草模様(白)

遊び5「おんなじだよ。」

 インコは、姿形がまったく鳥とは違う人間を群れの仲間として認めることができます。しかしインコは人間の身体の特徴をよく観察していて、鳥にはなくて人間にはあるもの、つまり「手」を非常に気にします。

 そこでまずインコに近づく時に両手を見えない場所に隠すことによって、鳥と似ている仲間であることを印象づけるのが得策です。手を後ろに組んだり、ポケットに両手を入れたりして、「翼をたたんだ」状態を真似してみましょう。

 人間としては、手で鳥を可愛がってやりたい気持ちが強いでしょう。しかし、初めから無理矢理さわる必要はありません。ここで紹介する手で触れない遊び(コミュニケーション)を駆使して、インコとの心の距離を縮めていきましょう。あなたのことを好きになった鳥にとって、やがて手は恐怖の対象から興味の対象へと変わっていきます。ぬいぐるみのように触られることを好きになった鳥は、自分のほうから人間の手に頭をすりよせていくことさえあります。
遊び4
「こわいよー。」
目次 手に乗せない遊び
パート2
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