com.nttdocomo.opt.ui
クラス StereoImage

Object
  |
  +--com.nttdocomo.ui.Image
        |
        +--com.nttdocomo.opt.ui.StereoImage

public class StereoImage
extends com.nttdocomo.ui.Image

立体視を行うためのイメージを定義します。

端末で立体視を行うためには、 液晶表示を 3D 液晶表示に切り替えた上で、左目用の画像と右目用の画像を合わせた立体視用の画像を表示する必要があります。 ステレオ・イメージ クラスでは、立体視用の画像を生成したり操作したりする機能を提供します。

立体視用の画像は、左半分が左目用の画像、右半分が右目用の画像となっています。 例えば 240 x 240 ドットの画面で立体視を行う場合、240 x 240 ドットのイメージで、(0, 0)-(119, 239) が左目用の画像、(120, 0)-(239, 239) が右目用の画像となっているものを使用します。 横方向の解像度が半分になっており、左目用の画像も右目用の画像もそれぞれ横方向に二倍に拡大されて画面に表示される点に注意してください。
立体視用の画像を表示するには、立体視用に作成されたイメージをキャンバスの全体に Graphics.drawImage(Image,int,int) メソッド等で描画します。 描画するイメージは、立体視用の画像としての条件を満たしていれば、必ずしもステレオ・イメージ クラスのインスタンスである必要はありません。

このクラスの静的メソッドを呼び出して生成されたステレオ・イメージは、 Image.createImage(int, int) メソッドで生成されたイメージと同様の扱いとなります。 すなわち、Image.getGraphics() メソッドでグラフィックスオブジェクトを取り出して描画を行うことができます。 ただし、描画の際には、立体視用のイメージであることを考慮して適切な描画処理を行う必要があります。

端末によってサポートされていない場合があります。 未サポートの場合、メソッドが呼び出された時点でUnsupportedOperationExceptionが発生します。

基本 API の中で Image オブジェクトを引数に取るメソッドが StereoImage に対応しているかどうかは機種依存です。 StereoImage に対応していないメソッドの引数に StereoImage オブジェクトを指定して呼び出した場合、 特に例外は発生しませんが、描画内容については機種依存となります。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
StereoScreen

コンストラクタの概要
protected StereoImage()
           アプリケーションが直接このクラスのインスタンスを生成することはできません。
 
メソッドの概要
static StereoImage createStereoImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
           あらかじめ立体視用に作成された画像からステレオ・イメージを生成します。
static StereoImage createStereoImage(com.nttdocomo.ui.Image left, com.nttdocomo.ui.Image right)
           左目用の画像と右目用の画像からステレオ・イメージを生成します。
static StereoImage createStereoImage(int width, int height, StereoImage image)
           サイズを調整したステレオ・イメージを生成します。
 void setLeftImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
           左目用の画像を設定します。
 void setRightImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
           右目用の画像を設定します。
 
クラス com.nttdocomo.ui.Image から継承したメソッド
createImage, createImage, dispose, getGraphics, getHeight, getWidth
 
クラス Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

StereoImage

protected StereoImage()
アプリケーションが直接このクラスのインスタンスを生成することはできません。

メソッドの詳細

createStereoImage

public static StereoImage createStereoImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
あらかじめ立体視用に作成された画像からステレオ・イメージを生成します。

このメソッドでは、引数に指定されたイメージの内容を新たに生成されたステレオ・イメージにコピーします。

パラメータ:
image - イメージを指定します。
戻り値:
ステレオ・イメージを返します。
例外:
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に、立体視に使用できない種類のイメージが指定された場合に発生します(UNSUPPORTED_FORMAT)。 例えば、オプション API で定義される Image クラスのサブクラスのインスタンスを指定した場合に発生することがあります。

createStereoImage

public static StereoImage createStereoImage(com.nttdocomo.ui.Image left,
                                            com.nttdocomo.ui.Image right)
左目用の画像と右目用の画像からステレオ・イメージを生成します。
左目用の画像と右目用の画像を合成して、同じ幅と高さを持つステレオ・イメージを生成します。 そのため、生成されたステレオ・イメージでは、横方向の解像度は元の半分となります。

