モモやん小泊の日々つれづれ日記
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2004年5月1日(土) GW旅行の準備。レンタカーがない!
やや二日酔い気味ながら友人の家で朝からリリースの和訳。もちろんエッジを持っていったのだが、またしても微妙に近所の家の無線LANが入る。利用させてもらったが、いまいち遠いのか不安定なのと、VPNが通らないようなので結局メインはエッジ。いや、それは当然なんだけど。
ワードは相変わらず使いにくい。特に画像を貼り込んだときの処理が理解しがたい。文字列をまとめて削除したり、コピー&ペーストすると、一緒に画像も消えたり、コピーされたりすることが多いのだが、同じ範囲を一文字ずつ削除していくと、その画像は消えないのだ。これ、どういう構造になってるんだ?
夕方、もう結構あわて気味なのだが、3日からの旅行用のチケットを取りに行く。GWに旅行なんてしたくないのだが、子供の保育園はやってないし、今年は運良くというか、FISCOが改修中でやってないために、毎年恒例のGTの仕事がない。5年ほど前まではル・マンの予備予選なんかもあったし、もてぎでCARTやったこともあったし、去年は初のインディ500でバタバタしてたしで、GWは忙しいもの、と思っていたのだが、今年は何もないGWになりそうなので、たまには家族旅行でも行きますか、となった。
でもクルマだとどこへ行くにしても行き帰り混むのは目に見えているので、たまたま先日電車に乗って目に付いた、北東北フリー切符を使ってみるべぇ、と思ったのだ。行き帰りの東京付近だけでも、新幹線で楽が出来れば大きい。現地ではレンタカーを借りて回ることにして、往復の新幹線代×2人分と考えても結構お得なチケットみたいだし。
基本的に東北は大好きで、一人でもツーリングで回ったことがあるし、その後取材でも何度も走っている。また、青森の津軽半島には、オイラの名前と同じ「小泊」という村がある。冬場には道路が通れなくなって孤立してしまうような、小さな漁村なのだが、十数年前に一人でツーリングしていたときに初めて行って、その雰囲気と、偶然入った寿司屋のオジサンによくしてもらったこと、そしてそのオジサンに、次に泊まるなら別の宿にしなよ、といわれて勧められた宿に泊まってみたかったのだ。もう詳しい名前は覚えてないのだが、ネットで調べてみたら、それらしい名前があったので、そこの予約を取ってしまった。GWで、しかも直前の予約なのに、3日の夜なら空いているという。やっぱり3日からスタートだと結構楽かも。
翌日の宿は、アウトライダーで取材していたときに行った、七時雨というところの一軒宿。イーハトーブトライアルのスタート地点になる場所、といえばバイク乗りなら聞いたことがあるかもしれないが、ものすごくいいロケーションなのである。あの周辺を気持ちよく走ってみたいな、というのがあって、そこも問い合わせてみたところ、宿泊おっけー。
なんだ、GWとはいっても結構楽勝じゃん、と、駅に切符を買いに行ったのだが、どんでん返しはその後待っていたのだった。
切符はもちろん買えたし、行きの指定券も取れた。ところが、それとセットにして申し込むつもりだったトレン太くん(JRのレンタカー)が全然取れない。最初は盛岡で新幹線を降りて、そこから青森まで行こうと考えていたのに、岩手県内のレンタカー営業所は全滅だという。考えてみたら当たり前だ。レンタカーにとってはかきいれ時だからだ。
窓口の人にいろいろ当たってもらったところ、八戸に一台だけ残っているという。青森の他の駅ももうダメらしい。向こうでの足がないのは困るのでそれを押さえてもらう。帰りは盛岡あたりで乗り捨てようかと思っていたのだが、乗り捨て代も結構かかるのであきらめた。最後のスケジュールがちょっと辛そうな感じ。
一応3泊4日で考えているのだが、3日目以降は、GWも終わってしまうことだし、どこでも泊まれるだろうと、行き当たりばったりにすることにした。
さて、どーなることやら。
2004年5月2日(日) 旅行の準備その2。NZラリー。DE耐
とりあえずいろいろと旅行の準備。切符とレンタカー代はもう払ってしまったからいいが、宿代やなんだかんだでかかることを考えて、いくら持っていくか悩む。クルマなんだから銀行へ行けば、とも思ったが、考えたらGW中なので、向こうのMICS提携銀行でもおろせない可能性がある。UFJはどこの駅にあるのかな?とHPで調べたら、なんと、青森と岩手にはUFJがない。アイワイバンクは?と調べたら、これもない。唯一、ローソンのATMがあるようなので一安心。ただ、これも青森だけで、岩手や秋田にはないんだけどね。何でだろう。
仕事がないとはいっても、F1のプレビューの仕事はあるし、ニュース系も入ってくる可能性はあるしで、もちろんPCは持っていくし、いざというときにつなげるようにはしておきたい。ところが、一泊目の宿を取った小泊のあたりでは、エッジが通じないのだった。あの佐渡(昨年行く予定だったので調べたのだ)ですら通じるというのに。最悪は30分くらい走って通じる場所まで行くしかないねぇ。うーん。
あとは天気だ。天気がいまいちそうなのが悲しい。
夜はESPNでNZラリー。先週の本放送はF1で見られなかったんだけど、再放送やってくれるのはありがたい。しかし、前回のメキシコの時にアネットたんが引退する、と言ってて、今回からどうするんだろう、新しいアシスタントでも入れるのかしら、と思いながら見たら、特に新メンバーもなく、福井のオジサンが一生懸命説明もしてる。大変だ(笑)
ナカニイがグロンホルムを追ってるが、やっぱりワークスはすげぇ。ドアとかどんどん新品が出て来ちゃうもんね。さすがにモノコックの変形までは完全には直せないにしても、あの短時間で本当に直しちゃうのはものすごいね。
あの辺の映像、おそらくナカニイがずっと追っかけて一人で撮ってるんだと思うんだけど。全然音楽も解説も入らずにひたすら現場の音だけ、ってのはなかなかいいね。前回のソルベルグのトラブルの時は、あまりに運が良すぎた感もあったが。あの現場音声のみってのは緊迫感があっていいよね。今回もなかなかおもしろかった。
しかし、アネットたんがいないのはまぁしょうがないとは言え、華のない番組だねぇ。どちらも一応面識はある方(かた)なので、オイラ的にはおもしろいんだけれども、あまりに華がない。誰かいないのかしら。
福井さんもナカニイも知識や経験があるので話自体はおもしろいのだが、しゃべるプロではないので、結構かんだり、間の取り方が気になったりもする。録画だろうに、こんな番組で成り立つのかよ、という感じ。モータースポーツ系の番組はマニアックになりがちではあるんが、これはマニアックすぎだろう。まぁ国沢みたいなのがしゃべればいいというものでもないんだが。
DE耐という、小排気量のバイクでやる耐久レースがある。もてぎの本コースが走れるのでおもしろそうだ、と思っていたのだが、何よりロードレースだとツナギやブーツもそろえ直さなくちゃならないし、レンタルもあるらしいんだけど、やっぱり敷居が高い。バイクだけ出していじくるのもいいよなぁと思っていたのだが、ウチにあるバイクではちょっと難しいレギュレーションだったので、昨年も、今年も出場はあきらめた。
しかし、最近行きつけのバイク屋では、昨年も出ており、今年も常連有志で出場するという。昨年は秋だったが、今年はGWの開催ということで、突貫工事でバイクを仕上げ、何とか昨日の車検を通し、今日の本戦も走ったようだ。見に行きたかったのだがさすがに明日から旅行となると、体力的にもいろんな状況からいっても難しい。
残念ながらチェッカー15分ほど前にエンジンが壊れ、完走には至らなかったらしいが、一昨日の時点で、やっとバイクの形になり、その時点でもまだ試走もしてなかったという状況だったのに、ゴール直前まではちゃんと走ったというから大したものである。
来年はスケジュールが空けば、見に行くだけでも行きたいねぇ。
2004年5月3日(月) 北東北流れ旅行:1日目
朝8時の新幹線で青森は八戸へ。鉄ちゃんじゃないので詳しいわけではないが、男の子だから乗り物は好きだし、新幹線ももちろん好きではある。先日,TVチャンピオンで新幹線特集をやっていたのを見て、新幹線が連結状態で走ることがあるというのを知ったのだが、この青森方面のはやてがまさにそうなのだった。盛岡までは秋田行きのこまちと連結しているらしい。連結部分自体は対向車両で見られたのだが、やっぱり分割、連結時がちょっと見たかった。
とりあえず盛岡で分割は見られないわけではなく、見に行こうかとは思ったのだが、先頭に近い車両だったため、連結部が遠く(15両もあるんだもんなぁ)、停車時間がとても足りずにあきらめた。
八戸でレンタカーを借りる。今回の旅の相棒はホンダのフィット。ほぼおろしたての新車らしい。オドメーターは1300ちょっとを指している。DVDナビも着いてるし、フィットは乗ったことがなかったのでどの程度走るか楽しみだ。
引き取りの時の説明で、駅内のレンタカー屋の駐車場から出るのに、ナビが対応していないので、と細かく説明される。そんなもん、見る限り一本道だし、迷いようもないだろうと思ったが、それほど変更の激しい場所なのか、ナビの情報が古いのか、ということだけはわかる。とりあえず昼飯を食うのによさげな場所、と聞くと、
八食センターというのが出来たというので行くことに。当初は八戸だし、港近くにいくらでも飯屋があるとは思って調べていなかったのだが。
着いて車を入れようとしたら、手前の道からかなりの渋滞。まだ昼前なんですけど。ちょっと待ったものの、混み具合の割にはスムースに入れた。雨模様でGWということもあって、地元の人がかなり来ているんだろうか。我々と入れ替わる形では、見るからに仕入れ、という感じの人たちがトロ箱を抱えて出ていく。
入ってびっくり。かなりの人だ。正直、GWとはいえ八戸あたりじゃ寂しいものだろうと思っていたのでちょっと驚いた。内容的にはアメ横に地元の市場とか、漁港近くのフィッシャーマンズワーフの売り場が加わったような感じなのだが、目新しいというか面白かったのは、この中で買ったものなら何でも持ち込んで食べていい(上記リンク先、「好き勝手広場:七厘村」参照)というシステム。でかい七輪?と言っていいのかわからんが、四角くてバーベキューグリルみたいな七輪を借りられたり、その辺は面白かった。
残念ながら、すぐに出発だったし、あそこで焼き物をやるなら、腰を据えて酒も飲みたい感じなのだが、運転手なので簡単な弁当を買って食べるに済ませたが、帰りに寄れるならちょっと寄りたい感じ。
今日の最初の目的地は浅虫温泉。青森から下北半島方面へちょっと行ったところに、温泉街と、それに隣接した遊園地、水族館などがあるらしい。まずはそこにナビを設定して出発する。ところが、最初の有料道路への入り口が、指定されるちょっと前の場所で看板が出ている。ちょっと悩んだが、目の前にそっち行きの看板が出ているのだから、とそっちへ曲がる。どうもこの辺も工事で変わっているのが、ナビに反映されていないようだ。気づかなかったらまっすぐ行ってしまっただろうか。ナビに頼り切ると、まともに全体図としての地図を見なくなるので、こういうときにちょっと困る。
まだ雰囲気としてはちょっと寒い感じの青森路を走りながら、青森の市街地の脇を抜けて浅虫温泉への、海岸沿いの一本道へ入る。と、大渋滞である。こんな田舎でもVICSは有効なんだな、なんて不思議な感慨を受けながらじりじりと進む。何とか水族館近くまでは着いても、当然駐車場入り口付近は大渋滞である。ナビを頼りに裏道に飛び込むと、線路のそばに公営(なのか?)らしい砂利の駐車場があり、隙間があったので突っ込む。
県営らしいのだが、なかなかの規模の水族館ではあった。GWということもありかなり混んでいて、イルカのショーなんてメチャ混みで入れないほどだったが、その代わりに行った餌付けプールでは、まずこの近さではなかなか見られないだろうというほど近くでジャンプを見ることが出来、子供は相当喜んでいたようだ。
面白かったのはむしろ、客の方だった。東京近郊の水族館だと客がスレているというか、慣れてしまっているような反応なのだが、こちらでは違う。イルカが出てくるだけで「ホー」という感じで、そういう点では新鮮だった。目の前にいたオバサンは、隣のオジサン(夫婦なのだろう)に、「イルカって大きいのねぇ」なんて言ってたし。初めて生で見たんだろうねぇ。
とりあえず堪能したということで、混み始める前に帰路へ。というか、6時に小泊の宿へ着かなくちゃならないということで、結構急ぎなのだった。本来なら青森の駅近くの市街地にもちょっと寄りたかったのだが、とてもそんな時間はとれず。雨も強くなってきたし、市街地に入ったら、目抜き通りは渋滞中との表示。仕方なくそのまま津軽半島方面へと足を向ける。ナビにはすでに小泊を登録し、画面には想定到着時間が表示されているが、その時間は7時近い。こりゃまずいとちょっと飛ばし気味に。
以前ツーリングで来たときは、竜飛岬まで津軽半島をぐるりと回ったせいもあったのだが、半日かかってしまった記憶があった。実際に地図で見てみればそれほどの距離じゃないのだが、とにかく竜飛までの道が狭く、クルマもそこそこ走っていて距離が稼げなかった感じだったのだ。それもあってちょっと飛ばす。夕刻で、ほとんどクルマは走ってないのだが、それでもちょっと飛ばすとゆっくりのクルマにつかえてしまう。最大限の安全を確認しながら、どんどんパスして行くと、ナビの想定到着時間がどんどん早まっていってちょっと楽しい。危ないけどね。
以前は竜飛まで回ったが、今日はとてもそんな時間はとれないし、雨も降ってるしで手前から津軽半島を横断するルートを取る。行きの新幹線の中にあった「トランヴェール」は、うまい具合にこの津軽半島、十三湖周辺が特集されており、十三湖のシジミは美味い、と書かれていて楽しみにしていたのだが、さすがにこの時間では厳しく、明日帰り際に通ってシジミラーメンでも食おう、ということで途を急ぐ。
この日は最初からカメラを出すのを忘れ、ろくに写真を撮っておらず、旅行記としては寂しいのだが、このあたりからちょっと写真が出てくる。十三湖を越える手前の高原地帯で、不意に牧場が現れ、道路のすぐ脇に牛がいたのでちょっと停めてパチリ。
あとはかっとんで、何とか明るいうちに小泊村へ到着。村の中をちょっと走り、以前入った寿司屋を確認する。なんだか妙に新しい建物になってるが、多分ここだろうという店を発見するも、どうもGW期間中は休業のようで、残念。雨は小降りだが、とりあえず宿に入ることにする。場所はわかっているが、漁港の奥、どん詰まりの駐車場に看板があるので停めて歩いてみると、海沿いの遊歩道のような階段を延々行かなくちゃならない。これ、荷物担いでいくのは辛いなぁ、と、宿に入って聞いてみると、林道側に回ることで、宿の上、すぐ近くまでクルマで入れるらしい。この遊歩道も結構いい感じなのだが、小雨も降ってて滑りやすいし、これは明日にでも、ということでクルマに戻り、林道方面へ。
ところが、この林道が結構長い。知らずに初めて入っていったら、本当にこれでいいのか、と不安になるくらいである(全舗装だったが)。すごい山の中に入ってきたな、と思ったらいきなり視界が海に開け、その脇に宿が張り付くようにしてあった。確かに眺望は満点だろう。
宿は「飛龍閣」という、まぁ民宿だろうなぁ。小泊村にある宿は、ここでも高級かな、という程度の民宿ばかりなのである。しかし、以前泊まった宿(以前は「小泊温泉」という名前に惹かれて、なんだかしょぼい宿に泊まってしまったのだった)よりも全然マシである。ナニより飯がすごくうまかった。
ただ、いまいちピントがあってないというか、そういう印象はあった。厨房の目の前だったので直接ビールとかいろいろ頼みに行ったのだが、後で直接電話の9番でフロントを呼んで頼んでくれという。そりゃ、まかないを食ってるところに入っていったのは気まずかったかもしれないが、近くなんだからいいじゃねーかという気になる。
また、場所が場所なのでエッジが通じない。これは調べてあった(村自体通じないのだが)し、青森で一度繋いでメールチェックはしておいたのだが、部屋には電話があり、普通に外線が出せる回線だったので一安心。ところが、何度か繋いだ後、途中で一瞬電話が鳴った直後に切れた。そのあとは外線に繋がらなくなってしまった。それどころかフロントにすら繋がらない。あわててフロントへ行って聞いてみると、「外線にかけますか」と聞かれて、もちろん、と応えたら何かを切り替えるような操作をしていた。なんか繋ぎ換えていたんだろうか。
まぁ、繋がって、仕事が出来たのでそれはよしなのだが。ただ、24000kbsほどでしか繋がらず、いつもやっている更新作業なのに、とにかくストレスのたまるスピードだった。
残念ながら、の雨模様ではあるが、窓の外には小泊漁港の景色が浮かび、たまにイカ釣り漁船なのか、ライトをつけた船が出入りしたりして雰囲気は満点である。雨で街に出られなかったことと、街の店が開いてないようだったことは残念だが。あとはこれで宿の人たちの応対がもうちょっとフレンドリーだったら、と思ってしまう小泊の夜なのだった。

