・・・しないか(笑)。

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
2回戦はクジで決まった者同士でエビ料理対決をして勝った者が生き残るタイマン勝負。
エビは種類が豊富でどれも香ばしい匂いを放ち食をそそるので
どんな料理が出るのか気になるところだけど続きは6月までおあずけ。

うーむ、この中途半端な状態で第一部・完っていったいどゆこと?
せっかく単行本も出たのにまだ前哨戦じゃんこんなの。
それとも作者がまだ本調子じゃないのかな・・・
とりあえず作者がパワーアップしての再登場をお待ちしてます。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
何気に「891(厄い)」のクジを引いてるみどろさんがいるのが泣かせるなあ・・・
これを描いていた時にはまだみどろが最終回になるなんて思ってなかったかもね。

あ、あと万歩計って最近、手で振っただけではカウントされないタイプも登場してますよね。
あれって大きな動作をすることに意味があるんだろうか。

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2007年3月26日 月曜日


週刊少年チャンピオン 2007年16号
2007年3月15日発売
秋田書店 240円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
小鉄の同級生で天才少年の赤門進くんの机の仕掛けよりも
小鉄が赤門くんの机で大はしゃぎしてるシーンのほうがおもしろかった。
ひびが入った壁にこねたハナクソで修復し「工事完了」とする場面は絶句だが、
男の子がしそうなクセをああまで大げさに表現してみせたところがおもしろし。

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
家族を惨殺した悪人には積怨の裁きを・・・

純くんがトラックに轢かれてしまったのは災難だったが、
そのおかげで家族を無残に殺した犯人に
自ら復讐の鉄槌を喰らわすことができたのはあまりに良くできすぎた話。

純くんの家族を殺した犯人が永遠に悪夢の牢獄に囚われるエンディングは清々するが、
純くん自身は家族を皆殺しにされ、トラックにも撥ねられたからなあ・・・
疫病神にでも取り憑かれてるんじゃないのか?厄い少年だ。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
陣内も剛とのバトルの後で友情が芽生えてしまいました。

本来、ケンカ以外のことで楽しさを見いだしたいと願う剛が
市松のトップを倒して家族に祝福されて複雑な気持ちになるが、
陣内はそう悪いヤツではなかったし、
剛自身もたまに思いっきりできるケンカならしてもいいと言ったし、
ここは素直に勝利を噛みしめておきましょう。
伍代、大丸に加えて、また剛の理解者が1人増えたと思えばいっから。

▼オーバーハング:木村県士
短期集中連載。ロッククライミングマンガ。
前にも同じ作者がロッククライミングマンガを描いていたけど
そのリニューアルバージョンでしょうか。
もっとも短期集中だから大したテコ入れはしてないと思いますが。

いじめられっ子の山野天辺(やまのてっぺん)は
電車の中で指2本だけでつり革につかまってぶら下がっている
自分と同じ学生服を着た少年を発見。彼の名は平山椛(ひらやまかば)。
その後、天辺はいじめられっ子に発見され、なぜか椛と共に逃走、
やがて公園の森に追いつめられると椛が絶壁の崖を登り始めた。
天辺もいじめっ子に攻撃されたその瞬間、たまらず崖を登り始めるが―――

JR横浜線で実際にある駅を舞台にして話にリアリティ感を出してる割には
天辺が椛と知り合い、崖を登り始めるきっかけが超不自然すぎ。
いじめっ子に追いつめられたからといって
ヤモリみたいに崖を登る高校生などおるまいに。
かなりムリがあるストーリーだがギャグシーンの一環と思えばこんな展開もアリか。

ところでいじめっ子のシマケンさんも途中まで崖を登ってましたが
彼もいじめっこからクライマーに転向するってありえないですかね?
崖登りを通してかつてのいじめっ子に友情なんかが芽生えたらおもしろいんですが、
このマンガ自体が主人公含めかなりの曲者なので
どんな方向に話が進んでいくのかわからないですね。
あまりあれこれ先の展開を想像しないでおいたほうがいいタイプのマンガだ。

▼少年ルパンと奇妙な犯罪:木々津克久
2話読み切り。
こちらも前に読み切りで掲載されていた作品が再登場。

頭脳系ミステリーということですが、密室で被害者を殺したのは
チンパンジーだったってことで、人間とチンパンジーの全面対決!?
まあ、それはそれで十分マンガとしてはおもしろくなりそうなんですが、
“頭脳系”と謳うには少々ムリがあるのでは。
奇妙な犯罪には変わりないけど少なくとも探偵マンガという雰囲気はあまりない。
後編のどんでん返しに期待。

