スキー 複合サマーグランプリ6日 荻原次5位、荻原健は23位
ノルディックスキーの複合サマーグランプリ第3戦は6日、ドイツのブライテンベルクで前半ジャンプと後半距離(ローラースキー)で行われ、
日本勢は荻原次晴(北野建設)の5位が最高だった。荻原健司(北野建設)は23位、古川純一(リクルート)は24位、森敏(野沢温泉ク)は
37位と振るわなかった。
(共同)
1995/09/08 読売新聞
スキー 複合サマーグランプリ9日 荻原兄弟は3位
ノルディックスキーの複合サマーグランプリ最終戦は9日、ドイツのベルヒテスガーデンで二人一組のスプリントが行われ、
前半ジャンプで首位に立った日本A(荻原健司、荻原次晴=ともに北野建設)はローラースキーで実施した後半距離でノルウェー、
ドイツに抜かれ、3位に終わった。日本B(古川純一=リクルート、森敏=野沢温泉ク)は8位。
(共同)
1995/09/11
スキー W杯8日 複合 日本、スプリントの前半9位
【スティームボートスプリングズ(米コロラド州)8日=共同】
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合第二戦は八日、二人一組によるスプリントの前半飛躍(ラージヒル)が行われ、
日本(荻原次晴=北野建設、森敏=野沢温泉ク)は412・4点の九位と出遅れた。首位は460・5点のノルウェーB(スコール、ビーク)。
米国A(テトロールト、ロドウィック)が454・7点で二位に続いた。
上位勢が110メートルを超すジャンプを見せたが、エースの荻原健司(北野建設)を故障で欠く日本は、荻原次が104メートルと106メートル、
森が101メートル50と103メートルにとどまった。九日に行われる後半の距離リレー(15キロ)で、日本は首位ノルウェーBから1分30秒遅れで
スタートする。
▽複合第2戦=スプリント前半飛躍
〈1〉ノルウェーB(スコール、ビーク)460・5点(スコール109メートル50、112メートル、ビーク110メートル50、113メートル50)
〈2〉米国A454・7点=タイム差11秒
〈3〉フランスB436・1点=46秒
〈9〉日本(荻原次晴=北野建設、森敏=野沢温泉ク)412・4点(荻原次104メートル、106メートル、森101メートル50、103メートル)1分30秒
1995/12/10 読売新聞
スキー W杯9日 日本、複合10位に終わる
【スティームボートスプリングズ(米コロラド州)9日=共同】
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合第二戦は九日、当地で二人一組によるスプリントの後半距離(15キロ)が行われ、
日本(荻原次晴=北野建設、森敏=野沢温泉ク)は十位に終わった。優勝はノルウェーC(B・エルデン、T・エルデン)で、米国Aが二位だった。
前半ジャンプの成績により、日本は首位から1分30秒遅れの九番目スタート。欧州勢に抜かれて順位を一つ落とし、トップに2分36秒9の大差を
つけられた。
斉藤智治ヘッドコーチ「荻原健司が出ないと、これだけ大きな差をつけられるのかと痛感した。シーズン前の練習で不足の部分があった。
試合をしながら調整して、昨季と同じ結果になるようにしたい」
▽複合第2戦=スプリント(9日・米スティームボートスプリングズ)
〈1〉ノルウェーC(B・エルデン、T・エルデン)(飛躍〈11〉402・3点、距離〈1〉35分30秒3)
〈2〉米国Aタイム差1秒8(〈2〉454・7点、〈3〉37分10秒1)
〈3〉ノルウェーB1秒9(〈1〉460・5点、〈4〉37分21秒2)
〈10〉日本(荻原次晴=北野建設、森敏=野沢温泉ク)2分36秒9(〈9〉412・4点、〈8〉38分26秒2)