本日の(クルマでの)移動図。走行距離は200km弱。
2004年5月4日(火) 北東北流れ旅行:2日目
今日は天気が回復してくれるといいなぁ、と都合のいいことを考えていたのだが、起きてみれば昨日以上の大雨である。急ぐ旅でもなし、待ってたら少しは回復するかしら、と朝飯も遅めにし、チェックアウトぎりぎりまで粘るが全然回復の気配はなし。仕方なく出発する。昨夜は仕事をした関係で、外線で1時間以上繋いだのだが、精算してみたら350円しか取られなかった。一番近い青森市内のアクセスポイントに繋いだとはいえ、ちょっと拍子抜け。また、荷物を動かしたりしていたとき、ルームクリーニングを始めていた仲居さんたちとカミさんがいろいろと話をしているようで、昨夜からああだったら良かったのに、とちょっと残念。
宿の中には、「こどまり」の文字が入った提灯(観光地ならどこにでもある小型の奴)が飾ってあったので、買って帰ろうと聞いてみたら、置いてあるだけで宿では売ってないと言う。まぁこれから行く竜泊ラインの入り口付近に新たに道の駅が出来てるみたいだし、そこで買えるだろうと出発。
まずは竜飛岬を目指す。小泊と竜飛岬を繋ぐ国道339が竜泊ラインと呼ばれ、晴れてればかなり気持ちのいいワインディングである。冬季は閉鎖されてしまう道でもあるのだが、今回はひどい霧に阻まれることになった。一番ひどい峠越え付近では、視界5mあるかどうか、というような状態で、とてもじゃないがもう一度通りたいと思える状況ではない。帰りに通るだろうから、と道の駅にも寄らず、その先の十三湖のシジミラーメンも楽しみにしていたのに、通らずに津軽半島の東側ルートで戻ることになってしまった。
竜飛岬も、本来なら階段国道を歩きたかったのだが、ものすごい雨と風で断念。青函トンネル記念館でトロッコ列車に乗ろうとも考えていた(これなら雨は関係ないし)のだが、子供がクルマの中で熟睡してしまい、これも断念。階段国道の入り口で写真を撮るだけで通過してしまった。それもこれも悪天候が悪いのだ。くそー。

大雨の中、何とか下側の入り口をのぞきに行くの図。
国道はカミさんの後ろ、右奥に入っていく。
以前来たときはこのタイルのようなものはなかった気がするが。
それでも、ここから入っていく部分は、幅1mほどの
普通の家の間の路地なのである。その上の階段そのものよりも、
こっちの方が面白い。ここはこういうのが好きな人は必見。
悔しくてちょっとふらふら走っていたら、竜飛岬の駐車場付近から、まだ奥に入る道へと迷い込んでしまう。それはとんでもない奥地の民宿へ行く道だったのだが、そこからの海岸の景色はなかなか良かった。しかし、こんなところで泊まる人たちが居るんだねぇ。小泊村に泊まった人間のいうことではないかも知れないが。
雨の海岸線を南下。本来ならこの辺のルートも、義経の北方逃避伝があるので面白いルートなのだが、天気が悪く、ひたすら走り抜けてしまう。青森付近に着いたところで、次の目的地は三内丸山遺跡である。かなり手前から道路の案内標識に三内丸山遺跡が出てくるので、観光資源としてかなり力を入れているのがわかる。
有料道路を降りて、すぐに遺跡なのだが、きちんと整備されて、立派な施設になっているのに驚いた。

三内丸山遺跡の建物を、2枚に分けて撮って合成。
雨もかなり小降りになってきたし、と遺跡の方をのぞきに行く。一つ一つの竪穴式住居は、ちゃんと中に入れるようになっており、なかなか面白い。

建物付近から、遺跡の方を臨む。
左の白っぽい筒みたいなのは、
その下に地層の展示室が潜っている。

竪穴式住居の中で、入り口からのぞき込んでる2人をパチリ。
ストロボを炊いてるので明るいが、中は真っ暗だ。
三内丸山遺跡といえば、星野之宣の漫画「宗像教授の伝奇考」の中で出てくる、この有名な六本柱はちょっと見てみたかった。この写真のものは復元されたもので(当たり前だが)、近くのドーム内に、実際の穴の跡は保存されている。面白い保存/展示方だとは思うが、ドーム内の穴の跡は、雨漏り?なのかでいくつかの穴に水がたまっていたのが気になった。

六本柱と、その奥はでかい建物。
これは広くて、中もライトが用意されている。
人間との対比ででかさがわかると思う。
この遺跡は、建物の方もそれなりに展示があって、考古学とかが好きな人ならそれなりに楽しめると思う。あとは、売店にあった栗のソフトクリームってのがちょっと物珍しかったかな。モンブランを意識して作ったらしいが。オイラ、モンブランは好きなのだが。悪くはなかったけど、隣で売ってたリンゴのシュークリームの方が好みかな。
次は、天気が回復していれば、八甲田の温泉で、田代元湯という、川沿いに湧いている露天風呂に行こうと思っていたのだった。しかし、そこまで結構山道を歩かねばならず、雨がやまないのであきらめた。この田代元湯、10年ほど前に取材で行ったのだが、当時は電気の来ていない、素泊まりオンリーの山の中の宿、でも温泉は最高、というふれこみで、一人で取材させられたのだ。確かにその通りだったのだが、宿には爺さん婆さん2人が住んでいるのみで、ランプすらなく、もちろんオイラ以外に誰も宿泊客などいない(宿にはもちろん電話もないので、宿泊予約はこちらに、とあった宿とは別のところに電話をしたとき、「本当に泊まるんですか?」と聞かれて嫌な予感がしたのだった)。かなり古い建物の中には、昭和40年代の週刊誌などが置かれており、八甲田といえばあの雪中行軍の悲劇がどうしても頭の隅に浮かんできて、一人での真っ暗な夜はめちゃくちゃ怖かったのを覚えている。
ただ、本当に温泉は良かったし、その後、あのあたりはダムの建設予定があり、ダムが出来れば沈んでしまう温泉だということで、もう来られないかも、という感傷もあったのだった。その後、結局いくらもたたないうちに、ダムよりも先に管理者がいなくなり(亡くなったのか、行かなくなったのかは不明。元々冬は行けないところなのだ)、荒れ放題だったのを、最近は地元の有志が掃除してちゃんと入れるようにしているという話を聞いたので、どうしても行きたかったのだ。まぁ今のところ、まだダムに沈むという話は聞かないし、次に来るときの楽しみに取っておくとしますか。
もう一つ、ここへ来るのに楽しみにしていたのは、国道394号の城ヶ倉大橋である。当時は八甲田から酸ヶ湯を越え、弘前方面へと向かう国道394号が、めちゃくちゃ凶悪な未舗装路だったのだが、そこに城ヶ倉大橋という大きな橋が平成7年に完成している(行った当時は作っているのは見えたが、通れなかった)ので、それも(出来れば旧道も)通りたかったのだが、悪天候と時間的な問題で断念。
とはいえ、とりあえず酸ヶ湯の千人風呂は入っておかないと、と酸ヶ湯へ向かう。どちらにせよ青森から十和田、奥入瀬を見に行くならここは通過ルートだし、と走っていくと、どんどん標高が上がるに連れ、両脇は残雪が増えていく。酸ヶ湯の近くでは、真冬の景色と見まごうような状況であった。

八甲田の山の中はこんな状態。GWだというのに。
車内からカミさんがパチリ。
酸ヶ湯は混浴だよ、というのはカミさんに伝えてあったが、まぁタオルを巻いて入ればいいか、ダメなら男女分かれてる風呂もあるし、ということで連れて行ったのだが、タオルを巻いての入浴は不可だそうで、女性は入るなら、売店で売っている湯浴み着を着てくれと言う。レンタルがあるわけでもなさそうだし、カミさんは実物を見て、あんなもの着たくないという。仕方なく、カミさんは女性専用風呂へ。オイラと子供は千人風呂へ。
10年前は千人風呂も、男女分けなんてなかった気がするが、何かと問題が起こったのだろう、大きな湯船は、真ん中から2つに分ける看板が立ち、男女分かれて入るように書かれている。とはいえ、おかしいのはGW中というのに、女性区分のところには、1,2人しか入ってなかったということ。男性の方は入るのも大変なほど混んでいたのだが。
しかし、あのお湯はすごい。顔を洗うだけで酸っぱいのがわかるし、上がったら顔はスベスベ。こりゃいかにも効きそうです。
風呂でゆっくりしすぎたわけではないが、結構時間が辛くなってきた。奥入瀬までは大した距離ではないが、がらがらなのもあって結構山道を飛ばしていると、子供が気分が悪いといいだし、停めたらすぐに吐いてしまった。ちょっと揺すりすぎたかしらん。まぁ風呂でエネルギー使ったってのもあるかも知れないけど。
ゆっくり、様子を見ながら奥入瀬へ。入り口付近の吊り橋あたりでは子供も完全に元気を取り戻したようだ。ただ、ここ数日の大雨で、川は大増水状態。とても奥入瀬の優雅な流れ、なんて感じじゃなくなっていた。それでも上流に行くにつれ、それっぽい感じは残っており、散歩などをしつつ進むと、気づいたら5時である。
十和田湖は通りすがりに車の中で眺めるのみにして、あわてて宿へと向かう。今晩の宿は七時雨。場所的には安比のちょっと北側なので、もう高速に乗るしかない。十和田湖でちょっと停まったタイミングでナビを操作し、宿で検索したら「七時雨山荘」と出たのでセット。到着予定時間は7時半ほどになっているが、飛ばせば7時前には着くだろう、と山道から高速へ。
高速を走っているうちにどんどん暗くなっていく。安代を過ぎ、もうすぐ降り口の松尾八幡平だ、というあたりで、後ろで地図を見ていたカミさんが、本当にこれでいいのか、と聞いてきた。だいたいの場所をカミさんに伝えていたので、それを地図で追っているのだが、どう考えても安代で降りた方が近いはずだ、という。ナビの予測時間を見る限り、松尾八幡平で降りていくらもいかない場所のようだ。と、そこでピン!ときた。
七時雨山荘というのは、冬と夏とで違う宿なのであった。冬場はスキー客のために、安比近くの宿をそういう名前で呼び、夏場は今回行く、高原の一軒宿をオープンしているのである。ナビに登録されていたのは冬の宿だったのだ!
あわてて地図を見直し、正しい宿の位置を確認する。確かに安代からの方が近いが、もうここまで来てしまったら、一般道で山道を戻った方が早い。後ろの席では、子供が腹が減ったと言って半べそをかいている。すでにお菓子の類は食い尽くしてしまったようだし、何か買ってやれるようなコンビニもない。ただひたすら宿を目指して夜の山道を走る。
この道のりの長かったこと。7時を回ったところで、やっと見慣れた「七時雨鉱泉」を発見。あとはこの道を数キロ行くだけだ。真っ暗な山道に、ぽつんと明かりが見えた。そういえば、以前取材で行ったときも、宿を間違えてこの鉱泉の方に行ってしまい、山荘に着いたのは真っ暗になってからだっけ、なんて昔のことを思い出した。
腹が減っているせいもあってか、カミさんも子供も妙に寒がっている。オイラは一人、緊張しながら車を運転していたのでやや暑い位なのだが。
とはいえ、空腹だったことを差し引いても、この宿の食事もおいしかった。焼き魚や煮物が冷たかったことをカミさんが気にしていた(そういえば夕べの小泊でも焼き魚が冷たいのに文句を言っていたな)が、かなり遅れて着いたんだから文句も言えない。それよりも、暖かいけんちん汁のうまかったこと!
以前来たときには気づかなかったが、ここは山荘なので、部屋にはTVも電話もないのだった。まぁ疲れての到着だし、そんなものなくてもかまわないのだが。ただ、携帯が通じないのには参った。昨夜の小泊ではエッジは通じないのはわかっていたが、宿には電話もあったし、携帯は通じた。しかし、今回の七時雨は、エッジどころか携帯も通じない上に、部屋に電話がない。全く連絡が取れない状態なのであった。まぁ一晩くらいはそんな夜もいいか、なんて、実は急な連絡が来てないことを祈りながら、ではあったのだが。
しかし、安代からそれほど離れてないんだけど、携帯通じないもんだねぇ。そういえば、ここは郵便も届かない場所なのだった(HPで調べるとわかるが、「郵便配達区域外」なんだそうだ)。すごい。
イーハトーブトライアルのスタート地点ということだからだろうが、トライアルの好きそうな客?関係者?らしき人がレストランで酒を飲みながら話していたが、疲れていたのと、子供とカミさんもいたのでそちらには混ざらず(惜しかったが)、一気に就寝。

