草模様(白)

遊び6「まばたき」

 攻撃者と思われる動物に対して、インコは目をそらさず、まばたきもほとんどしません。また、攻撃する方の動物も目標を前に目をつぶるようなことはしません。自然界において仲間でない動物とにらみあうのは、まさに食うか食われるかの、緊急事態なのです。

見つめあうコミュニケーションを確立して行く時に、もしも鳥がとても怖がっていたならば、あなたが見つめている間はまばたきをしないでしょう。そんな時に人間のほうからインコにするまばたきは、相手を襲わないという意志表示と同時に、インコを信用しているというボディ・ランゲージになります。インコが同様にまばたきを返してくれたなら、相互の信頼関係が育ちつつあるのです。

 インコがまばたきをしたら、こちらもまばたきを返してあげましょう。短いまばたきには短く、長いまばたきには長く。動作のシンクロ(一致)は心のシンクロをも誘います。

 余談ですが、これを逆手にとって、問題行動を起こした時にその鳥に向かってまばたきをせずにじっと見つめることによって不快感を起こさせ、矯正するという方法もあります。もちろんこれはすでに人間とインコの間にある程度の信頼関係ができあがった間柄でできることです。
手に乗せない遊び
パート2
目次 遊び7
「寝てしまうよ。」
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