名前: ナ−ス

性別: 女性

メッセージ: 以前、不幸なことに男に強姦された女子高生が、治療にやって来たことがあった。

　それも彼女はワギナではなく、肛門を犯されたため、裂傷を負ってしまったのだ。

　相手の男性は同じ高校の先輩ということで、親に付き添われて、入院中の彼女に謝罪に来たのでよく覚えていたのだ。

　当時、私が彼女の話し相手になって、ショックを和らげてあげようと、色々と努力したのだ。

　もう二年も前のことになる。

　その彼女がこのたび結婚することになったと、私に報告しに来てくれたのだ。

　普通なら「おめでとう。良かったわね」とショックからの立ち直りを祝福してあげたいところなのだけど、理由があって、私は素直には、「おめでとう」を言えなかった。

　なぜなら、その結婚相手というのが、二年前、彼女の肛門を強姦したあの先輩だったからだ。

　「変な出会いだったけど,私、彼に誠意を感じて・・・・・・。いつの間にか好きになってしまったんです。」

　と始めはそんなことを言っていたのだが、私は信じられなくて、女の性が浮かび上がってきたのだ。

　要するに、彼女、肛門を犯されて、自分がその部分に興味を持っていることに気づいてしまったのだ。

　勿論、彼女が良ければ、それでいい事なのだが、私としては複雑な心境になってしまった。

　黙り込んでしまった私に、彼女が羞ずかしそううに聞いてきた事柄に、私はまたしても驚かされてしまった。

　「看護婦さんだったらご存じだと思うだけど、アナルセックスをする時に、注意しなければならないことがあったら教えてください。」

　私はしばらく絶句した後、職業意識を取り戻して、衛生面で注意しなければならないことを話してあげた。

　それから、

　「決して無理に入れちゃ駄目よ。また裂けてしまったら、羞ずかしい思いをしなければならないんだから」

　と、忠告もしたのだか、

　「それは大丈夫。もう、無理なんかしなくても、うまくできるんです。私たち」

　三度目の絶句だったが、もう私の神経は、驚きにはなれてしまっていた。

　呆れ返っていた。

　取り合えずは言っておこう。

　「おめでとうさん」

　別の患者お相撲さんが肝炎で入院してきた。

　早く退院して、稽古をしたいとドクタ−に訴えていた。

　当然、血液や尿や便を調べたのだが、便からスペルマが発見された。

　それだけのことだが、彼が稽古に戻りたがる理由が判った。