スキー W杯24日 複合個人 富井が5位入賞 マンニネン開幕2連勝

 【ロバニエミ(フィンランド)24日=川島健司】
ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)今季第2戦は24日、ロバニエミでジャンプと距離を1日で行うスプリント形式による個人戦が行われ、
ハンヌ・マンニネン(フィンランド)が開幕戦に続いて連勝を飾った。
 マンニネンは1回だけ行われる前半のジャンプ(ノーマルヒル、K点=90メートル)で最長不倒の98メートル50を飛んで首位に立ち、後半の距離
(7・5キロ)で逃げ切った。マンニネンはW杯通算7勝目。2位はサンパ・ラユネン(フィンランド)、3位はビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)だった。
 日本勢では、ジャンプで3位につけた富井彦(雪印)が距離でも粘って5位に入る健闘。
 ほかの日本勢は、荻原健司(北野建設)が失敗ジャンプが響いて22位、森敏(野沢温泉ク)がジャンプで2位につけたが距離で遅れて29位。
大竹太志(北野建設)は30位だった。
 ◆前半の「貯金」生きた
 〇…開幕戦に続き、ジャンプの貯金を守って逃げ切ったマンニネンは、「これほど完ぺきなジャンプが出来るとは自分でも驚いた」。
ゴール手前でロバニエミ近くの森に住むといわれるサンタクロース姿の人の出迎えを受け、握手を交わしてからゴールする余裕の勝利だった。
地元出身でジャンプ台をよく知っている有利さはあったが、距離の実力も相当なもの。この調子なら、個人総合王者も夢ではなくなってくる。
 ▽複合個人第2戦 
〈1〉ハンヌ・マンニネン(フィンランド)(飛躍〈1〉133点、距離〈21〉17分41秒3)
〈2〉ラユネン(フィンランド)タイム差41秒6(〈6〉122、〈22〉17分41秒9)
〈3〉ビーク(ノルウェー)41秒8(〈5〉124、〈25〉17分49秒1)
〈5〉富井彦(雪印)1分1秒7(〈3〉128、〈37〉18分24秒)
〈22〉荻原健司(北野建設)1分57秒6(〈21〉104、〈27〉17分49秒9)
〈29〉森敏(野沢温泉ク)2分3秒9(〈2〉128・5、〈46〉19分28秒2)
〈30〉大竹太志(北野建設)2分6秒1(〈8〉117、〈42〉18分47秒4)

1998/11/25 読売新聞


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