本日の(クルマでの)移動図。走行距離は350km弱。
2004年5月5日(水) 北東北流れ旅行:3日目
旅行3日目にして、やっとピーカンの朝。
夕べも、1泊目もそうだったのだが、娘が寝るときになって帰りたい帰りたいと言う。布団が変わると寝られないタイプなんだろうか。でも、沖縄に行ったときは非常に気に入って、ホテルに引っ越すとか、沖縄に保育園を移動するとまで言ってたのだが。
今朝はさすがに天気がいいので、朝から周辺を散歩し、玄関近くに大きなレトリーバーがいたのと遊んだようで、ご機嫌である。

宿の敷地内?にあった、おそらくイーハトーブトライアルでの
スタート/フィニッシュ台。この広大なロケーションの中を、
一本道が走っている。そこを抜けるだけでも気持ちいい。
今日はこの辺の牧場でもうろうろしながら、アスピーテラインを走り、盛岡あたりで泊まろうか、という予定。チェックアウトの時に、ご主人と話をしていたら、行くつもりでいた、宿のすぐ近くの牧場のあたりに、県営の
子供の森という施設があるという。パンフレットももらって早速出かけてみる。
確かに近く、宿を出たのがそこそこ早かったのもあって、まだ駐車場はそこそこの入り。駐車場の管理の人と話をしたら、今日でちょうど一周年で、今日はこどもの日ということもあり、ものすごい入りが予想されているそうで、今日一日で30万人は入るだろうと言う。そんなものすごい施設なんかい!(あとで上記HPを見たら、この日で通算30万人突破だそうである。そりゃそうだろうな)
とはいえ、ピーカンの天気のもとで、高原の公園で遊ぶのは気持ちがいい。室内型の施設も結構あり、ウチの子供などはそっちで遊ぶ方が楽しいようだったが(それでも、室内のでかい回転型滑り台は怖いと言ってやらなかった)、アウトドアのばかでかいアスレチックは楽しそうに遊んでいた。変わり種自転車もやらせたかったが、結構並んでいたのであきらめた。これからの季節だと水もの施設も楽しそうだし、もうちょっと大きくなれば、屋外のでかい滑り台も楽しそうだ。ちょっと盛岡からだと距離があるが、もしこの辺に子供と行くことがあるなら、おすすめの施設である。

どうももう一つ気持ちのいい、抜けた写真がないのが残念。
遠景にかすんで見えるのは山々。ものすごく景色のいい、
高原地帯の公園である。
気持ちのいい天候のもと、岩手山を横に眺めながら、今回の目的のウチの一つである八幡平アスピーテラインへと向かう。そこそこの車の数ではあるが、そんなに渋滞するほどでもない。どんどん高度を上げていくと(松尾鉱山跡を見たかったのだが、運転していて気づかなかった。悔しい!)、左右は雪がどんどん増えていく。八甲田も結構な雪だったが、ひょっとするとこっちの方が深いかも。なんて、上の駐車場に停めてみたらびっくり。銀世界である。

今年は新潟でもタイミング的に雪遊びが
出来なかったので、子供は大喜び。
ちょっと雪で遊んだあと、まだまだ上っていく。すると、左右の雪はどんどん深くなり、いわゆる雪の回廊状態になってしまった。過去、スキーなどでバスの中から見たことはあったが、自分で運転して通ったのは初めてで、結構感激。

車の中からパチリ。まさかGWにこの雪の
回廊を走ることが出来るとは思わなかった。
次は田沢湖方面へ。本当は樹海ラインの方も走りたかったが、さすがに時間が厳しく、国道341をひた走って田沢湖へと急ぐ。途中で、道路脇にものすごい吊り橋を発見。とりあえずチャレンジする。新鳩ノ湯温泉への吊り橋のようだが、温泉よりもこの吊り橋である。板の幅は十分だが、手でつかむ部分まで少しあり、そこの下がないのがかなり怖いのだった。オイラ一人で渡る分にはそれほど怖くないのだが、帰り、娘がとことこと行ってしまうのを見ていると、バランスを崩して落ちてしまいそうで、思わず停めて、手を繋いでしまう。しかし、手を繋ぐと左右に並ばざるを得ず、より怖さが増すのだった。

写真で見るとあんまり怖そうに見えないのだが、
この写真を撮っている足下は、5m以上あり、
下は川なのだった。娘はすたすたと寄ってきたが、
これを撮っているカミさんは、ものすごい腰が引けた
状態で戻っていった。その写真がないのが残念!
田沢湖まで来てしまったが、やっぱり結構時間がやばく、ナビにちょっとでも近道が出来そうなルートが出ているので、国道をはずれてそちらに入っていく。ところが、入っていくとどんどん道は狭くなり、ついには路面がダートになってしまった。

このサイズだとちょっと見にくいが、下のナビ画面で、
田沢湖方面へ向かう道を進んでいるのがわかる。
でもこんな道なのだった。
バイクなら喜んでダートを選んでいくところだが、レンタカーで、しかもファミリーカーである。昨日も、階段国道上側の駐車場で、未舗装部分との段差に気づかず進んでしまい、下まわりから何となく嫌な音をさせてひやっとしたばかりなのである。入り口付近は昨日までの雨で、やや荒れて縦溝も出来ており、気を遣いながらのダート行となった。
田沢湖では桜も見られたし、神社や竜子姫も一応見て、あとは雫石を経て盛岡へ。途中(仙岩トンネルを越えてすぐ)で、田沢湖前から何度か見かけて気になっていた「ばばへらアイス」を発見したので、今度こそ、と停めて買ってみる。

ばばへらアイス売り。国道のちょっとした
駐車スペースにたった一人で座ってアイスを売っている。
残念ながらアイスの写真は撮り忘れたが、
インターネットでも結構情報が流れているので、
検索してみるとわかると思う。
ばーちゃんがヘラでアイスを盛ってくれるので
ばばへらと呼ぶらしい。一人で危なくないんだろうか。
盛岡駅に到着したのは6時をちょっと回ったくらいだったか。駅で、便利で駐車場のあるホテルを探してもらおうとカミさんに行ってもらうと、すでに観光案内所は閉まってしまったあとだった。仕方なく駐車場内でPCを開き、PHSで繋いで調べたところ、目の前に見える東横インが結構よさそう。ナニよりもロビーで無線LAN接続可能、部屋にもLANがあるというのがいい。値段も手頃だし、と飛び込む。

雫石の道の駅で買ったジュース。
トマトとリンゴでトマりんだそうである。
オイラは飲めなかったが、美味いらしい。
あとはもう盛岡市街で、久しぶりの街での飯だ!と繰り出す。さすがに海の幸、はもうカミさんもおなかいっぱいのようで、やっぱり盛岡といえば冷麺か、と有名焼肉店へ。対応など多少気になるところはあったものの、十分においしく、腹一杯に。せっかく市街地の宿なんだし、と次の店へと進む。腹一杯でナニも入らないのだが、入り口に「犬が居る」と書かれた看板に惹かれて居酒屋へ。残念ながらオイラは犬には会えなかったが、ばかでかいかわいい犬だったようだ。娘は隣の席の同じくらいの男の子と仲良くなり、おもちゃをもらってご機嫌。男の子はこんな歳から大変なのねぇ(笑)
カミさんと子供を先に部屋に戻して、オイラは一人もうちょっとうろついてみる。思ったよりも男一人で入れるような店は少なく、先に入った居酒屋の2階のスナックへ。
こういうところでは、地元の人との話が楽しいのだが、店のヲンナノコも、都会ズレしてないようでなかなか興味深い話が出来た。あの辺だと、月3万もあれば十分住めるようだ。もちろん、ちゃんと健全に部屋に戻りましたよ。えぇ。

3日目の行程。走行距離は約250km。
2004年5月6日(木) 北東北流れ旅行:4日目(最終日)
せっかくのホテルだし、ゆっくりしようと思ったのに子供が早起きしてしまい、予定通り朝イチで八戸へ車を返しに行って、そのあとは新幹線で盛岡へ戻ってきて娘が一番期待している
小岩井農場へ行くことにした。
なぜ車で小岩井に行かないか、というと、小岩井農場でジンギスカンを食べるなら、やっぱりビールが飲みたいじゃないか、という理由である。ジンギスカンを取るか、八戸での七輪焼き物&酒を取るか悩んだのだが、やはりもう海鮮ものはおなかいっぱい、ということで、先に車を返すことにしたのだった。
盛岡から東北道に乗って、安代から八戸道に入って八戸まで。だいたい130kmといったところか。結局、4日間で1000km弱走ったことになる。新車同様で借りて、いきなりオドメーターは倍である(笑)でもなかなかよく走ってくれた。最初の2日は、雨だったのもあってひたすら走ってしまったし、結構山道や高速で急いで踏んでしまったので、思ったよりも燃費が伸びず(13、4km/lくらい)、以前ヴィッツのレンタカーの燃費の良さに驚いた経験のあるオイラとしては、アレ?と思ったのだが、そのあとは淡々と走ったらやっぱりそこそこ(15,6は軽く走った)走ってくれて、なかなかいい車であった。多分CVT車だと思うのだが、いまいちセカンドに入れても利かないエンジンブレーキと、やたらサーボが利きすぎる感じのブレーキを除けば、広いし、静かだし、速いしで結構気に入ってしまった。
あとはやはり、ナビはダメだな、ということ。確かに見知らぬ街で走るのに、ナビは便利だが、オイラのような旅をする人間には、ナビがあってそれに頼ると、ちゃんと地図を見なくなるので、何か(工事での変更とか)あったりすると融通が利かない。やっぱりナビには頼らずちゃんと地図を見ないとねぇ。

返すときの八戸のレンタカー屋で。
結構ドロドロ。よく走ってくれました。
車を返して、新幹線で盛岡まで。高速だと長いなと思ったが新幹線だとあっと言う間である。昨日盛岡へ来るときには、小岩井農場は盛岡からすぐ近くじゃん、と思ったのだが、いざ車を置いて公共交通機関のみでの移動となると、結構遠いのであった。でもまぁ最後くらい電車でトコトコ行くのもいいか、と、盛岡で田沢湖線に乗り換える。田沢湖線は2両のかわいい電車で、ホームに停まっているのに乗り込もうとしたら、ドアが開いていない。久しぶりに乗る、ボタンを押してドアを開けるタイプであった。乗り込んだはいいが、乗り慣れていないものでドアを閉めるのを忘れており、近くの席に座っていたおばーちゃんが、寒いからと言ってボタンを押してくれた。そんなに寒いとは思えないが、やはりこちらの人とはちょっと服装が違う感じ。昨日の子供の村でも感じたが、ウチの娘が一番薄着で、水遊びをしていたのもうちの子だけだったのだった。まだ春は来てないんだね。こっちは。
小岩井駅で降りてみると、駅前には、小岩井農場行きのバス停らしきものがない。ガイドブックには、田沢湖線小岩井駅で降りたらバス、と書いてあるのだが。時間もないし、タクシーに飛び乗る。聞いてみたら、小岩井の駅からのバスはなくなってしまったそうだ。小岩井駅から農場入り口までは数kmだが、盛岡の駅からだと15,6kmあるという。タクシーだと辛い距離だが、でもまたあの電車に乗るのは面倒くさい(本数少ないし)。やっぱり車、あとで返せば良かったかなぁとちょっと思う。

小岩井農場まきば園内。
このスカンと開けた感じが牧場の魅力。
ちょっと風が冷たかったけどいい天気。
遠景の岩手山が帽子をかぶってしまってるのが残念。
ウチの娘に限らず、子供は動物園やこの手の牧場が大好きだが、ウチの娘も以前マザー牧場に連れて行ったこともあり、牧場はずっと楽しみにしていた。この手の施設はちゃんと子供が楽しめるように、遊具もそれなりに用意されているところがいい。何種類かのブランコや、木材で作ったアスレチック系など、ここにおいとくだけでも子供は大喜びで半日くらいは遊んでいるだろう。

