スキー W杯29日 複合個人 森が健闘、8位入賞 マンニネンがV
【リレハンメル(ノルウェー)29日=川島健司】
ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)個人第4戦は29日、リレハンメルでスプリント方式で行われ、ハンヌ・マンニネン(フィンランド)が優勝した。マンニネンは今季3勝、通算8勝目。
日本勢では、1回だけ行われる前半のジャンプ(ラージヒル、K点=120メートル)で8位につけた森敏(野沢温泉ク)が後半の距離(7・5キロ)でも健闘、8位に入ったのが最高。前半3位の富井彦(雪印)は15位、同11位の荻原健司(北野建設)は21位、同10位の大竹太志(北野建設)は32位に終わった。
◆不安の距離で粘り見せる
今年3月にファルン(スウェーデン)で行われたW杯で5位に入って以来の入賞を果たした森。「最後までもつかという心配はあった」というが、後半の距離でよく粘り、8位をキープした。
今季は前週に行われた開幕の2戦を距離で失敗したが、「短期間で戻せた。うまく気持ちの切り替えができた」と喜んだ。
長野五輪でも代表に選ばれた実力の持ち主。「ジャンプはまだ迷いがあって、思い切ったジャンプが出来ていない」といいながらの入賞はさすがだ。
27歳と現在の日本では荻原に次ぐ年齢。「これくらいの力はあると思う。シーズンはまだまだ長い。慣れてきて、上(の順位)で戦えるようにはなったので、あとは試合でいいジャンプといい走りをしたい」と課題を挙げた。
(川島健司)
▽複合個人第4戦
〈1〉ハンヌ・マンニネン(フィンランド)(飛躍〈2〉125・8、距離〈3〉18分50秒4)
〈2〉ゴットワルト(オーストリア)タイム差35秒3差(〈12〉114・5、〈2〉18分43秒7)
〈3〉ビーク(ノルウェー)46秒6差(〈1〉126・8、〈19〉19分41秒)
〈8〉森敏(野沢温泉ク)1分37秒2差(〈8〉117・5、〈22〉19分56秒6)
〈15〉富井彦(雪印)1分56秒8差(〈3〉125・7、〈35〉20分47秒2)〈21〉
荻原健司(北野建設)2分20秒1差(〈11〉114・7、〈33〉20分29秒5)
〈32〉大竹太志(北野建設)2分56秒7差(〈10〉116・2、〈40〉21分11秒1)
1998/11/30 読売新聞
[TOPページ]
[GUEST BOOK] [森林チャット]
[長野オリンピック]
[合宿 ’98.9月]
[フォトギャラリー]
[森敏の軌跡]
[W杯開幕戦]
[W杯第2戦]
[W杯第3戦]
[名寄レポート]
[おまけ] [野沢温泉村]
[アンケート]
[世界選手権]