▼アイホシモドキ:森繁拓真
卒業生に贈る銅像を壊したからって
まさか自分たちが銅像になるなんて大胆な行動だけど相星さんらしくないよな~
相星さんの発想にしてはちとマヌケ。

▼かるた:竹下けんじろう
タイチ辛勝&高円寺ゲット。
小野と高円寺のわだかまりも解け、
タイチによる功績がデカイ。やったね!

▼現代怪奇絵巻:根本尚
え?傷んでる食材って加熱すれば大丈夫なんじゃないの?
すべてのバイ菌は熱湯消毒で死ぬんじゃないの???

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2007年3月19日 月曜日


週刊少年チャンピオン 2007年15号
2007年3月8日発売
秋田書店 240円
▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
新連載。以前集中連載していたホラーコメディがめでたく連載化。
謎のお手伝いさん・加護女(かごめ)が繰り広げる奇怪ワールドを堪能する。

今回は加護女が妖怪屋敷に居座る小説家を妖怪から守るお話だが、
加護女がただ妖怪をこらしめるだけでなく、
時には妖怪の立場に立って、ぷらいばしぃを守ろうとする展開が
趣向が変わっていておもしろいです。
加護女を依頼した人がどんな目に遭うのか、それは依頼人の言動次第というわけだ。
これならこの先ストーリーもあらゆる方向へ拡がっていき、
毎回飽きの来ない加護女の不思議なエピソードが見られるんじゃないだろうか。
以降注目。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
順子さんがまたがるタイプのダイエットマシンから
本物の動物に乗りかえるというところまで話はぶっ飛んでいったが
最後には大鉄の貧乏揺すりに落ち着いたのが、
派手なオチが多いこのマンガとしては変化球とも言える締めくくり。
たまにはこんなオチも良い。

▼範馬刃牙:板垣恵介
人前でバキにさらけ出せるほどの立派なモノを持ってるんですかオリバは。
そういう意味ではうらやましいですね。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛と陣内のバトルがヒートアップ。
今のところ剛は陣内に引けを取ってないね。
この分だと決着がついた後はキズだらけの2人を
難破一家が祝福する展開もありそうだが。

▼不安の種:中山昌亮
男がさわったオッパイの持ち主は像?亡霊?遺体?
よー分からん。

▼無敵看板娘N(ナパーム):佐渡川準
青鮫の正体が世間に知られてしまったのはいいとして
これが美輝にも知られてしまうのは・・・どうなのかな?
青鮫なら美輝に勝てる無敗伝説の勘九郎のこれまでの軌跡は
これからいったいどうなるのだろう。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
おお、確かにマジックとギャンブルは似て非なるもの。
トムに言われるまで月夜野の派手なお家芸に惑わされて
ギャンブルの本質を見誤っていた。
よく見れば月夜野のカードが全部スペードのAになってしまう技も
マジックの範疇だしねえ。
まだこの時点で2人はギャンブルはしてないよ。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
ついに最終回。
番太郎のつかみどころのない闇の性格に振り回されながらも
これほど野球以外の寄り道的エピソードもなく
余計な調味料すらも一切つけない、汗の塩味のみで味付けされた
野球一筋のマンガも珍しい。
終わり方は消化不良気味で多少不満が残るものの
番太郎という強烈な個性を持った野球少年を通して
純粋な野球マンガを提供、楽しませていただきました。

次回作も原作・作画担当共に同じメンバーで
野球マンガの構想を早くも練っているらしい。
本格連載は2007年20号から。
高校野球マンガになるとのことですが
果たして主人公はどんな男になることやら。

オレとしては主人公の弟にアー坊みたいな男の子がいれば
とりあえずいいかなと。

▼バンタマ:沼田純
読み切り入院病院ギャグマンガ。
奇跡を信じ、起こすことができる伝説のお医者さん・
万能玉三郎(ばんのうたまさぶろう)が
助手のペロ松(犬)を従えて患者相手に大暴れ・・・