ウチの娘は極度の恐がりで、普通のシーソーは
怖がって乗らないのだが、これには喜んで乗っていた。
不思議な、クランクを介して並んで乗るシーソー。
羊のショーとか牛の乳搾り体験などは定番なわけだが、マザー牧場でつい最近見たばかりの身としては、今ひとつ慣れてないというか、そんなわけはないんだろうけど、連休明けで疲れちゃってたのかしらん。
羊を犬が追うショーでは、結果的にはうまくいったものの、それまで何度か繰り返してアタックしてみたり、乳搾りではもう一つ担当の人が無愛想でポジショニングも悪く、仕切からの説明も足りなかった。
次はカミさんも娘も大好きな乗馬のコーナーへ。オイラは乗らない。乗ってもいいんだが、何となく馬がかわいそうだし、普段鉄の馬にさんざん乗ってるしね(笑)
乗馬コーナーの手前に羊とのふれあいコーナーがあったのでまずはそちらへ。マザー牧場で羊の群に取り込まれた経験のある娘は喜び勇んで中に飛び込んでいったが、連休でもう疲れてしまったのか、娘が喜んで走っていくのが怖いのか、羊は逃げまどうばかり。娘はほとんど羊追いの犬状態である。

やっとさわれた羊のところで、若いおねーさんたちが
写真を撮っていて、娘もモデルとして撮られていた。
連絡先聞いておけば良かったかなぁ(笑)
2人が馬に乗ったあとは、隣のトロ馬車へ。明治37年から約半世紀の間、実際にこんな「馬車鉄道」が、農場内の主要交通機関として走っていたんだそうである。

撮影するのでオイラは乗らずに外から見ていたのだが、
この写真の後ろ側は広い牧草地だったそうである。
それはちょっと見たかったかも。
そして、あとはレストランへ行って、ジンギスカンとともに念願の生ビールである。この4日間、ずっと運転手だったので、いいロケーションがあっても昼酒は我慢我慢の日々だったのだ。荷物の問題や動きの自由度では圧倒的に利点が大きいし、オイラは車を運転することは何時間でも全く苦にならないタチなので、それ自体はいいのだが、やっぱり酒が飲めないのは辛かった。
レストランで帰りの足を考えていたところ、店員さんに聞いてみたら、盛岡駅行きのバスがあるという。最初からそちらにしておけば良かったか。まぁあのローカル線に乗る経験も捨てがたかったけどね。
盛岡に着いてしまえばあとは新幹線で一路東京へ。しかし、このはやてという電車、今回のような用途では非常に速くて便利なのだが、盛岡、仙台に停まったらあとは大宮まで停止駅無しってのはホントにすごいね。福島県内、栃木県内は全く停まらないんだから。
まぁなかなか楽しい4日間であった。もうちょっと温泉なんかも回りたかったが、前半天気が悪かったのは仕方ないし、子供がまだドライブを楽しめる歳じゃなかったというのもあった。それでも久しぶりに大好きな北東北を、これだけリーズナブルに、楽に回れたというのは結構面白い体験であった。この北東北2人旅切符&レンタカーの旅というのは結構おすすめである。
もうすぐ上野到着、という場所で、デッキに出たら電話。知人から、以前譲ったバイクの代金を払うから、ちょっと飲みに行こうという。さすがに4日間の旅行でへろへろだが、明日からの週末は、全部F1対応のために夜はダメなので付き合ってしまう。
その後は意識もなくなって就寝。お疲れさまでした。
2004年5月7日(金) F1スペインGP公式練習
帰ってくるなり仕事であります。といっても夜からなんだけど。でも、社長のPCの調子がおかしいとのことで夕方から事務所へ。
社長のPCの調子を見たあと、現地との連絡を取ってるついでに、サーキットデータについて確認してもらう。いくつかのサイトや、トーチュウに書かれている1周の距離およびレースの周回数と、オフィシャルサイト(FIA)のサーキットデータが違うのである。とりあえず旅行前に、オフィシャルサイトのデータを元にプレビューページは作っておいたが、どうも違うデータの方が多いので、現地に確認してもらったのだ。
すると、どうもFIAのオフィシャルサイトのデータが間違っているということが発覚。ということは、プレビューで用意していたデータや、この時間までに走った公式練習のタイム表(サーキットの1周の距離から平均速度を計算して出しているのだ)も全部やり直さなくてはならない。大慌てでの修正となってしまった。
また、そのあと公式練習のリリースを和訳で作成したところ、現地から「ニュアンスが違う」との指摘。interestという言葉は誰でも学校で習って知っていると思うのだが、普通は「おもしろい、興味深い」と訳してしまうはずだ。ところが、他に、「利益になる」というようなニュアンスの意味もあるんだそうだ。訳の仕事はやっぱり詳しい人が最終チェックでいないとダメだよね。
また、その原文になったメールが、もう届いていておかしくない時間なのに来ない。不安になってゴミ箱フォルダ(メーラの)を漁ったら、その仕事のメールがSPAM扱いで処理されていた。仕事で英文メールもやりとりするようになると、英語だから振り分けていいというものでもなくなっちゃうから困る。
何が悪いのか、ちょっと調べてみる。怪しいサイトのアドレスや、いかにもアダルトチックな、局部の名称なんかが入ってるわけはないし。。と見ていたら、はじき出す条件の中に、お尻の穴、という言葉が登録されていた(いや、自分でしたんだけど)。今回のメールには、解析する(=analyse)という言葉が入っており、これが引っかかってしまっていたのだった。これだからメールでSPAMを振り分ける設定は難しい。
2004年5月8日(土) 小さなPCが欲しいぞとF1予選
まだ体調は良くない。確かに疲れはたまってるんだろうけど。今日は
このニュースが目に付いた。ウルトラマンPC(IBMのPC110やリブレットも一応持っているちびPC好きとしては、これはなかなかそそる。普段持ち歩いて、すぐに仕事が出来るマシンが欲しいんだよね。たいてい今はバイクか車なので、T21かT41を積んではいるんだけど。もっと手軽に持ち運べるマシンが欲しい。国内販売は未定とのことだが、日本語OSをインストールしちゃえばいいんだから、おそらく誰か持ってくるだろう。標準的なPCの価格、ということであれば、ちょっと考えちゃうかも知れない。期待したい。
昼間、いつものバイク屋にいたら、原付を買いに来た初顔のお客が。予算は10万くらいあるということなので中古なら十分(チョイノリなら新車でも大丈夫)なのだが、すぐに乗って帰りたいという。聞いていると、どうも住民票は結構遠い県の実家にあるようだ。それだと登録が大変だし、当然乗って帰るなんてできっこない。やっぱりそういうことは知らない人が多いんだろうねぇ。
夜は大学時代の先輩が結婚するということで久しい顔と軽く飲む。この後F1の予選対応があるため中座したが、久しぶりのメンバーで飲むのは楽しい。昔ながらのバイク仲間である先輩が新しいバイクを欲しがっており(今乗ってるのもウチの知り合いから行った奴だし、それ以前もオイラのところから行ったりもしてるのだが)、KLRの話をしたらかなり乗り気なよう。KLR、1台は嫁ぎ先が決まるかも知れない。
F1予選はまぁまぁかな、という成績。昨日のゾンタの走りっぷりには届かないものの、十分期待できる成績だった。しかし、それよりも琢磨にびっくり。最後にモントーヤに逆転されなければフロントローである。惜しかったねぇ。
2004年5月9日(日) F1決勝
もう相当にへろへろなのだが、もうひと踏ん張りである。
F1はスカパーで生放送をやってるので、いつも
オフィシャルサイトのライブタイミングを見ながら見ているのだが、今宮さんや河合ちゃんのタイムに関するコメントは、ライブタイミングのデータそのままなのがよくわかる。
生で見られる人は、PCも開いて、オフィシャルサイトに繋ぎながら見てもらうと面白いと思う。英語オンリーだが、横のライブコメンタリーもそんなに難しい英語は使われてないのでほとんどの人は大丈夫だと思う。また、気温や路面温度、湿度、風などのデータも見られるので、これは面白いですよ。
しかし、ピットインの状況を見てると、BS勢は交換するタイヤの溝がほとんど残ってないように見える。以前ミシュランが一度使ったタイヤを使うと、溝が残ってなくてどうこう、とかもめたような記憶があるんだが。こんなのアリなのかしら、と苦戦しているミシュラン勢としては(タイヤの問題ではないという話もあるが)ちょっと思ってしまう。
レース自体はもうどうにもこうにも、という感じ。ここでダメだと、次はドイツまで期待できないかなぁ。
2004年5月10日(月) 小さなPC欲しいぞその2
F1の対応を朝方までやりながら、F3の方もいくつかやらなきゃならなかったのでへろへろ。こういうときは物欲だ、なんてガーッと行きたいところだが、バイクを買ってしまったし、PC関連は先日T41とD40を買ったばっかりなので当分我慢我慢なのだ。
しかし、
これはまたしてもちょっとそそる。ただ、正直800x600なのはどうかな。キーボード付きの現行VAIO Uは6インチちょっとのXGA液晶なので、そっちを使って欲しかった。軽量化のためにしょうがなかったのかも知れないが、この液晶だったら中古のVAIO Uの方に正直向いてしまう。折り畳みキーボードは結構そそるんだけど。
2004年5月11日(火) 疲れたよぉ
本業のレース系の仕事は一応終わった、とはいえ、F1のサイト関連の仕事はまだ残っているし、ナニよりもGW前から引っ張っている別口の仕事が全然手に着かない。いいわけにすぎないかも知れないが、プログラミングの仕事は相当集中してやらないと、まともに進まないのだ。胃が痛い。
で、旅行の疲れもあったのか、カミさんが風邪でダウン。なんだか休む間も無し。昼間から夜までずっと眠いのだが。
2004年5月12日(水) 香港屋台昼飯と小さいPC欲しいぞその3
今日の昼飯は、以前から気になっていた、近くに新たにオープンした香港屋台料理屋へ。その店の場所は、コロコロと店が変わっており、これの前は焼肉屋が入っていたが、これが全然だめな店で、開店してすぐに行ったのだが、暴れてやろうかというくらいの状況だった(味ではなく店員とかその辺)。案の定すぐつぶれてしまったわけだが。
しかし、ランチの一番混む時間帯に入ったのにガラガラ。ここもダメかねぇ。
外のメニューでランチを確認。安い!愛する牛バラかけご飯にもそそられたのだが、とりあえず気持ちはチャーハンだったので半チャンラーメンに。中に入ってメニューを見ると、時期的なもののせいか、牛バラかけご飯はなく、トンポーロー飯になっている。ラーメンの味も結構向こうっぽいし、チャーハンもちゃんとご飯がぱらぱらになっていておいしい。次はトンポーロー飯食いに来よっと。
今日は
こんな新製品ニュース。なかなかいいなぁとは思うが、このサイズにするならフットプリントぎりぎりまでキーボードを大きくして欲しかったな。色といい、MacのG4ノートとかでも意識したんだろうか。この手のとにかく小型化、系統の奴はデザインなんて二の次でいいんですけど。
2004年5月13日(木) バイクと携帯で駄文
昨夜は朝4時まで仕事だったので、午前中眠くてたまらず、昼飯を食ったら家に戻って昼寝しようと思っていたのに、バイク屋で(自分のバイクではなく)他人のバイクをいじくったり手伝ったりしていたら時間がどんどん経ってしまった。こういうのが面白いんだから、オイラのバイク好きもまだ捨てたもんじゃないってことだな。ただ、プロの人たちがいじってるのを見ると、仕事にするのは大変だよなぁとは思う。オイラのような性格では出来ない仕事だ。
携帯に「シンメッセージガロクオンサレテイマス」というメッセージが出るようになった。新メッセージってなんのことだろう。同時に「クリア長押しで消去」とも出ているんだが、その「新メッセージ」なるものがなんだかわからないのに、消去してしまうのも何となく不安だ。中古で買った筐体だし、マニュアルなんてそもそも見ないので、あったかどうかも覚えてない。だからその新メッセージをどうやって再生するのかもわからないのだった。消しちゃうのも悔しいんだよな。でも消さないと、常に表示はそれになってしまう(最優先)。うーん、困った。
左のメニュー、「BBS2」から入れるところに5/3付けで書かれていたネタ。
友人にドカティというイタリア製の高級バイクに乗ってる人が居る。4輪で言えばフェラーリだろうか。そこまで行かなくても(フェラーリはアグスタだ、とか言われそうだし)アルファやマセラティの2輪版、位は言ってもいいかな。オイラの一つ上で、バイク歴も同様。この辺のバイク歴になると、そうそう普段転ぶことなんてないんだが(オイラは数年前に調子くれてスクーターで転んだきり)、久々に転んだらしい。
転んでブレーキレバーを折ってしまうというのは普通なのだが、さすがドカ、ひとコケでそのレバーを交換して9000円だそうである。やっぱりオイラにはそんなバイクは乗れないわ(笑)。
2004年5月14日(金) 小さなPC欲しいぞその4
ここのところ
この手のものが連発で出てきているが、これも面白い。下半分のコントローラ部分要らないから、真四角で作ってくれないかな。それで安ければ折り畳みキーボード&小型マウスと一緒に持ち歩けば非常時の仕事用として使えそうだ。基本的にゲーム機として売るはずだから、3万以下にはなるだろう。無理かな。楽しみ。
すでに
若松で
こんなものが売ってるんだが。こっちの方がSVGAでいいんだが、これはHDDなどが入れられないのが難。一応HDD扱いの512MというのはCFっぽいので、CFの4Gとかを入れる手もあると思うんだが。FAT32が動くかどうかもわからんな。2GだとWin2K入れるのはちょっと辛いんだよなー。
2004年5月15日(土) メグロSG、KDX125、携帯HDDビデオプレーヤ、オーバークロック。。。
千川に越して来ていくらもしない頃だと思うので、もう5年ほど前になるか、義兄から頼まれて、メグロカワサキのSGというバイクを預かっている。とはいえ、あまりに古いバイクで、しかも250ccなので、今ひとつ食指が動かず、そのままずっとしまいっぱなしになっていた。ここまでクラシック(40年前だ)になると、直すのも相当なスキルが必要になってくる。
行きつけのバイク屋でその話をしたところ、今年から入った若いメカ君が興味を示し、是非欲しいという。ウチのガレージの奥で腐らせておいてもしょうがないので、義兄に聞いてみたところ、ちゃんと直った後に一度乗らせてくれるなら譲るという話でまとまった。
ガレージの一番奥にしまい込んでいたので、常連さんたちにも手伝ってもらって引っ張り出す。ずっと一応屋内保管だったので、錆びそのものはひどくはないが、ものすごいホコリ。洗い流したらそこそこの程度のものが現れた。しかし、もうへたすると10年はエンジンをかけてないんじゃないかという個体だ。相当手強いんじゃないかと予想した。
まずは洗って、各部を少しずつバラして確認してみる。思ったよりは程度は良さそうだが、ここでオイラは時間切れ。一旦戻る。
その後、保育園の父母会総会に出てから、もう一度閉店寸前の店へ行ってみたら、エンジンがかかったという。さすが!すげぇ!
個人的にはああいういかにもクラシック車というのはそんなに興味があるわけではないが、あのメグロSGは、オイラが初めて手に入れたバイクである、KL250の直系の祖に当たるバイクである(デザインが似ている、エストレアもその系統)。エンジンの感じはちょっと味わってみたいな、と期待してしまう。がんばって欲しいものである。
そのバイク屋で、先日KDX125というバイクを仕入れてきた。これ、知る人ぞ知る(というか結構メジャーだが)大変いいバイクである。
125ccという排気量は一見中途半端に思う人が多いかも知れないが、任意保険が4輪のファミリーバイク特約として登録できるので、維持費が大変安くて済むのである。高速には法的に乗れないが、性能的には十分乗れてしまう(120km/hくらいは出る)し、軽くて非常に面白いのだ。ちょっと食指が動いたが、かなり綺麗な個体で、仕入額も結構高いのであきらめた。まぁ別のでかいバイクがいくつもあるし、さすがに最近はこの手の小さい2ストロークは辛いのだった(音や低速トルクのなさは、足で使うのには辛い)。
ちょっと仕入額が辛いねぇという話をしていたが、これに前後17インチホイールを履かせてモタード仕様にすればそこそこ値段は付くと思う。上記の理由で、でかいバイクに乗っているが、普段の街乗りではこのくらいのが欲しいと思ってる人間は結構多いはずだからだ。さて、どうなりますやら。
毎週楽しみに見ている
「Akiba PC Hotline!」より秋葉ネタを2つ。
こちらは最近流行の独立HDDビデオプレーヤネタ。値段/容量的に3.5インチが使えた方が絶対に実用性は高いし。これのLANバージョンは結構そそる。これならPCを持ち歩かなくても、車内TVに直接繋いで見ることも出来るし(PCだとちょっと面倒)。どんどん安くなってくとは思うが。買い時が難しいかもね。
こちらはオーバークロック装置からのリンク。すげぇなこれ。来週秋葉に見にいこっと。
2004年5月16日(日) KLX650到着!
KLX650というバイクを手に入れてしまった。ずっと愛用している、KL600Rの進化型、とりあえず最新のモデルである(といっても10年くらい前から売ってるはずだが)。