このメソッドでは、引数に指定されたイメージの内容を新たに生成されたステレオ・イメージにコピーします。

パラメータ:
left - 左目用のイメージを指定します。
right - 右目用のイメージを指定します。
戻り値:
ステレオ・イメージを返します。
例外:
NullPointerException - 引数 left, right のいずれかまたは両方に null が指定された場合に発生します。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 left, right のいずれかまたは両方に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 left, right のいずれかまたは両方に、立体視に使用できない種類のイメージが指定された場合に発生します(UNSUPPORTED_FORMAT)。 例えば、オプション API で定義される Image クラスのサブクラスのインスタンスを指定した場合に発生することがあります。
IllegalArgumentException - 引数 left, right のイメージの幅と高さのいずれかまたは両方が異なる場合に発生します。

createStereoImage

public static StereoImage createStereoImage(int width,
                                            int height,
                                            StereoImage image)
サイズを調整したステレオ・イメージを生成します。
ステレオ・イメージを元に、 指定した幅と高さのスクリーンで立体視画像が表示できるようにサイズを調整したステレオ・イメージを新たに生成します。 幅や高さが元のステレオ・イメージよりも大きくなる場合はセンタリングを行います。 一方、幅や高さが元のステレオ・イメージよりも小さくなる場合は中央を残してはみ出す部分をトリミングします。

このメソッドでは、引数に指定されたステレオ・イメージの内容を新たに生成されたステレオ・イメージにコピーします。

パラメータ:
width - イメージの幅を指定します。
height - イメージの高さを指定します。
image - サイズの調整を行うステレオ・イメージを指定します。
戻り値:
ステレオ・イメージを返します。
例外:
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 width, height のいずれかまたは両方が0以下の場合に発生します。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に、立体視に使用できない種類のイメージが指定された場合に発生します(UNSUPPORTED_FORMAT)。 例えば、オプション API で定義される Image クラスのサブクラスのインスタンスを指定した場合に発生することがあります。

setLeftImage

public void setLeftImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
左目用の画像を設定します。
指定された左目用の画像と、ステレオ・イメージの右目用の画像部分を合成します。 そのため、合成されたステレオ・イメージでは、横方向の解像度は元の半分となります。

このメソッドでは、引数に指定されたイメージの内容をステレオ・イメージにコピーします。

パラメータ:
image - 左目用のイメージを指定します。
例外:
com.nttdocomo.ui.UIException - 既にdisposeされているオブジェクトに対して呼ばれた場合に発生します。(ILLEGAL_STATE)
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に、立体視に使用できない種類のイメージが指定された場合に発生します(UNSUPPORTED_FORMAT)。 例えば、オプション API で定義される Image クラスのサブクラスのインスタンスを指定した場合に発生することがあります。
IllegalArgumentException - 引数 image の幅と高さのいずれかまたは両方がこのステレオ・イメージと異なる場合に発生します。

setRightImage

public void setRightImage(com.nttdocomo.ui.Image image)
右目用の画像を設定します。
ステレオ・イメージの左目用の画像部分と、指定された右目用の画像とを合成します。 そのため、合成されたステレオ・イメージでは、横方向の解像度は元の半分となります。

このメソッドでは、引数に指定されたイメージの内容をステレオ・イメージにコピーします。

パラメータ:
image - 右目用のイメージを指定します。
例外:
com.nttdocomo.ui.UIException - 既にdisposeされているオブジェクトに対して呼ばれた場合に発生します。(ILLEGAL_STATE)
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
com.nttdocomo.ui.UIException - 引数 image に、立体視に使用できない種類のイメージが指定された場合に発生します(UNSUPPORTED_FORMAT)。 例えば、オプション API で定義される Image クラスのサブクラスのインスタンスを指定した場合に発生することがあります。
IllegalArgumentException - 引数 image の幅と高さのいずれかまたは両方がこのステレオ・イメージと異なる場合に発生します。


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