(これは祐美さんからのお便りです。)
ホームページにメールアドレスを掲載してもらって、本当にありがとうございます。
たくさんの方から真剣なメールをもらって、嬉しくて泣いてしまいました。
お返事はまだできていませんが、必ずするつもりです。
実は学校にも行ってなくて、メールを読んだ上での自分の気持ちをきちんと考えました。
私はやっぱりヌードにされた心の傷、針で血まみれにされたショックから立ち直れません。
このホームページにメールしている方はみなさんそういうことを楽しむ余裕のある方だと思います。
私は無理でした。
被害妄想かもしれませんが、悔しさと怒りと世間からはずれてしまった気持ちばかりになってしまいました。
タトゥーは私にとってなんなのと考えたら「言い訳」なんですよね。
最初はむちゃくちゃになってしまいたいという気持ちだったんですが、今は「アートで危険なタトゥーを隠している女」というキャラクターに自分をかえて、それで裸にされたことやSMモデルになった経験を、汚れたんじゃないんだよって、いいたいんです。
それは他人に対してと言うより自分に対してだとおもいます。
将来がなくなるとか、好きな人とつきあえなくなるという意見もよくわかります。
それが自分の中でも割り切れない一つです。
それもよく考えて自分に聞いてわかったのが、そんなふうに戻れなくなると思うことが、自分を破壊する欲望になっていてマスタペーションさせてしまうのです。
性的に興奮するとかいうより、もっと衝動的なものだと思います。
私を変態という方もいましたが、本当にそうだと思います。
そうならないと環境適応できないようにされてしまったんです。
基本的にはタトゥーは怖いし嫌なのです。
でも入れたいのです。
おかしいですね。
でも反対メールばかりなのでひょっとしたら自分はとんでもない間違いをしているかもという怖さがあって、できないでいます。
あまりタトゥーの先生達を待たせるわけにもいかないので、考えます。
祐美
祐美さん、始めてメールします。
ハイヒールの小部屋を読んで、よけいなお世話かもしれませんが一言アドバイスします。
私は管理人さんが言われていることに、全く賛成です。
タトゥーやピアスをするのは、やめましょう。
私は、昔半端な世界にいた人間です。
女の人を食い物にしてきた人間です。
年齢は48才、ビデオを作っていました。
それも裏専門です。裏本も作りました。
私は、昔バンドをやっていました。
ミュージシャンは結構もてます。
寄ってくる女の子を、おだててのせて製作会社へ回していました。
そういう専門のプロダクションもあります。
私の回りで行われたいくつかの例を紹介します。
20年前は、一番簡単なのが薬でした。
ホテルへ連れ込み、薬をあそこへ塗ってセックスを始めます。
注射しなくても女性のあそこはすごく吸収します。
何度か繰り返すと、確実に薬が欲しくなります。
特にセックスの時には。
そこで薬をやるから、撮影したいと話を持ちかけます。
ほとんどの女の人は了解します。
最後はセックスしないときも欲しくなり、薬ほしさに何でもするようになります。
そのためにソープで働いている人を何人も知っています。
でも薬は女の子に警察へ駆け込まれるとやばいので、最近ではあんまり使いません。
次は、写真に撮るという方法でした。
これは荒っぽい手段ですが、効果はあるのです。
何度目かのセックスで写真を撮ります。
それも女の子をのせておだてて出来るだけイヤらしい写真を撮るのです。
その写真を見せて、家族や職場にばらまくと脅す方法です。
これも、最近では減ってます。
一番女の子を安全に自由に出来るのが「刺青」でした。
綺麗だとか君にしかできないとかおだてて「刺青」を入れさせるのです。
「刺青」を入れた体は、もう元には戻りませんから、普通の世界の人と深い付き合いをすることは無くなります。
親にも言えなくなります。
そこがねらいなのです。
相手にしてくれる人が少なくなれば、言うことを聞かせることが簡単です。
最後は体を売らせます。
35才になるともう使い物になりませんから、それまでは優しくしながら稼いでもらいます。
そういう子たちは、ほとんどが幸せになっていません。
ホントの話です。
ハッキリ言います。
祐美さんはだまされています。
モデル事務所とタトゥーの先生はどこかでつながっているはずです。
タトゥーやピアスをしたモデルとして、使いたいからすすめられているのです。
今、撮影会やビデオや写真の世界でタトゥーやピアスをしたモデルが、求められているのでしょう。
その事務所は、それで商売をしようと考えているのです。
ひょっとすると、祐美さんがタトゥーやピアスをした後に、モデルはイヤだと言ったら、
「あの金は、事務所が払ったんだから、その分は働いてもらわないとこまる」
と言い出すかもしれませんよ。
怖いお兄さんが出てくるかもしれないですよ。
それでも言うことを聞かないと薬までいくかもしれません。
撮影会でおもちゃを使えと言われたときには注意して下さい。
おもちゃに薬をぬっておくのです。
おもちゃを入れて、キュンときたら要注意です。
よくある話です。
タトゥーやピアスをしたら、飽きられるまで使われ後は知らないになってしまいますよ。
ビデオや写真に撮られ、本になったりインディーズビデオや裏ビデオで売られたり、インターネットでは当然みんなに見られるでしょうね。
いつか親や親戚、友達に見つかってしまいますよ。
祐美さんの事なんか、彼らは考えていないのです。
愛する人と出会ったときに、彼にタトゥーやピアスをした体をどう説明するのですか。
それで、その出会いがダメになってもイイのですか?
親の悲しむ顔を見てしまいますよ。
今回のことは、やめましょう。
管理人さんがおっしゃるように、親やこれから出会う大切な人の事を考えて下さい。
もし、祐美さんがマゾとしての目覚めで自虐的にそれを望むのでしたら、もっとスマートにマゾの世界を求めている人たちを知っています。
日本一のサドの女王様も知っています。
ご紹介しますよ。
祐美さんは、今、まだ何も知らないから、タトゥーに何か惹かれるモノを感じるのかもしれませんが、SMの世界はもっと奥深く体だけではない精神世界もあるのです。
体に傷を付けるよりトラウマにならない精神的自虐もあるのです。
とにかく一度、その事務所と先生から距離をとりましょう。
そして考えましょう。
タトゥーやピアスをどうしてもしたければ、私がご紹介してもかまいません。
無料でやってくれる人からしてもらうのは、やめて下さい。
ただほど高いモノはありません。そこが一番アブナイのです。
祐美さんはまだ若いのだから、いろんな可能性と出会う事が出来るのです。
それを潰すようなことは、止めましょう。
何かあれば、相談して下さい。
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