まずは届いた状態のまま、家の前でパチリ。
今日は天気が悪く、いじる暇がなかった。
とりあえずこの前足のままじゃ乗れない
(というか乗りたくない)し、車検も残ってる
ので、早く乗れるようにしたいところだ。
これでKL600Rが2台、でKLX650と(実はKLR650というのもフレームとエンジン、Rまわりだけは持ってるのだった)、同じようなのばっかり何台も持ってどうするのよ、という意見はあるだろうが、個人的に、このサイズのバイクがオールマイティかつ速くて一番、と常に思っているので、安くて新しいものがあるならそれに換えるのもアリだと思うんである。
ただ、今乗っているKL600Rには愛着があるし、あそこまで改造してしまったらも通常の値段では売れっこないので、どうするか悩み中。KLXも格安で買った分、いろいろと手を入れなくてはならないのだが、設計が新しいのと、排気量も2割近く大きくなってるので、間違いなく乗りやすいんだろう。また、KLRはさすがに20年近いバイクなので、そろそろ純正部品がちょろちょろと出なくなってきた。
そういうこともあって、KLXにするかなぁと思っているのだった。まぁKLRは8月で車検が切れるので、そのあとは継続せずに残すかなぁ。どうせKLXばっかり乗ってしまうことになりそうだし。難しいなぁ。
2004年5月17日(月) KLXを直したら携帯が壊れた
昨夜は庭でBBQ。というか、スペアリブを焼くのに、どうせなら炭火、と七輪を引っ張り出して、ついでに野菜も、と縁側のところで焼いただけなんですけどね。雨だったし。
昨週末のレース関連の仕事を終え(でもNASCARの情報、まだ来ないんですけど)、そそくさとKLX復活の作業へ。まず前足をKLRのものと入れ替え、とりあえず走れるようにしてバイク屋に見せに行った。そもそもこれを入手するきっかけも、このバイク屋の常連に教えてもらったからだし。
昼間の明るい場所でばらしながら細部を見ていくと、やっぱりどう見ても事故歴有りという感じだ。ただ、普通にまっすぐ走るし、個人的にはあんまり気にしていない。でも、バイク屋にいるメンバーは思った以上に反応が悪い。うーん。
唯一、知人がチャットで、オフ車ならその程度は問題ないんじゃないか、といってくれてちょっと救われた感じ。
でも基本的にものすごい稀少車だし、ついてるものなんかを考えれば圧倒的に安く買えたと思って、オイラ自身は喜んでるんだけど。
KLRと並べてみると、シート高が全然違うのがわかるし、実際に乗ってみて、明らかにシートの高さが違う。KLR600だって、でかくて乗れない、と言われてたもんだが。KLXに乗ってからKLRに乗ると、シートは低くて全体に柔らかい。パワーもそれなりだし、静かだし、こっちの方がまったり乗れるという意味ではいいのかもなー。でも2台置くのはちょっと辛いな。やっぱり。

カワサキビッグシングル3台揃い踏み。
右の緑の奴の前足回りを新しいKLX(中央)に
移植して、右の奴はノーマルに戻す予定。
午前中、KLXをいじってたら、携帯が壊れてるのに気づいた。電源が切れてるので、やばいと思って入れ直したら、もう入らない。電池切れかと思って充電器を繋いでみたが、充電も出来なくなっている。
カミさんは病院に行ってるので迎えに行かなきゃならないし、F1プレビューの仕事も終わってないし、NASCARはどうなるかわからないしで、携帯がないと家から出られない。
とりあえずDocomoショップへ行き、携帯を見てもらう。やっぱり壊れてて、修理は2週間くらい、7000円くらいかかるという。もう7000円もかける価値のある携帯じゃないのだが、修理じゃないと代替機も出ないだろうから、と、D505isを買ってしまった。ズボンの尻ポッケに入れるので、アンテナなしじゃないとダメなのだ。
D252iだと安くていいんだが、やっぱりQVGA液晶と2Mデジカメはそそるのだった。この日記を書くようになって、ちょっとしたスナップが撮りたいことが増え、一応バイクにはいつもMZ3を積んでいるんだが、それでも間に合わない。やっぱりデジカメ付き携帯がいるかぁ、と、D505i(一世代前)を物色していた矢先だった。
やっぱり機械の方もそういうのはわかるんだろうか、なんてね。
そんなのは感傷だというのはもちろん分かり切ってるんだけど。大好きなバイク系イラストレーターに、摺本好作氏という人がいるのだが、その人の単行本の中に、日本一周をBMWのR80GSとともにやって、帰ってきたら釘を拾ってパンクしてたのに気づく。まるで大役を終えたとたんに力つきたかのように、駐車場でエアが抜けちゃった、という下りがあって、そういうのは実は大好きなのだ。
一応最新とはいえ、もう506iが出るよ、とDocomoショップの店頭にもある状態だから、少しは安くなってるかな、と思ったのだが、意外に高い。今まで全然使わずにためるだけだったポイントを使ってもやっと2万を切るくらいだ。まぁしかたないか。
今調べてみたら、D505isでも昨年10月発売なのね。もうそんなに前になるのか。
ちょっと使ってみた感じ、悪くはないんだが、なによりもメモリカードがメモリースティックDUOなのが困る。メモリカード自体は着いてくるのだが、メモリカードリーダーがないのだ。今持っているデジカメは全部(オリンパスのスマメの奴を一時持っていたが、カードアダプタごとあげてしまった)CFなのだ。
とりあえずメールで送ってみるか、と触ってみたのだが、iショットとかいう機能じゃないとメールでは写真は送れないようだ。せっかくQVGA液晶で、そのサイズで写真を撮るのがデフォルトになってるというのに、iショットで送るともっと小さくなってしまう。これじゃ使えん。早いところカードリーダを買ってこなくちゃ。

韓国製ビール。
韓国に行ったときはどんなビール飲んだっけなぁ。
全然覚えてない。これではなかったと思うが。
撮影はD70。手元にあったのでぱっと撮っただけだが、
さすがにボケ味とかが全然違うね。
池袋に携帯を買いに行ったついでに、やまやによってワインを買おうということになって寄ってみる。そしたら、見慣れない韓国産のビールがあったので買ってみた。おそらく同じところで作ってるだろう発泡酒もあったのだが、ビールでも十分安い。しかも麦芽100%である。味も悪くない。ウチの近くではここでしか買えないというのが難だが、また暇があったら買いに来よう。
2004年5月18日(火) インディ500予選、KLX修理続き、D505is続き

D505isのデフォルト状態で撮ると、
壁紙に使えるこのサイズになる。
この日記には一応使えるサイズだが、
やっぱりちょっと物足りないね。
この画像は、軽く色彩調整と
アンシャープマスクをかけてある。
一日遅れだが、インディ500の予選が終わった(正確には現地16日に予選2日目が終わったのだが。日本だと月曜日の朝8時なので、今日だと一日遅れ)。
インディ500というのはアメリカで最大、そして歴史ももっとも古いレースである。1イベントで入る人数としては、未だに世界最大だろう。40万人が入るというのだから。とても信じられない世界だ。
で、このイベントその規模もでかく、独特のシステムを取る。
ほぼ決勝の一月前から関連イベントがスタート。5/9にオープニングデーとしてイベントが行われ、公式練習が始まる(走れるなら毎日走っていいのだ)。そして、5/15にポールデーという、予選一日目が行われる。ここで最速タイムを出すと、それがポールポジションとなる。その後、何度かグリッド決定のためのアタックは行われるが、このポールポジションは不動なのだ。
そして、ポールデーの翌日、予選2日目が行われるが、ここでどんなにいいタイムを記録しても、ポールデーで予選を通過した車の後ろのグリッドにしか着くことは出来ない。今回はトラがポールデーに調子が出ず、2日目のアタックにかけた(結局あまり改善されなかったようだ)が、どうせグリッドは下がってしまうのになぜそんなことをしたのかというと、決勝一週間前にバンプデーという最後の予選アタックが行われる。ここで好タイムを記録すると、それまでの予選タイムで一番遅い奴から順にはじき出されてしまう(バンプアウトという)からなのである。そのために、グリッドは下がってもいいから、出来るだけいいタイムで予選を通過しておきたかったわけだ。
まぁ今年はフルグリッドの33台になるかどうかわからないという話なので、バンプアウトはないかも知れないのだが。
また、インディ500では、ドライバーではなく、車体に予選がかかる。このため、複数クルマを用意しているチームは、同じドライバーで複数予選を通過させ、あとで予選を通過した車体に別のドライバーを乗せて決勝を走らせる、なんてこともある。なんだかよくわからない世界だ。
また、このシステムのため、Tカーを用意しているチームでも、決勝には予選を通過した車体で出走しなくてはならないため、その後の練習走行でのクラッシュは厳禁となる。このため予選通過後はTカーでセッティングを詰め、メインカーにそのデータとパーツを移植する、という方法を採るらしい。
とりあえずインディ500の予選はホンダ勢がトップ7を独占、という結果となった。まぁ500マイルという長丁場なので、グリッド順自体はあんまり関係ないらしいのだが、決勝ではトヨタ勢、そして日本人勢にはがんばって欲しいものであります。
KLXの方は、凹んだタンクは直しにくいとみんなに言われ、バイク屋で新品タンクの値段を見積もってもらったら、なんと7万近く(税込み)!もするという。サードパーティ製のビッグタンクでも4万ちょっとなのに、ということで、WEB上のショップでビッグタンクを注文した。ところが、WEB上では受け付けて、確認メールも来たのに、あとで納期不明なのでキャンセル、ときた。困った困った。
D505isのデジカメ、基本的にはいいんだが、メガピクセルカメラならではの解像度を生かして撮ろうとすると、メモリースティックにしか保存できない。そりゃ容量的にしょうがないんだろうけど。それでちょっと時間がかかるみたいだ。内蔵メモリに一旦バッファするようなことは出来なかったのかしらん。そのSXGAモードでの書き込みがめちゃめちゃ遅いようなことがD505iのときにインプレで合ったが、思ったほどではなかった。isだからだろうか。それでも数秒はかかっているようだから、単に古い、遅いデジカメになれているだけかも知れない(笑)
子供を寝かしつけていたらそのまま10時前に寝てしまった。疲れてるのかなぁ。
2004年5月19日(水) ふくちゃんが亡くなりました
愛猫のふくちゃんが亡くなりました。
このページの、上、左右を飾ってくれている猫であります。

