じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2009年1月分

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今月読んだマンガリスト:4冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2009年4+5号 週刊少年チャンピオン2009年6号 週刊少年チャンピオン2009年7号
週刊少年チャンピオン2009年8号



週刊少年チャンピオン 2009年8号
2009年1月22日発売
秋田書店 260円
▼弱虫ペダル:渡辺航
坂道は重いホイールに慣れてしまったばかりか
その状態でまた上り坂が楽しくなってきて、
おまけに途中で知り合った山岳くんに上り坂で競争しようとふっかけてきた!

わずか1日で心身共に目覚ましい成長ぶりだなあ坂道。
巻島に自転車の仕掛けを知らされる前の絶望感が漂っていた時とはえらい違いだ。
こうして見ると坂道の1000キロの道もまた上りあり下りありの成長期。
見ていて楽しいね。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
順子さんが乗り遅れたバスを追いかけて
ついには追いついて併走してしまうところまではある程度予想できたけど、
乗客に「60キロで走る鬼婆」と呼ばれてしまうシーンには思わず失笑。
良くも悪くも順子さんらしく、かつ浦筋らしいギャグざんすね。

▼ナンバデッドエンド:小沢としお
やよいちゃん、レディースやめてもケンカは強いし度胸もあるね。
でもやよいちゃんみたいにヤンキーから足を洗うことって
剛自身の願いでもあるんだよな。

まさかやよいちゃんや吟子の勇気ある行動が
剛の平穏な日々を揺るがすことになろうとはなんとも皮肉な話です。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
十文字が3のフォーカードを引き当ててしまう可能性大の
ピンチに立たされるカイザー水原にも
まだクラブのロイヤルストレートフラッシュが成立する可能性が残っていた!!
偶然にもこんなカードの残し方&残り方をしていたなんて
まさかまさかのどんでんがえしに驚き!

が、しかしそのためには水原はKのスリーカードを捨てねばならず、
大金がかかった大勝負を前にスリーカードを維持するか否か
決断が下せずついには

所詮 僕は杜夢という雄々しい大木に寄生し
ひっそりと生きるのが似合いの悲しい菌類
・・・

と、死亡フラグを自らしっかりと立てて、破滅への序曲がスタートし始めた途端、
憎らしいほどのタイミングでトムくんが現れやがった!!
そして、十文字こそビジネスのために他人の金を運用しているだけの臆病者だと嘲笑。
もうトムくんがいるだけで、これまでの負けムードなどどこ吹く風。
そして奇跡のロイヤルストレートフラッシュを決めて見せてしまう気にさせてしまうのは
彼のこれまで築き上げたキャラクター性が成せる業。

でも、できればトムくんの金を勝手に持ち出した責任として
水原には最後まで自分自身の力で十文字に打ち勝って欲しかったけど
ここまできた以上は雄々しい大木&菌類の最強コンビで
勝利をものにしてほしいですな。

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2009年1月26日 月曜日


週刊少年チャンピオン 2009年7号
2009年1月15日発売
秋田書店 260円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
携帯電話を飲み込んでしまったフグオ。
その後、着信時にはバイブ機能で体全体が震えたり、
ヘソから相手の声が聞こえたりと
まるでフグオ自身が携帯電話と化してしまうネタはおもしろいが、
メールの文字が体中に浮かび上がってしまうのはかなり強引。

▼範馬刃牙:板垣恵介
お、ジャックはピクルくんの耳を噛みちぎってしまいましたね~。
まー、そこは鍛えようのないところですからね。
最初は一瞬、そんなところしか噛みちぎれないなんて情けないな、とも思ったのですが、
相手の弱点を狙うのは弱肉強食の世界では当然のことですから
先に頬を噛みちぎられてるジャックにしてみればこれで五分五分といったところか。

ジャックが次に噛みちぎる場所はピクルくんのアソコか。

次はお互いどこを噛んでくれますか。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
南風のおっさんの連れてきたニセイカ娘は楽しいなあ。
微妙に間違った方向でイカ娘に対抗しているのが心地よい笑いを誘いますな。
怪しい仮面の下がかわいい姉ちゃんってのもニクイ演出。
次回作もあるとのことで大いに期待してますよっ!

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
カイザー水原、絵札やA(エース)を集めることに執着しすぎて
3が場に1枚も出ていない状況を見落とす。

カードの残りは12枚。その中に3が4枚入っていて
2回のカード交換で3のフォーカードを引き当てる確率は思いっきりでかいぞ水原。

・・・っつーか確信のない勝ちを確信して自らの手を口に出したり、
自分をヒーローに見立てて阿鼻谷を倒す妄想をしている時点でもう死亡フラグでしょ。

ここで奇跡の巻き返しは・・・ないだろうなあ。
あっさり次週で決着つく可能性大。

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2009年1月21日 水曜日


週刊少年チャンピオン 2009年6号
2009年1月8日発売
秋田書店 270円
▼バキ外伝 疵面(スカーフェイス):原作/板垣恵介・漫画/山内雪奈生
袋とじ8ページオールカラー。
素手喧嘩の花山にスポットを当てたバキの番外編。
花山は百獣の王と同様、肉体を鍛えなくても
生まれ持った体があまりにも強靱すぎるため、
自ら鍛えることを断(た)っているのだそうです。

鍛えることは女々しい

この男が言うとなぜか説得力があるなあ。
それ以外は自らを鍛えて強くしなければならない草食動物ですか。
まさに花山こそ漢の鑑。

▼弱虫ペダル:渡辺航
今泉は自分が落としたボトルを拾った鳴子の親切を拒否。
なんだかんだで今泉と鳴子は常に一緒に走ることが多いからなー。
2人はホントに好敵手だと再認識できる回。
実力は同格だが、ファイティングスピリッツは今泉のほうが一枚上手(うわて)かな。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次

土井津家の冬は非常に過酷だ
起床後、まず体に付着した氷を割ることから始まる


・・・・・・うわぁ・・・これって、「寝るな!寝たら死ぬぞ!」みたいな
凍死寸前の環境じゃないですか・・・
初っぱなから毎日が生と死の境で生きている
土井津母子の生命力の恐ろしさを感じた。

▼ナンバデッドエンド:小沢としお
剛と面と向かって話せないまま、伍代達に相談を持ちかけた吟子。
なにやら話が深刻になっていきそうですが果たして吟子の心中は?