どっかで見たことある画だと思ったら
つい最近までキャンイチくんを描いていた方じゃないですか。
意外と早く週チャンに帰ってこられましたね。

で、内容ですが、医者の玉三郎が病院内でバカな診察するんだろーなー
と思って読んでみたら大体予想通り。
しかも変な薬で奇跡を起こしとる。
玉三郎の奇跡は変な薬を誰かに飲ませることで呼び起こすのかしらん?
だとしたら、玉三郎はかなーりインチキくさいお医者さんだと思います。
全然治療とかしないし、そもそも全て薬で解決じゃ薬剤師でもいいわけだしな。

あとペロ松の助手としての手腕も今のところは何とも言えない。
首吊って意識を失った玉三郎を意味不明な行動ののちに殴って蘇生じゃ
誰が奇跡を起こてんだか分からない。

・・・ということで玉三郎もペロ松も医者として非常識な行動を取ること以外
多くの謎を残したままの読み切りとなりましたが
19号から連載が始まった時には
もっと彼らのことが分からなくなるのでしょう。
でも医者さんギャグとしてはおもしろくなりそうな要素はあるので
連載以降、様子見としておきましょうかね。

▼アイホシモドキ:森繁拓真
元木くんは最新型トレーニングキットを手に入れたせいで
相星さんにもトレーニングキットの数値にも振り回されっぱなし。
おまけにお着替えシーンを相星さんに見られて今回もかたなし。
男らしさへの道は長いネ。

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
ジャンが皆が持ち寄った料理を食いまくって体力回復を図る際に
小此木の温泉卵入りうどんを褒めていたのがちょっと嬉しかったり。
小此木は本来ジャンが気を許せる唯一のキャラという位置づけだもんね。
気弱な彼も料理人として成長してます。

▼赤い稲妻:矢上裕
今回は茂吉の愛車・1959年式キャデラックにまつわるお話。
茂吉はヒーロー面ではない、ただタクシードライバーでありたいという情熱、
そしてキャデラックを譲り受けたアメリカ人ドライバーとエールの交換ならぬ
名前の交換をしていたという彼の心意気が窺える。

それにしても茂吉にもちゃんとタクシードライバーをしていた時代があったんですねー。
しかし今とはなんら変わらない交通違反の連続で免許剥奪されてんじゃ自業自得。
でも、それも全てはお客様を目的地へ届け、その笑顔を見ることが楽しみという
彼の性格を考慮すればそんな大それた違反も笑って許せるか。
交通法規を無視しまくっても人々から憎まれない彼のタクシードライバーとしての真骨頂が
見て取れるお話。

▼かるた:竹下けんじろう
高円寺は自分の下着をわざと敵に見せることで男相手はほぼ無敵!

あー、こりゃあ小野さんが高円寺を嫌う理由がなんとなく分かる気がするな~。
しかしそんな姑息な手口は通用せず、
このままお色気路線に走らず、かるた合戦に引き戻した太一。
元ゲーマーの集中力の凄さがいい形で表れている。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
掃除機の巻き取りボタンを押してもコードが入らない時って多々ありますが
あれって一体どんな仕組みになっているんでしょうね。

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2007年3月15日 木曜日


週刊少年チャンピオン 2007年14号
2007年3月1日発売
秋田書店 240円
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
陣内の目的は剛にあらず、兄・猛にアリ!
剛はその前哨戦ってワケですか。
陣内の強烈なパンチを喰らっても、
その程度では兄ちゃんには届かないと戦闘モードに入る剛。
ふらつきはしているものの、決して虚勢ではない。
これも難破家の欲のない絶対的な強さが見せるオーラの影響か。
陣内のほうも一気に本性を出した感じだ。
こういう見せ場もまたおもしろい。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
アメリカの有名な映画プロデューサー・スピパパークが仁を見て
クモ型モンスターが街を襲来する映画を思いつく発想がおもしろかった。
仁やフグオだけでなくメインキャラ全員怪物にした映画を作ったらおもしろそうですね。
みんな常人を超えた運動能力を持ってますし。

▼みつどもえ:桜井のりお
ふたばが、ケガした足の裏をなめようとしたり、窮屈な靴で足が締め付けられたり、
ただそれだけなのにどうしてもエッチなことを想像しちゃうんだよなー。
これもふたばが見せるキャラの魅力か。

▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
次号、最終回ですか!!
目標の60巻達成はならなかったなあ・・・
でも目標の半分以上は叶ったからそれで満足としておこうか。

