スキー W杯22日 複合個人 荻原7位 初参加の富井18位
【ロバニエミ(フィンランド)22日=川島健司】
ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)今季開幕戦は22日、ロバニエミで個人第1戦後半の距離(15キロ)が行われ、
前日のジャンプでトップに立った地元出身のハンヌ・マンニネン(フィンランド)が逃げ切って優勝した。マンニネンはW杯通算6勝目。
2位は昨季W杯総合王者のビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)。日本勢では、トップから3分21秒遅れの8位でスタートした荻原健司(北野建設)が、
4分36秒4遅れの7位、9位スタートの富井彦(雪印)は18位、10位スタートの大竹太志(北野建設)は24位、12位スタートだった森敏(野沢温泉ク)は
29位に終わった。
第2戦は24日、ロバニエミでスプリント方式で行われる。
◆ジワリ底上げ日本勢のレベル
前日のジャンプを終えて、12位までに4人全員が入っていた日本勢。この日の距離では、荻原を除いて順位を下げる結果となったが、今季から就任した
成田収平ヘッドコーチは、「いい感じ」という言葉を繰り返した。
成田コーチが「一つの収穫」と評価したのが、W杯初参戦となる25歳の富井が、前日のジャンプで9位といい位置につけ、距離でも粘って18位に残ったこと。
この日は森が距離で失敗したが、それでも4人とも30位以内に入った。開幕戦ということを考えれば、まずまずの滑り出しといえる。
日本にとって、荻原に続く選手たちのレベルを上げるのが今季の一つのテーマ。「チームとして見た限り、今の4人はすごく面白い。
今季は面白い大会をずっと続けられると思う」と成田コーチ。24日のスプリントで、どんなレースが見せられるか。(川島健司)
▽複合個人第1戦
〈1〉ハンヌ・マンニネン(フィンランド)(飛躍〈1〉256・0点、距離〈11〉37分16秒2)
〈2〉ビーク(ノルウェー)タイム差2分21秒5(〈2〉231・5点、〈9〉37分10秒7)
〈3〉ロドウィック(米)3分32秒5(〈3〉229・5点、〈25〉38分9秒7)
〈7〉荻原健司(北野建設)4分36秒4(〈8〉222・5点、〈29〉38分31秒6)
〈18〉富井彦(雪印)5分32秒7(〈9〉222・0点、〈37〉39分24秒9)
〈24〉大竹太志(北野建設)6分7秒7(〈10〉220・0点、〈41〉39分47秒9)
〈29〉森敏(野沢温泉ク)7分0秒3(〈12〉214・0点、〈44〉40分4秒5)
(マンニネンはW杯通算6勝目)
1998/11/23 読売新聞
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