1995/12/11 読売新聞
スキー 全日本ノルディック第3日 上野が複合前半首位
スキー全日本ノルディック選手権ジャンプ・複合第三日(29日・長野県白馬ジャンプ台)――
雪が降りしきる悪条件の中、複合前半のジャンプが行われ、昨年三位の上野隆(東京美装)がトップに立った。後半距離では、二位の富井正樹
(雪印長野)に、1分39秒差をつけてスタートする。昨年末までワールドカップ(W杯)に出場していた森敏(野沢温泉ク)は首位と3分3秒差の六位、
古川純一(リクルート)は3分45秒差の十五位と出遅れた。荻原健司(北野建設)らW杯転戦組は参加していない。
◆上野「今年こそ優勝」
〇…上野が得意のジャンプで、一、二回目ともに最長距離を飛び、二年連続の首位ターン。今月初めの海外遠征で高熱を出し、
十分な練習を積めないままの大会となったが、「悪条件だが、自分のジャンプをすることだけを考えた」と、抜群の集中力で乗り切った。
昨年は後半の距離で三位まで後退しただけに、「頭を距離に切り替えて、今年こそ優勝を狙います」と表情を引き締めていた。
◆3分差「まだまだ」
〇…「3分差なら大丈夫です」と森。昨年末まで全日本の「W杯組」だったが、不調で降格。この日もジャンプで六位と出遅れたが、
もともと距離の力には定評がある上、不調からは脱している。「結果はともかく、自分のスキーを取り戻して、早く復帰しないと」
▽複合前半ジャンプ(ノーマルヒル、K点=90メートル)
〈1〉上野隆(東京美装)179・5点(80メートル50=最長不倒、76メートル)
〈2〉富井正樹(雪印長野)163(75メートル50、73メートル)
〈3〉小泉敦(青学大)162・5(75メートル50、75メートル)
〈4〉河野智海(明大)161(75メートル、73メートル50)
〈5〉中村幸志(東洋実業)150(73メートル、71メートル50)
〈6〉森敏(野沢温泉SC)149(73メートル50、69メートル50)
1996/01/30 読売新聞
スキー 全日本ノルディック最終日 坂大が11人抜きで初優勝 上野は4位
スキー全日本ノルディック選手権ジャンプ・複合最終日(30日・長野県白馬村岩岳)――
雪が降りしきる中、複合後半の距離15キロが行われ、前半のジャンプで十二位につけていた昨年暮れの全日本コンバインド大会二位の
坂大(ばんだい)徹(大山町体協SC)が初優勝を飾った。
坂大はトップと3分39秒差でスタートしたが、11キロ付近でトップグループを捕らえ、残り五百メートル付近からスパートをかけ振り切った。
前半首位の上野隆(東京美装)は四位、昨年末までワールドカップを転戦していた古川純一(リクルート)は九位、森敏(野沢温泉SC)は十一位だった。
◆雪辱を誓う上野
〇…二年連続で前半のジャンプで首位に立ちながら、上野は今年も優勝を逃した。今年は10キロ過ぎまでトップに立っていただけに、
「去年より悔しい。ジャンプでもう少し差をつけられれば……」と唇をかんだ。来月にはインターコンチネンタルカップに遠征するが、
「ジャンプでトップに立ち、一けた入賞を狙いたい」と雪辱を誓った。
▽複合最終成績
〈1〉坂大徹(大山町体協SC)(飛躍〈12〉143点、〈3〉47分10秒1)
〈2〉富井正樹(雪印長野)タイム差1秒3(〈2〉163点、〈12〉49分11秒4)
〈3〉河野智海(明大)2秒(〈4〉161点、〈9〉49分00秒1)
〈4〉上野(東京美装)9秒(〈1〉179・5点、〈29〉50分58秒1)
〈5〉小泉(青学大)9秒5(〈3〉162・5点、〈13〉49分16秒6)
〈6〉山田(トーエネック)29秒1(〈21〉137・5点、〈2〉47分06秒2)
1996/01/31 読売新聞