昨年夏、同じ柄だ、と買ってきた
猫ぬいぐるみのクリーナーをかじるふくちゃん。
死因に関しては、まだ調査中だし、半野良状態なので、ある意味仕方ないとも言えるんだけれど。やっぱりショックではあります。
この猫は、カミさんが結婚前から飼っていた猫で、オイラにとってももう6,7年のつきあいになる。最初、カミさんの家に通い始めた頃は全然心を開いてくれず、オイラが行くといなくなっていたものだが、一月くらいでなつくようになった。
カミさんは独身時代に4匹の猫を飼っており、オイラと千川で住むようになったときにみんな連れてきたのだが、このふくちゃんが亡くなったことで、その4匹は全部いなくなってしまったことになる(今いるのはオイラが事務所から連れてきたのと、こっちに来てから拾った奴)。
その中でもこいつは一番人なつっこかったし、何より、決して美形ではないんだけど、そのぬいぐるみのような姿態がなかなか愛らしく、行動でも楽しませてくれるなど、このページでも活躍してくれた。今見直すと、やっぱり写真も一番多い。
先週金曜日から帰ってこなくなっていたのだが、もともと野良だと言うこともあって、たまに数日帰ってこないことがあったのであまり心配していなかったのだが、さすがに4,5日もたってくるとそろそろまずいかな、と調べたところ、どうも金曜日の時点で亡くなっていたようだ。
それらしい話を近所の人から聞いただけで、すでに見かけたという亡骸はその場所にないため、現在調べて回っている最中である。
娘にはなんと言って聞かせようか、と思っていたのだが、夕方、カミさんが「天国に行った」と説明したようで、号泣している。以前別の猫が亡くなったときはさすがに幼すぎた(多分2歳以下)ので、娘にとって、これが初めて認識する身近な「死」だったんだろう。
ところが、しばらくしたら、混乱したのか、よくわからなくなったみたいだ。「天国ってどこ?」なんて言っている。もともとわかっていなかったのか、あまりにショックでその知識が消えてしまったのかわからないが。亡骸が出てきたら庭に埋めてやろうと思っているが、それを娘と一緒に出来るかどうかは自信がない。
ふくちゃんが死んじゃった、とカミさんが泣きはらした目で告げたときにはなんか他人事のようで、涙も出なかったのだが、娘が号泣しているのを見たらつられて涙が出てきた。情けない話だけど、この日記を書くのに思い出したら、やっぱり涙が出てきてしまう。
このHPの写真も、見ると悲しくなってしまうのでやっぱり変えなくちゃダメかも知れない。ずいぶん前からそろそろリニューアルしようかと思いつつ、なかなか踏み切れなかったのだが、これを機に思い切って変えるとしようかな。
2004年5月20日(木) JGTCのTVを見て。飛行機内で無線LAN。etc..
今日はスカパーの無料放映日なので、普段見られないチャンネルをがちゃがちゃやってたら、J-SPORTSでJGTCをやっていた。仕事のことを考えたらこのチャンネル、入れなきゃならないんだけど。梅原さんや二朗さんが解説やレポートやってますな。
で、辻よしなりが実況。この人がしゃべってるとプロレスみたいなイメージだが、個人的にはJGTCはプロレスみたいなもんだと思ってるので、これはこれでいいのかも。
JGTCは日本で一番人気のあるモータースポーツだが、その理由は何故なのかよくわからない。別にスポーツカーは売れてないし。すでにスープラは現行車じゃないし、NSXだって販促のためにレースをやるようなクルマじゃないだろう。強いて言えば、F1などと同じように、日本で最高峰(一番人気)のレースに、メーカーとして参戦することでのスポーツイメージのアップ、だろうか。
本来はウェイトハンデなんて無しでガチンコの勝負にすべきなんだろうけど、その辺が日本的というか、それでも面白ければいいと言うことなんだろう。
F1ではシューマッハが圧倒的に強く、つまらないというが(オイラもさんざん言ってるが)、考えてみたらスポーツで、あるジャンルにおいて圧倒的に強い選手がいる、というのは普通のことだ。
何人かのトップ選手の才能が拮抗していればもちろん面白いわけだが、そうはうまくいかないことも多いわけで。もっと見て面白いように、というのはプロレス化しろ、ということなのかも知れない。まぁ二輪のGPのように、あれだけ強かったロッシがヤマハで苦しんでいるというのもないわけじゃないんだけど。シューマッハもフェラーリに移って最初は苦労したんだしね。
昨日のニュースだが。
Wiredより。無線LANだからシートがエコノミーかビジネスか、というのはほとんど問題にならないだろうな。強いて言えば電源が問題だが、最近のCentrinoノートだと、電池がなくなるほど仕事はしないだろうし(笑)映画を見る、とかだと電源の必要性は大きいが、それは無線LANとは関係ない。国際線でネットに繋いで仕事が出来ると大きいよなぁ。国内線だと、やれなくはないんだがいくらもやらないうちに着陸態勢に入っちゃって、いまいちなのだ。
昨日はふくちゃんのことで頭が一杯で、他のことを何も書けなかったのだが。KLXは昨日名変した。これで名実ともにオイラのバイクになったわけだ。何気なく車検証を見ていたら、初年度登録平成5年12月だって。もう10年近く前なんだな。考えてみたら、アウトライダーで知り合った読者の中に、これに乗っていたのがいたんだから、当然なのかも。
タンクの方は、偶然別車種用と間違って出品していたものを見つけて格安で譲ってもらえることに。問題はレーサー用のタンクかどうかなのであった。レーサー用だと着かない可能性があるが。安かったのでその辺は博打だ。バイク屋の大将はそんなもん何でも着くだろう、なんて言う。なんにせよこの悪天候では何も作業が進まない。早く回復して欲しいところだ。
今日からモナコGP開幕。モナコは他のレースとスケジュールが異なり、木曜日に公式練習をやって、金曜はお休み。土曜から通常通り、という感じで、ちょっと調子が狂う。しかし、一部メディアで報じられているとおり、パナソニック・トヨタ・レーシングでは粛清の嵐が吹き荒れているようだ。人ごとではないが、怖い世界だ。
ふくちゃんの方は、いろいろ調べて、何とか明日亡骸を引き渡してもらえることになりそう。しかし、この手の動物の処理ってのはどう調べていいもんだかわかりにくいね。保健所だろう、と思ったんだけど、処理したのは区の道路整備課だったようだ。管轄が違うみたいね。首輪をしてたわけだけど、飼い主が出てくれば保健所扱いになるのかも知れないが、出てこないと野良扱いだから道路整備課になっちゃうんだろうな。
夜、1人で作業をしていると、残った2匹の猫が代わる代わるやってきて、なんだかいつも以上に甘えてくるような気がする。「おねーちゃんはどこ?」と聞いてきているようで切ない。
2004年5月21日(金) ふくちゃんを埋葬。鉄くずを処理して焼き肉&カラオケ
朝、子供を保育園に届けてからふくちゃんを引き取りに行った。昨日(木曜日)が、週に一度の、業者による回収日だったそうで、区の道路整備課に連絡を入れたときには、すでに回収されてしまった後だった。何とか回収業者に連絡を入れ、取りに行くから、と処分前に何とかしてもらうように言っておく。夕方になって、他の猫と混ざってしまったので確実にこれ、とは言い切れないが、特徴からそれと思われる猫が3匹あるので、明日朝までに土木課の建物の方に届けてくれる、と連絡があったのだ。
土木課はなぜだか上池袋の、北池袋駅近くにあった。昔上池袋に住んでいたことがあり、この辺の土地勘はあるのだが、こんな所に区の施設があるなんて。と行ってみると、ものすごい古いビルだ。
出てきてくれた人は、冷凍庫に入れてあるから、と向かいの綺麗なビルの駐車場の方に連れて行ってくれた。その冷凍庫の中から、黒いゴミ用ビニール袋にくるまれて、3つの固まりが取り出された。
まぁ一週間だし、何らかの処理をしているとは思ったが、見事にかちんかちんの状態で保存されていた。凍っちゃうと毛の感じがちょっと違って、最初違うかな、とも思ったが、カミさんは一発でわかったようだ。
さすがに娘に埋めるところは見せられないか、と、部屋の中で少し置きながら少しでも柔らかく、生前に近い状態にして埋めてやろうと、鰹節と牛乳を供えてやった。夕方、庭に大きな穴を掘ってその中に埋葬。庭があって良かったんだよな、とちょっと思う。
他の猫に挨拶させないと、とカミさんは言ってたが、やっぱり実物を見ても、猫たちはぴんとこなかったみたいだ。そりゃそうだろうな。
埋めるときにはさすがにまたほろっと来たが、埋めたことで、ちょっと気持ちに区切りがついたような気もする。
夕方、いつも行ってるバイク屋で、鉄くず処理をするので、あるなら一緒にだしていいよ、と言われてお言葉に甘えることにする。庭に、部品取りにしたバイクのフレームなんかがごろごろしてるので、それを一緒に持っていってもらう。レーサーや書無しの、フレームだけになってるものをぱっと取りだして積んでいったが、それでもかなりの量だった。
以前からそのバイク屋に、近くに鉄くず処理場があることは聞いていたが、実際に持っていったのは初めて。アルミは高額なので、アルミのパーツおよびアルミが多く含まれているエンジン周りは別にして、鉄の部品だけ馬鹿でかい電磁石で積み上げる。こりゃすごい。とりあえず携帯のカメラがやっと役に立った、と取ってみたが、いまいちの画質だなぁ。

画質だけじゃなくて、なんだか右側がぼけてるのはなぜだろう。
特にレンズが汚れてるわけじゃないと思うんだが。
夜はしんみりしちゃうと嫌なので、ぱーっと行こうと、保育園の友人を誘って焼き肉&カラオケ。12時過ぎまで騒いでしまった。ここでも携帯で何枚か写真を撮ってみたが、全然ダメだ、こりゃ。ストロボがないので、内蔵スポットライトも使ってみたが、やっぱりダメ。まだまだちゃんとしたデジカメとして使うには難しいかなぁ。
2004年5月22日(土) NASCAR第6戦。携帯管理ソフト。KLXビッグタンク&キャリア
昨夜はNASCARトラックシリーズ第5戦シャーロット。
前戦のマンスフィールドからわずか5日間しかインターバルなし。すごいスケジュールでレースするよね。しかし次の4戦はもっとすごい。6月に入ってから4週連続でのスケジュールなのだ。F1の8週で6戦、というのもすごいと思ってたが、アメリカンレースはもっとすごかったのだ。
トヨタ勢は開幕2戦で結構好調(2戦連続2位、ポール獲得&フロントロー独占など)だったから、こりゃ初優勝も近いかな、なんて楽観的に考えていたら、その後の2戦連続ショートオーバルで大苦戦。1.5マイルのシャーロットなら大丈夫かな、と思っていたが、ここでも苦戦。ディフェンディングチャンピオンのT.クバピルがやっと8位という状態だ。
ドライバーもチームも一流だし、このままずっと苦戦するってことはないだろうけど(少なくともF1よりは。。。。)。それにしても、情報が少ないのには参る。オフィシャルHPでも、上位のちょっとしたレポートしかない。金曜日のレースだからとはいえ、おそらく(向こうの)月曜日になるまで、オフィシャルリザルトすら出ないのだ(出てるのは基本的にアンオフィシャル)。
また、HPの構造自体が(仕方ないのだが)、トップカテゴリーのネクステルカップを基本としており、ちょっとしたデータやニュースなんかを見に行くとき、トラックシリーズの奴はちょっとわかりにくかったりもする。まぁしょうがないのかな。
携帯を買い換えたので、PCで使うタイプの管理ソフトを新たに買った。昔の、シリアル接続の奴は持ってて、最近は使ってないCel300Aなんてスペックのデスクトップに入れてあるのだが、そっちは最近調子が悪く、ディスプレイも繋いでないので稼働させるのが面倒だし、と、3年前のデータが出てきたので、それをインポートすることにした。
ソースネクストの安い「軽快電話」というシリーズなのだが。最近のバージョンからデータ形式が変わったようだ。それでも、CSVなんかを介すれば変換できるし、もちろん前バージョンからのデータ読み込みも可能にはなっている。
ただ、この3年前のデータというのが、わざとやったのか、それともソフトの設定だったのか(そんなことはないと思うが)フリガナが全部ローマ字になっている。これを変換しなくちゃならない。せいぜい80人くらいなのだが、面倒くさい。
これくらいは変換できるソフトがあるだろう、と探したら、エクセルのマクロを利用したものがいくつか見つかった。最初に見つけた奴は、Mac版と書かれていて、多分Win版でも動くとは思うが、シェアウェアなのでDLしなかった。しかし、以前から思うが、この程度のいわゆるユーティリティ的な、エクセルのマクロまでシェアウェアにするってのはどういう神経なのかなぁ。自分で開発するのが面倒で出来合いのマクロがないか、探してしまうオイラに言われたくはないかも知れないけど。
本来ならいつも使っているエディタ(秀丸)用のマクロがないかと思ったのだが、ローマ字>カナの変換は見つからなかった。半角>全角とかの変換マクロはすごく充実しており、便利に使わせてもらってるんだけど。
ちょっと紆余曲折はあったが、一応住所録の更新は終わった。PCでこの手のいろんなツールを使ってデータを変換できるってのはやっぱり便利よね。
先日入手したKLXのビッグタンクは、着けてみたら見事にレーサー用だった。とりあえずフレームの内側、完全に当たるIGコイルやファン周りをちょっと移動してはめ込んでみたら、一応収まることは収まる。しかし、レーサーと公道仕様はタンクの大きさが違うため、そこに接するシートの長さも違うのだった。このため、レーサー用のタンクを着けると、シートとの間に透き間が空いてしまう。
一応弾性はあるので、無理矢理着けられないこともないのだが、とりあえずこの状態で乗るしかないかなぁ。
ついでに、別途入手したキャリアも取り付け。250用なので、これもちゃんと着くかどうか心配だったが、問題なく着けられた(正確には、後ろ側取り付けボルト穴の拡大、位置合わせ加工は行った)。これでとりあえず足として使える。あ、ライトの配線をしなくちゃ。あとは、テール周りのパーツが揃い次第、その辺も改造予定。