吟子が鉄とコンビを組んで、
剛を全開バリバリのヤンキーにしてしまおうとする話に発展しても
おもしろうそうなんですが、
どうも、そういう展開にはなりそうもないな・・・
やっぱり人情味のあるドラマ路線になるのか!?

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
キノコ水原はネット(脱衣)ポーカーで培った勝負勘を実践でも発揮。
ギャラリーの菜っちゃんにも服を脱がせる錯覚に陥らせる気迫も
水原の成せる業か。

特別ルールのパーフェクト・ポーカーではストレートやフラッシュのような
5枚組の役は不利と言われていますが、
逆にそういう役で勝負を決めたらかっこいいと思う。
Aのフォーカードを上回るストレートフラッシュを土壇場で完成させる、みたいな。

p.s.

月夜野のパーフェクト・ポーカーの解説のコマで
ハートのJが2枚ありますよ。

▼みつどもえ:桜井のりお
千葉くんは、書き初め大会でみつばとケツバトルをおっぱじめた際、
長女の「ケツ圧」とは言わずに「尻(しり)圧」と言うところが実に大人らしいですな。

しかし、小学校の教室で書き初め大会って実は男女が入り交じって
尻で押す押されるの危機に晒されるんだな・・・
この時期は成長が早い女子が有利か(←何の話だ)。

▼木曜日のフルット:石黒正数
新連載。フルットというネコと飼い主の女の子によるゆるーいショートギャグマンガ。
画は良く言えば青年誌のほのぼの系、
悪く言えば廃刊間際のコミックボンボンが似合う画風、そんな感じ。

2話掲載されていたけど、どっちもどこが笑うポイントなのかさっぱり分からん。
この調子だといずれは読み飛ばしになっちゃうだろうな~。
どうしたものか。


現代怪奇絵巻がトリにないとなぜか寂しく感じる。
あの濃い画でサラッと日常を描く作品が
いかにチャンピオンを締めくくるのに相応しかったか実感。
木曜日のフルットは今ひとつだし、
読みきりの「THE KIZAKURA SHOW」はつまらなかったし、
ギャグ(コメディ)勢にはもう少しがんばってもらいたいところ。

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2009年1月7日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2009年4+5号
2008年12月25日発売
秋田書店 270円
▼範馬刃牙:板垣恵介
ある者はピクル君に足を食われ、またある者はピクル君に腕を食われ、
そして今度は頬肉ですか。
なんつーか、ピクル君に戦いを挑む強者共が、みーんな生贄に見えてしまうのは
気のせいなんでしょうかねえ・・・合掌。

▼弱虫ペダル:渡辺航
巻島の助言で見事に生き返りましたな坂道。
確かにギヤを2枚落とせば坂道ならホイールの重さを克服できそうだ。
巻島の坂道へのベタな心遣いがニクイ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
クリスマスにはプレゼントをくれるともてはやされるサンタも、
26日なればただの人か。

それにしても日本はイベントの日が過ぎると
すぐにパッ・・・と片づけちゃいますよね。
他国ではどうなんでしょう?

▼ナンバデッドエンド:小沢としお
剛は特服の正体を知ったやよいとはうまくいってるご様子。
こうしてじわじわと剛の友人知人には特服の正体が知られながら理解者を増やしつつも、
肝心の家族はどうなるんだという気になる余韻を残す展開になってます。

また作者お得意の人情味のあるドラマを見せてくれそう。

▼みつどもえ:桜井のりお
あのふたば特製のおみくじ、「超エロ」って書いてあったのか・・・
オイラはおみくじだから当然「超吉」だと思ったけどなー。
仮に大吉でも「大エロ」とは読まんでしょ。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘のおままごと劇はなかなかおもしろかった。
栄子がフツーの女の子口調でしゃべっていたのが新鮮だった。
途中で、早苗が乱入してからは
どっかの有名アニメのリアルおままごとさながらの楽しさがありました。

今度、たけるくんも誘って欲しいでゲソ。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
なんと、水原の並はずれたポーカーの強さは
ネットサイトの脱衣ポーカーで鍛えたものだったのか。
なるほどね~。将来メイド帝国を企む水原のやりそうなこった。

まあなんにせよその才能がこの高額ギャンブルの場で活かせるのはいいことだが、
なんか・・・キノコ水原だけに脱衣ポーカーの皇帝と正体を暴かれた時点で
死亡フラグが立ってしまったような気が・・・

▼現代怪奇絵巻:根本尚
自分のブログに母親がカキコしたらそりゃあ興ざめだよなあ・・・
「たけちゃん、元気?ママでぇ~す(*≧▽≦*)ノ」
なあんて書かれても・・・(苦笑)

・・・といったところでこのマンガ今週で最終回。
何気ない日常のあるあるネタは
日本人ならまだまだ湯水の如く出てくるはずですが
キリがないのでここら辺でということかな。

根本尚センセ、これまでお疲れさまでした。
おもしろかったです。

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2009年1月6日 火曜日