back   top

僕と/わたしとネオポケ *I'M NOT A SWAN〜誰でも白鳥を捨てる時が来る〜
第三回
ACT1
 1999年7月29日。快晴。「ネオジオポケット頑張れタイガースバージョン」(以下虎NP)の発売日。10時過ぎに目を覚まして洗濯機をまわす。ブンブンと。豪快に。そうこうするうちに洗濯終了。昼近くになってから重い腰をあげ、取りあえず昼食を摂りに学校へ。しかる後にヨドバシカメラに自転車を走らせる。だいぶ時間が遅くなってしまっているのでまだ売っているかどうかかなり不安だ(注4)。
 いつもの様に冷房過剰と言いたくなるほど涼しい店内に歩を進め、おもむろにネオポケコーナーへ。以前来た時よりも、だいぶWSによる侵食が進んでいる。危険だ。まあそれはさて置き、目当ての虎NPを探す。・・・無い。レジカウンターに目を向ける。丁度昼過ぎで妙に混んでいるが、垣間見るにレジにもやはり置いてない。
野「そうか・・・。遅かったか・・・。」
ちゃんと売り切れたらしい事に対する嬉しさと買わずに済んだ喜び、そしてちょっぴり残念な気分で思わずそうつぶやくと、極端な温度差に辟易しながら自転車にまたがり、帰路に就いた。
-以下次回-

next   top