無理矢理シートを着けてみた図。
SXGAのスーパーファインに設定(昨日の
鉄くず屋の写真も同様)してあるんだが、
ここまで縮小してもいまいち。
Fフェンダーだけは、昨日鉄くず屋に出すのに
ちょっと掃除したら出てきたKDX用の長い奴に
この後付け替えました。
2004年5月23日(日) モータースポーツ三昧というか、仕事漬けの夜。久々の完徹。
今日は寒かったねぇ。ここ2日、深夜の仕事なので、ストーブが最後の活躍をしております。
今日は子供がリンゴ病にかかってしまったのと、天気も良くないので一日どこにも出かけず。つか、夜の仕事がめちゃめちゃハードなのだった。土曜日も深夜まで仕事をして、でもF1ウィークは寝坊も出来ない、という状況。しかも昨日書いたNASCARの情報は、昼になって到着しちゃうし。夕方にはJGTC菅生があって、その後F1。そしてインディのバンプデーだ!もう全然休めない週末なのだった。好きでやってる仕事とはいえ、こりゃ辛い。。。。
で、F1はモナコGP決勝。
琢磨はものすごいスタートだったが、アレ、フライングじゃなかったのかな? 結果的にすぐブローしてリタイヤしちゃったからおとがめ無しだったけど、あの後トップ争いをするようなことになったら、ペナルティが出たりして。
まぁトヨタ勢がうまくいったこともあるんだけど、それ以上に、ここのところでは珍しくいろいろと波乱があってなかなか面白いレースだった。
JGTCはGT500でスープラが表彰台独占。GT300でもセリカが1−2と、F1の結果も含め、トヨタにとってはいい一日になった感じだね。
この週末はもてぎでのトライアル日本GPもあったんだよね。昨日は藤波が勝ったというニュースを聞いてるんだけど。行きたかったなぁ。毎年行きたいとは思ってるんだけど、梅雨の時期だったりしていまいち行く気をそいでいたのだ。今年はちょい早めでそそったのだが、仕事がぶつかってしまってあきらめざるを得なかった。来年こそは行きたいねぇ。
夕方NASCARのリリース出して、F1終えて、GTやって、インディ500のバンプデー。まだやるのかよ、って感じ。しかも、F1は今週末もあるので、ポストレースとプレビューがすぐに来る。休めない。。。。
2004年5月24日(月) すみません。何も考えられません。
久々に朝まで完徹で、昼間寝ようと思ったらインディ500のバンプデーが来ちゃった。もうろうとしながら何とかこなして、もうへろへろ。酒飲んだら撃沈。
2004年5月25日(火) 保険の代理店業務も大変だ。。。
なんか調子悪いんだけど、今日は保育園の保護者会なのだった。子供はリンゴ病で休ませるが元気いっぱい。それでも、ちょっと早めの昼食に連れて行ったら、朝食ったものまで戻してしまった。まだ調子悪いのかな。
飯食った後急いでバイクで床屋に行って、ついでに近くの本屋へ。バイク好きが高じて、保険代理店業務もやってくれてる店だったのだが、先日いきなり、代理店業務を終えるという連絡はがきが来たからだ(うちは何台かそこを通して自賠責に入っているため)。
話を聞いたら、親会社の方でいろいろと整理していて、あまり成績の良くない、細々とやっているような所はどんどんつぶしているらしい。面倒なのでやめてしまったそうだ。任意はネットとかで、ものすごい価格競争をやってるから仕方ないけど、自賠責なんてそれこそコンビニでも入れるようなもの、やらせておけばいいのに。最近はオイラは近くのいつものバイク屋に行くようになったので、そこで入ればいい話なんだが、あの辺のバイク好きの人たちは不便になるだろうなぁ。
そこで話を聞いてちょっと驚いたのは、保険代理店をやるための免許(でいいのかな?)は各会社によって違うのね。一回それを取ったから、こっちが首になっても別の会社で、というわけにはいかないらしい。そんなもんなのか。
保護者会は今年から入った子供の親が来ず、なんだかいつものメンバーでほのぼのと。どうもいじめみたいなのがあるんじゃないか、なんて話が出てたが、あの歳じゃまだ深刻になるほどのものはないと思うんだけどなぁ。
F1はいつもなら、週末のレースに向けてのプレビューとかが終わってる時期なのだが、さすがに2週連続となると向こうもバタバタのようだ。まぁモナコGPの結果が良かったので、筆は軽いと思うけど(笑)
問題はこの週末だ。ヨーロッパGPとインディ500決勝がもろにぶち当たる。どーなることやら。
大塚の本屋に行こうとして、狭い路地の抜け道から出ていくときに、飛び出してきた人をよけようとしてエンスト。一段低くなってるところにフロントが落ち込んで転びそうになった。何とか支えたんだが、さすがにKLX650は重く、そのまま引き起こすと腰を痛めるな、と思って一度倒してしまい、そこから起こすことに。ところが、この起こすときにやっぱりちょっと無理をしたようで、腰の調子がちょっとやばい感じ。明日は久々に鍼を打ってこよう。
2004年5月26日(水) F1、KLR、折り紙ロボット、WRC。。。
モナコGPでジャガーのノーズに付けられていたダイヤが
なくなってたそうだ。放送では川井ちゃんが「2mmくらいのちっちゃい奴ですけどね」なんて言ってたけど、3000万円だって!ホンマかいな。この辺もプロモーションの一環なんじゃなかろうか。
また、5/23に書いた琢磨のフライングの件、やっぱりフライングと判定されて、あのまま走ってたらペナルティだったらしい。
腰、ますますやばい感じなので久々に鍼へ。親父のパチンコ仲間が大塚で鍼をやってるので、やばくなったときはそこに通っている。うちの周辺はなぜだか針灸とか整体とかやたらにある(バスに乗っていると、そんなのの案内ばっかり流れる)のだが、やっぱり鍼は一見で入るのは怖い。鍼は一時しのぎで根本治療にはならない、とも聞くが、以前ちゃんとした整形外科でレントゲンを撮ってもらったら、腰椎分離症(昨年12月20日の日記参照)だと言われてしまい、それはしょうがないみたいだし、基本的には運動不足で、だったら運動しろと言う話なので、とりあえず生活に支障がないくらいまで鍼で治してくれればそれでいいのだ。前出の整形外科は近いんだが、やたら混んでるし、リハビリ自体は鍼に比べるといまいちなのだ。
ただ、今回のは結構強烈に痛めたようで、歩いたりするのには支障はないが、もまれると強烈に痛い。基本的にはそこの筋肉の炎症が収まるまでおとなしくしてろってことなのよねぇ。KLRの修理に早いところかかりたいんだけど。
KLRは、買いそうな知人の候補が2人出ていたのだが、1人辞退となった。仕方ない。やはり部品取りから組んだ方は当初の予定通りヤフオクに出そう。
出すならモタードの方が高くつくだろうなぁとは思うが、やっぱりモタードホイールは人気が高く、結構それなりの値になってしまう。
もう一台の方は今日試乗しに来て、とりあえず乗ることになりそう。これで2台片づくな。
Wired Newsより。
ロボットで折り紙を折る研究だそうだ。
「ロボットは硬いものを扱うことを最も得意とする。柔らかい紙を扱う『オリガミ』は、ロボットの物体操作の分野で斬新な挑戦だ」と制作者は言ってるそうだが、動画を見てみたら想像していたのよりもローテクだ。この程度のものだったら日本のロボット技術者はすぐ作っちゃいそうな気がする。
それよりも、折り紙って海外でも「ORIGAMI」なんですな。そういえば以前、折り紙の世界最古の文書、なんてのを見て書いたような気がするけど(1/27でした)。
後、このリンクページにあるGIFアニメ。ずっと見てると兜が完成するんだけど、オイラの知ってる折り方と違うぞ!というか、最後に兜になってたまげた。このロボットで折れる折り方(折り順)なんだろうね。ちょっと面白い。
でも、このGIFアニメを見てから、「Hat」のムービーを期待してみたら、期待はずれ。この形までは折れないんでやんの。
個人的には、このシステムで、どの程度の精度が出てるのか知りたい。折り紙をやったことのない人はいないと思うが、難しいのは、どれだけきっちりと角などをあわせて折れるか、である。単なる鶴でも、ぴしっとくちばしとかしっぽが決まったものを折るのは難しい。
このムービーを見てる限り、あんまり精度は良くなさそうだけど。これで鶴が折れるようになるのはまだ先かなぁ。これを見た国内のメーカーがさくっと作っちゃったりしてね。
そして今日最大のニュースは、プジョー失格!である。日付が変わろうかというときに飛び込んできたニュースだ。せっかくグロンホルム&307の初優勝、で、ポイント争いも面白くなったのにね。確かにレギュレーションやホモロゲーションはきっちり守らなくちゃダメだとは思うんだけど。ウォーターポンプのインペラの材質なんて性能には関係ないと思うんだけどねぇ。
2004年5月27日(木) 懐かしゲームのリバイバルと、夜はTV漬け
オイラはあんまりゲームをやる方ではない。そもそもゲーム関連からこの手の仕事を始めた人間としては珍しいのだが、RPGなんて全くやらない。強いて言えばレースゲームやフライトシミュレータ系、DOOM系も当初は結構やった。あとは気軽なパズルものくらいだろうか。しかも、最近のゲームハードは何も持っていない。
事務所を借りていた頃は、友人達が遊ぶのに持ち寄ったりしてかなりいろいろあったが、今はカミさんが嫌いなのもあって、持っているのは初代PS(貰い物)だけである。それもパラッパしかソフトがない上、しまい込んだままずいぶんになる。
とはいえ、特にPCゲームは嫌いではない。ヘビーなゲーマーでは絶対にないので、高い金を出してあえてゲームをやろうとはあまり思わないのだが、それでも最近のゲーム事情は気になる。そんなときに便利なのが
このサイト。 いつも見て回るほどではないが、月に2,3回見ては、新しいソフトが出ていれば試している。主にクルマ系のゲームばっかりなのだが、今回ちょっとぴぴっと来たのが
これ。 これ、見た人で知ってる人はみんなあの名作「マーブルマッドネス」を思い出すだろう。メーカーもアタリだし、完全にアレのリメイクだ。このレビューには一言もないが、これをレビューした人は知らなかったんだろうか。
早速ダウンロードしてプレイしてみる。T41だと、1400x1050ドットモードでも全然問題なく動く!すごい! あのマーブルマッドネス独特のコントローラが欲しくなる感じだが、キーボードでもそれなりに遊べる。これはちゃんと買ってもいいかも。
ただこれ、高所恐怖症の人には辛いゲームかもしれない(笑)
夜はTV漬け。子供のポケモンに付き合ったあとはTVチャンピオン。
子供歴史博士対決だった。数学や漢字だとたまげる子供が一杯出てくるが、歴史だとそうでもない。一般教養に毛が生えた程度の問題が多い。ただ、この子供達と同じくらいの頃のオイラじゃ絶対に出来なかっただろう。この歳になって、ということなんだろうな。オイラ歴史とか嫌いだったし。やっぱり学校の勉強では覚えてないことが多かったんだろうなぁ。
裏番組ではNHKで、恐竜時代にタイムスリップした、という設定の番組。ブルーワールドだ。とりあえず録画。そのあとは、クローズアップ現代で、高機能化する携帯のセキュリティ。そのネタだけ聞けば、てっきりカードの代わりに使えるとか、そういうことだと思ってたんだが、それだけじゃなくて、最近は携帯へのメール転送も多いのだが、そのメールに仕事で使う個人情報とかが入ってて、それを紛失したり、盗難されたりするとやばいという話。そこまでは想像していなかった。うちの社長がメールの携帯への転送をやれないか、とこないだ言われたので、どのソフトを使うのか、いくつか調べてみたりしていたのだが、そういう問題もあるんだよな。考えてみたら。
続いて、NHKで「難問解決!ご近所の底力」という番組。これ、初めて見た。抜け道と違法駐車対策という番組欄に惹かれて見てみたのだ。
抜け道に関しては、妹の家が大泉にあり、広さや立地の割には安くていい物件なのだが、完全に抜け道に面しており、関越や外環のICに近いこともあって、馬鹿でかいダンプが結構なスピードで走り抜けていくので、かなり怖い。
オイラも抜け道を使ってないか、というとそんなことはないのであまり偉そうには言えないのだが、やはり抜け道暴走車は何とかすべきだと思う。将来的に、郊外の方に住みたいな、なんて考えて入るんだが、この手の抜け道問題とか、自動車が多く通るところは、子供も猫もいるし怖いよね。
とにかくこの手の番組で実感するのは、行政が全然動かないということ。ここで言うまでもないくらい言い尽くされているが、やたらそんな話ばっかりである。公団の建物に不法駐車がいっぱいあって危ない、でも警察は公団の敷地内だから取り締まれない、とか、公団側は何もしてくれない、だとか。しまいには住民側があきらめきっちゃって、どんな案を出しても住民側が文句言って廃案にしちゃう始末。こういうのはなんとかならんのかね。この手の番組みたいなので、少しでも変わっていけばいいんだけど。
抜け道暴走車対策は、ハンプ(道路に設置するギャップ)だった。あー、その手か、と思ったが、ハンプも、通過する車による振動で、近隣の家が壊れる、なんて話があるらしい。難しいねぇ。世田谷の住宅街だと、1.8mだか以上のクルマは通れないようにコンクリの奴が多く配置されてたりするが、アレだと今度は救急車や消防車が通れないとか、最近は自家用車も幅広になってるから辛い、なんて話もあるだろうね。
深夜のMOBIでは、クルマを愛しすぎちゃった人特集2回目で、軽ベースのカウンタックレプリカ。サンバーがベースだそうだ。軽トラならフレームがあるからやりやすいのかな。ミッドシップだし(笑)
パーツは50万て言うけど、3年以上かかったら、人件費が馬鹿にならないんじゃないか。まぁこればっかりにかかりきってたわけじゃないんだろうけど。
戦車の撮影用車ってのも驚いた。アレ、いちからレプリカとして作られてるんだろうか。やっぱりなんか古い戦車をベースにしてるんじゃないのかなぁ。
2004年5月28日(金) ニュース2本と、クルマのすんごいペイントの話
トーチュウのニュースより。
こりゃ確かに、つまらなくなっちゃうだろうな。Vバンク角も、ボア&ストロークも決められちゃったらあとどこで差を付ければいいのよ、って話になるだろう。今でもパーツ製作時の精度とか誤差みたいなものは、とくにF1ではものすごいんだと思うんだが、こういう世界になると、ますますそれが先鋭化して、かえってコストがかかったりしないんだろうか。
排気量とか何らかの制限がある中で戦い、その項目が厳しくなるだけだ、というのはわからないでもないが、もうちょっとバラエティに富んでてもいいんじゃないかという気はする。IRLはドライバーズ・レースとしては面白いが、エンジンメーカーごとの差がほとんどわからず、参戦するメーカーとしてはもう一つアピールに欠けるんじゃないかしら、という気はする。まあそれでも勝てばPRとしてはいいんだろうけどね。
次は
新しい太陽電池のニュース。ものすごくいろんなことに使えるとは思うんだが、オイラの貧困な想像力では、やっぱりクルマの外面に貼るくらいしか思いつかないなぁ。
最後は某BBSで、クルマやバイクのペイントについて話していたときに出てきた
ページ。
全部見終るのは大変ですし、この手は好みの差も激しいとは思いますが。面白いな、と思った人は
こちらのページも。すんごい。
2004年5月29日(土) D505isのカメラ、使えねぇ。。
ちょっと前のニュースだが、他の人の日記を見てて知った。これ、ホントかよ。オイラは多分ほとんどこんなこと考えたことはないと思うんだが、オイラ、性欲弱いんだろうか(笑) まぁ3割ってことは、どちらかというとそう感じない奴の方が多いということでもあるし。でも渋滞にはまってると、そのうちの10台に3台はそんなこと考えてるのかよ、と思うとおかしくもあり、ちょっと怖くもあり。

