スキー W杯13日 複合個人 森が自己最高の9位、荻原健は35位 

 【ラムソー(オーストリア)13日=共同】
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は13日、ラムソーで個人第8戦のスプリントが行われ、森敏(野沢温泉ク)が
自己最高の9位に入った。荻原健司(北野建設)は前半飛躍で31位と大きく出遅れ、今季最低の35位に終わった。
 優勝はケネト・ブローテン(ノルウェー)で、W杯初勝利。大竹太志(北野建設)は23位だった。
 スプリントは、飛躍1回と距離7・5キロで争われる。荻原健はジャンプで81・5メートルと失敗。森は88・5メートルで8位につけ、
距離で踏ん張った。
 ◆不運続き「やっと」
 〇…自己ベストを更新する9位に入った森は「初めてです。一けたなんて」と素直に喜びを口にした。
今季のワールドカップ(W杯)は格下のBからスタート、昨年末からW杯に復帰。だが、今年に入っての個人2戦もジャンプで追い風に
落とされる不運が続いた。「やっと入れた」という言葉にも実感がこもる。
しかし、「まだ(代表の)6人枠に入っただけで、本当に出場しなければ」と満足する様子はなかった。
    ◇
 荻原健司「調子が良かった分、気持ちが前に行ってしまった。迷いとかの失敗ではない。五輪に向けて、さらに調子を上げていくしかない」
 ▽複合個人第8戦=スプリント 
〈1〉ケネト・ブローテン(ノルウェー)(飛躍〈9〉108・5点、距離〈6〉18分42秒9)
〈2〉ツァルッキ(スイス)タイム差4秒2(〈16〉106・0点、〈5〉18分38秒1)
〈3〉クンツ(スイス)10秒1(〈26〉99・5点、〈1〉18分19秒0)
〈9〉森敏(野沢温泉ク)27秒6(〈8〉109・5点、〈20〉19分14秒5)
〈23〉大竹太志(北野建設)1分6秒7(〈13〉106・5点、〈26〉19分41秒6)
〈35〉荻原健司(北野建設)1分49秒3(〈31〉96・0点、〈27〉19分45秒2)=ブローテンはW杯初勝利

1998/01/14 読売新聞


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