ところでアー坊のこれからはどうなるんだろ・・・

▼無敵看板娘N(ナパーム):佐渡川準
テッコツ堂の店長って、鼻水垂らすとそれを体中に包んで
自らをゲル状にしてしまうのね。すごい特技だ。
めぐみに教わったホチキス技とも併せて
確実に花見町最強メンバーとして成長を遂げている。
怖い。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
マジシャンが客にタネも仕掛けもないことを明確にするには
自分が素っ裸になるのが一番!これならオイラも納得・・・って
そんなバカなことあるかいっ!!
学園内の裏側で、金で生徒を操ろうとする舎監と、
ハダカになって身の潔白を証明する少女との取引があるだなんて
やっぱ獅子堂学園は淀んでるよ・・・

▼Ping-Pong Panic Paradise水原先輩がゆく!!:本田真吾
今月でひとまず最終回。
本編である「卓球Dash!!」の宣伝になったかどうかは定かではないが、
このマンガ自体は水原百合=女性キャラがバカやってておもしろかった。
浴衣がはだけて全裸同然で卓球やってる姿は実に変態的で笑える。
実際こんな女子高生がいたら思いっきり引くけどおもしろかったです。

▼赤い稲妻:矢上裕
行き先のない人間は乗せない主義・・・ということで、
なぜかフランクに惚れた金持ちのお嬢さんが
フランクのタクシーに乗ろうとするが目的地がないため
フランクがそれを徹底して拒んでいます。

なるほどね~。こういう展開もアリなのか。
フランクのポリシーを提示しつつお嬢さまの人生観も絡めたドラマに
仕上げているのはうまい。

警察の言うことは聞かないがお客の期待には応えるという
出だしのフランクのスタイルも利いている。
免許は持たないし交通法規も無視して飛ばしまくるのに
暴走族のような凶悪なイメージではなく
人間の人生観を描く方向へ話を持って行ってるのは好感度UPだ。
次号もさらなる期待。

▼涅槃(ねはん)姫みどろ:原作/大西祥平・漫画/中里宣
最終回。
結局、みどろは永遠にさすらい続ける転校生ってことでよろしいのかな?
それにしたって執事くらいはみどろの側近として
いつまでも一緒にいてほしかったなあ・・・
メルトに至っては哀れな末路だし。

しかしこのマンガは全体を通してホラーマンガと言って良かったのだろうか?
ホラーと言うよりはみどろが巻き起こす
怪奇現象を堪能するマンガといったほうがいいんじゃないか?
まあ、とにかくそれによって死人がいっぱい出てしまったけど、
全てはみどろの「厄い」の一言で片づいてしまうので
後腐れがないのが良かったかな。

アニメ・クレヨンしんちゃんの予告にも「厄い」という単語が使われていたし
週チャン史上に残るマンガにはなったでしょうね。

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
ジャン、めでたく2回戦突破。これはもう当然だな。

しかしキリコは整体術を会得していたのか。こりゃすげえ。
格闘家にも似た負けん気の強いキリコにはピッタンコのジョブだね。
しかも食材を使ってキズも治すなんて医者と料理人の融合だ。
これならキリコを味方に付けて損はないんじゃないか?ジャンは。

▼かるた:竹下けんじろう
小野千歳VSハーフの高円寺沙紗(こうえんじサーシャ)の対決は
なかなかいい勝負をしてるじゃないか。
どうやら高円寺のほうが小野千歳を嫌ってるようだがそれはなぜ?
まさか今まで1回も勝てたことがないからというただそれだけの理由なのか?
だとしたらそれってただの逆恨みでみっともなくてよ。

▼アイホシモドキ:森繁拓真
元木くん絶不調の回。
病人に励まされるなんてサイテーだなあ。
でも相星さんが塀や橋の柵上をスタスタ歩いていく行動はおもしろかった。
命知らずの相星さんの後を追うのは元木くんには荷が重いやね。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
ピカピカした床のおかげで女子のパンツが見えてしまうなんてことありえるのか?
少なくとも学校にはそんな床はないと思いますが・・・

次号より集中連載だった「加護女(かごめ)」が新連載。
みどろ突然の最終回はまさかこのため?

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 9号 10号 11号 12号 13号
2007年3月7日 水曜日