これは綺麗なレンズ状態で撮ったもの。
SXGAサイズで撮って色調整してリサイズ、
アンシャープもかけてあります。
ここまで縮小するならぎりぎり使える。
ここのところちょろちょろとD505isで撮り始めているが、このデジカメの画質、レンズ部分の汚れにものすごく影響されることに気づいた。
それがなくても(綺麗に拭いても)ダメな画質なことに変わりはないんだけど、綺麗に拭いてあればそこそこ、スナップに使う程度には撮れる。閉じてる状態だとレンズに触るようなことはあり得ないから、やっぱり電話をかけてるときに顔に触ったりして汚れちゃってるんだろうな。いざ撮ろうと思ったときに、一度開いてレンズを拭いて、それから撮らなくちゃならないのはちょっと面倒だな。

汚れたレンズの状態で気づかずに撮ってしまったもの。
色調整してあるのでそれでもナンボかマシだが、
かなりハレーションというか、明るい部分が
レンズでぼやけたようになっている。
いつでも持ってて撮れるというのは確かにメリットだが、ちゃんと撮れないことの方が多いってのはかなりのストレスでもある。

うちの近くで、車に載せて布団を干してるのを見てパチリ。
明るいところは飛びまくっちゃってるし、
暗いところは偽色発生しまくり。
200万画素とは言っても、7,8年前の
デジカメの写りに近い。ニコンのCoolpixシリーズは
130万画素の頃からもっとちゃんと写ってたもんね。
リコーのDC-1を思い出した。
夜はNHKのサイエンスZEROで、目を持つロボットの紹介。1/1000秒のリアルタイムフィードバックで、投げたボールを打ち返せるってのはものすごいな。カメラからの画像入力処理も、そこからの反応計算も、動作させる腕の能力も相当に速いものでないとダメだろう。どのくらいの速度のボールまではちゃんと打ち返せるのか、駆動系のパワーや耐久力も含めて、もうちょっと突っ込んで紹介して欲しかった気もする。
MFJがネットで
国内選手権の模様をストリーミング配信している。多分(今年はまだ放送を見てないので)GAORAでやってる二輪番組「ロックオン」の、レース部分だけのダイジェスト(TV放送ではノビーや榎本塾長の解説が入ったりしてるが、それがない)のようだ。画質は500kでもそれなりという感じだが、無料でこれが見られるだけでも十分だろう。レースに興味のある人は必見。
それにしてもアキラは強すぎる。これから後半戦に向けて、ホンダサイドがワークスマシンを貸与するようなことは十分に考えられるだろうな。ホンダ4スト初の全日本チャンプがワークスライダーじゃないってのはまずいだろう。それよりも、「市販車でチャンプ!市販車の能力の高さを証明」ってやるかな。
本家の
crash.net(日本語版)の方はほぼ毎日見ているのだが、こっちは検索していて偶然気がついた。
F1カメラマンけんさわ氏のグランプリ日記。結構、レースとは関係ないところでグランプリの行われる周辺を紹介していたりして面白い。
ただ、このページ、crash.netのトップページのどこから飛べばいいのかわかりにくいのよね(だから今まで気づかなかったんだけど)。F速かなんか読んでると紙面にURLが載ってたりするのかな。
2004年5月30日(日) ジャーナリスト銃撃事件、新しい博多ラーメン屋、F1ヨーロッパGP決勝
とにかくめちゃめちゃに暑い。今晩はF1決勝の直後にインディ500決勝があり、絶対に朝まで寝られないので、昼寝しなくちゃならないのだが暑くて全然それどころではない。真夏日らしい。
橋田さんの事件。この橋田さんという名前、またしても敬愛する西原理恵子の漫画で出てきているのを見知っているだけだが、周辺の対応も含め、これが本来のジャーナリストに対するものだよなぁ。
以前にも紹介した
勝谷誠彦氏のHPの、橋田氏関連の文章は結構来るものがある。
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朝日新聞朝刊の一面。<「ジャパニーズ」うめく男性>という功太郎君の母・洋子さんに見せたくないこの見出しの真下に<高遠奈穂子著・愛してるってどう言うの?5刷出来!>という広告を打つ
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ってのはものすごいよなぁ。
うちは読売なので紙面を直接は見られないのだが、asahi.comを見てる限り、結構エグい。小川さんらしき人の最期の状況を結構リアルというか、凄惨に表記している。
あとよく見ているニュースサイトとしては、ZAKZAK(フジ産経系)があるが、ここでも
すごい記事が。
何がすごいかって、この記事の中程で、相変わらず間抜けな「自己責任」とかってタイトルで書いてる大学教授。
>先に日本人5人が人質にとられたことから、何も教訓を引き出せなかったという意味では、日本人の危険への認識の甘さを露呈したともいえるだろう
とか、
>欧米の記者などと違い、日本人は事実に基づかない安全神話のもとに危うい地域に踏み込んでいる。いまさらだが、現地の言葉に精通し、現地人とのコネクションを使って取材するなど危機管理のできる専門家の育成が必要だろう
なんて、偉そうに大学教授が語っている。オイオイ。
その下のもう1人の大学教授も同じ。「いままで死傷者が出なかったのが奇跡的」って、昔から戦場ジャーナリストやカメラマンはいっぱいいて、死んでるだろうよ。甘い考えで行ってるわけじゃないと思うんだが。今回メジャーになったというだけのことで。
この辺、このzakzakがどういうスタンスで、記事は何を狙っているのかわかりにくい。この記事の上の方では、橋田さんのことを「戦争取材のプロとしてこの世界では有名な人物」とか書いてるのだ。これじゃ、この大学教授が世間知らずのバカタレと言いたいだけでは?と感じてもおかしくない気がする。
また、
翌日の記事でも「戦場への熱意と覚悟」とかいうタイトルで、橋田さんの経歴を紹介し、勝谷氏のコメントも載せて持ち上げている。
オイラなんかは一応安全な場所でのうのうと生きているので、何も言える立場ではないが、こういうときに、ここぞとばかり、故人を攻撃できる連中ってのはどういう神経なのかと思う。先の邦人拘束事件で味を占めたというか、調子に乗っちゃったのだろうか。
ご冥福をお祈りいたします。
今日はカミさんも子供もいないので、知り合いがやっている鳩ヶ谷のバイク屋へ。ちょっと気になるバイクが出品されていたからだ。
その店に行くのには北本通りを通らなくちゃいけないのだが、通るたびにいい香りがするラーメン屋があってちょっと気になっていたのだが、気づくと店の前は通り過ぎているわけであった。
んなわけで、今日は狙って、ちゃんと店を探しながら行く。「虎」という博多ラーメンの店であった。
オイラは生粋の東京っ子なのだが、博多ラーメンは愛している。とはいえ、ここのところちょっとご無沙汰であったが、この店は久々のヒットかも。博多ラーメンが食いたくなったときには、大塚の「博多天神」へ行っていたが、あそこはちょっと衛生的に気になるというか(といっても、千駄ヶ谷ホープのように二度と行く気がなくなるようなものではないが)、あまり綺麗な店ではない。それでも近くて博多ラーメンが味わえるという意味で貴重な店なのだが。博多ラーメンが食いたくなったら、ちょっと遠いが、こっちに行くようにしようかな。
戻ってきてネットで検索してみたら、おおむね好評価のようだ。しかし、ラーメン系のHPって多いねぇ。
お目当てのバイクの方は、結構よさげだったのだが、さすがに今日はものすごい気温で、そこまでKLXで行くあいだの、ちょっとした信号待ちですら泣きそうになるくらいバイクが熱い。こんな状況で走らせてやらなくちゃならないようでは、外車のコンペなんて夢のまた夢だな、と変に萎えてしまうのだった。まぁKLXで十分満足してるんですが。
夜はまずF1ヨーロッパGP決勝。琢磨のフロントローも楽しみだが、トヨタ勢はどうか。考えてみたら、4強(フェラーリ、ホンダ、ルノー、ウィリアムズ)は圧倒的に強いし、今年はダメだ、といわれているマクラーレンでも、さすがに予選アタックでは決めてくる(決勝で壊れるけど)ので、トップ10に入るのだって結構至難の業ではあるのだな。
だからといってそのあたりをうろうろしてるようじゃダメだし。というか、それどころか、その下のザウバーあたりにまで食われてるんじゃ話にもならないよなぁ。
ピットレーンでの画像がなんだか荒れてて気になっていたのだが、放送で言っていたところによると、あそこで撮っているのは、世界最速の移動式カメラなんだそうだ。140km/hまで撮れるとのことだが、それじゃある程度の画質低下は仕方ないか。ピットレーンとはいえ、F1カー追い抜いちゃダメだろう、って解説で言ってたが(笑)
中盤、シューマッハの後に琢磨が居たときには、みんなシューマッハが止まれば、と考えていたんじゃないだろうか(笑) 結局琢磨の方がまた壊れてしまい、バリチェロへの接触も含め、結構ネガティブに言う人もいるようだが、フェラーリにケンカ売れるドライバーってのは貴重だと思うな。頑張って欲しいものであります。
2004年5月31日(月) インディ500決勝と、マイナーバイク乗りの意外な偶然

サンシャイン近くのGALAXYという自転車屋の店頭で。 ずっとここでの写真が撮りたかったのだが、なかなかかなわなかったのだ。 今回はちゃんと撮る前にレンズを拭いたので、画質はまとも。 VGAくらいまで縮小すれば十分に使える。 とはいえ、同じ200万画素のMZ3でノーマルモードで撮っても、 ファイルサイズはD505isのスーパーファインの倍ある。 この辺は仕方ないといえば仕方ないのだが。 そもそもハニカム系って、なんかごまかしテクっぽくて、 出てくる絵もイマイチ実際の解像感に欠けてる気がして 好きになれないワタシなのであった。 Finepixシリーズは一台も持っておらず、個人的には 初のハニカムCCD搭載デジカメなのであるが。 |
バタバタとF1決勝レース後の作業を終えたら、そのあとはインディ500決勝である。雨でスタートは遅れ、ただでさえきつい時間なのに、こりゃ間違いなく寝られないな、という感じ。2時間ほど遅れてセレモニーが始まったが、国家独唱の時、ちゃんとみんなが帽子を取ってるのが見える。やっぱり違うよなぁ。もてぎではあんなことなかったもん。
しかし、1イベントで40万人とか入っちゃうってのは想像が出来ない。これで行き帰りの渋滞がそれほどひどくないってんだからすごい。それだけ対策がキチンとしてるってことなんだろうけど。国内のサーキット関係者は勉強しにいった方がいいな。
で、結局、レース中にも雨が何度か降ったりして、終わったのは日本時間の朝8時過ぎ!(しかも雨での短縮終了) GAORAでの生中継は、1時ちょっと過ぎからだったから、7時間弱しゃべりまくってたことになる(途中ちょっとだけ休憩入ったけど)。ご苦労様でした。
愛するKL600R用のパーツが、珍しくヤフオクに出てたので落札してみた。マイナーなマシンのパーツの入札で競ると、他にこのマシンのオーナーがいるということがわかって面白い。オークリーでもそうなのだが、結構何度か見たような名前と競ることが多いのだ。どうもKL600Rは渋谷区に1人居るらしい。
で、落札して出品者からメールが来てみたら、またこれが面白かった。
その出品者、以前KL600Rを2台所持し、それを処分してKLX650のモタード仕様を現在所持しているんだそうである。似たような奴をどっかで見たなぁ(笑)まぁ、その彼は現在KTM360(2ストの化け物だ)と、Dトラ(町中の足用だろうか、振り回して遊ぶ用だろうか)のモタードも持ってるということなので、本気度で全くかないませんが。
しかも、某アメリカ在住、アメリカン・モータースポーツ系ジャーナリストと知り合いで、もてぎのCART/IRLは毎年行っているという。偶然とはいえ、ちょっとその辺のやりとりが面白く、F1対応やインディ500関連で忙しいというのに、逃避の意味も込めて結構メールのやりとりをしてしまったのであった。
結果としては、F1に続き、インディ500でも惨敗。悲しい週末でありました。
へろへろになりつつ、なんとか夕方までに全ての作業は終了。今回はミス無しで終わったかな、とほっとしていたら、朝起きた現地から「トラの写真間違ってるよ」と電話。うわっ!このインディ500ではトラのスペアカーで出てたのがいたんだっけ!失敗。なかなかノーミスでは終わらないもんでありますなぁ。悔しい。