名前: Dr.JJ
性別: 男性
メッセージ: 看護婦さんを怒鳴ってしまった後、大変、気まずい雰囲気になってしまい、後の処置は彼女にまかせて、私は隣の診察室で待っていることにしました。
冷静になって、考えてみると直腸鏡の際、かなり下腹部が張ってきていることに気づいてあげるべきで、我慢させてしまった私に非があるのは明らかでした。
しかも、彼女の突然の排便に我を忘れて何も悪くない看護婦さんにあたってしまって、申しわけない気持ちで彼女のことを考えていました。
彼女は、学◯院大学の学生だといっていました。
そういえば、診察時の服装も、品の良さそうなブラウスにフェレのタイトなジーンズ(お尻がはちきれそう)、フェラガモのローファーを素足に履いて、プレゲの時計をつけていましたが、嫌みがなく、実にさまになっていて好感がもてました。
言葉遣いも非常に丁寧で落ち着いていて、育ちの良さが随所に感じられました。
また他人への思い遣り、一緒に来ていた友達二人の会話から、リーダーシップ的な力もあるなと思いました。
いわゆる成り金の娘ではなく、本当のお嬢様であることは明らかでした。
いままで直にそういった人種と接したことがなかったので、今になって頭の中が混乱してきました。
10分ぐらいして背中で声がしました。
「先生、先程は大変申し訳ありませんでした」
看護婦さんが本当に申し訳なさそうに立っていました。
目が少し潤んで、鼻がすこし赤くなっていました。
そんなにひどく怒った憶えはないのですが、すっかり恐縮してしまっていて、それまでの私にたいする接しかたとの変わりようにこちらがびっくりしてしまいそうでした。
「ジギタールの準備のほどできましたけれども」
「もう結構です」
また怒鳴ってしまいました。
「でも、説明して待っていただいでいるんです」
看護婦さんの顔が泣き顔にゆがんでいました。
その時の私は、理由はわかりませんが、なぜか苛立っていて、正常な思考ができないでいました。
無言のまま、隣の処置室へズカズカと入っていきました。
Dr.JJさんの要望により、この続きは「願望・妄想の小部屋」でお楽しみください。
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