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スキー W杯21日 森、初の表彰台 複合個人2位

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合最終戦は21日、ポーランドのザコパネでジャンプと距離を1日で行い、ジャンプで1位に立った森敏(野沢温泉ク)が距離でも健闘し、2位に食い込んだ。これは個人第15戦スプリントでの荻原健司(北野建設)と並ぶ今季の日本勢最高成績。森の3位以内も初めて。
 優勝は既にW杯個人総合制覇を決めているビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)で、ジャンプ2位から逆転した。今季9勝目で、通算では荻原と並ぶ歴代最多の19勝目となった。
 富井彦(雪印)が16位、ジャンプで27位と出遅れた荻原は18位、高橋大斗(秋田・鷹巣農林高)は23位、大竹太志(北野建設)は28位だった。(共同)
 森敏「これまで表彰台がなかったので、すごくうれしい」(共同)
 ▽複合個人最終順位 〈1〉ビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)2035点〈2〉H・マンニネン(フィンランド)1667点〈3〉リーグル(チェコ)1140点〈7〉荻原健司(北野建設)977点〈12〉森敏(野沢温泉ク)717点〈17〉富井彦(雪印)542点
 (ビークは2シーズン連続2度目の総合優勝)(共同)
1999/03/22 読売新聞


森、W杯初の表彰台 複合最終戦2位

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合最終戦は二十一日、ポーランドのザコパネでジャンプと距離を一日で行い、ジャンプで1位に立った森敏(野沢温泉ク)が距離でも健闘し、2位に食い込んだ。これは個人第15戦スプリントでの荻原健司(北野建設)と並ぶ今季の日本勢最高成績。森の3位以内も初めて。
 優勝は既にW杯個人総合制覇を決めているビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)で、ジャンプ2位から逆転した。今季9勝目で、通算では荻原と並ぶ歴代最多の19勝目となった。
 富井彦(雪印長野)が16位、ジャンプで27位と出遅れた荻原は18位、高橋大斗(秋田・鷹巣農林高)は23位、大竹太志(北野建設)は28位だった。

1999/03/22 信濃毎日新聞


森健闘 初の2位 複合最終戦

 ポーランドのザコパネで21日開いたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合最終戦で、森敏(野沢温泉ク)が2位に入った。
森の3位以内は初めてで、個人第15戦スプリントでの荻原健司(北野建設)と並ぶ今季の日本勢最高成績。優勝はビャルテエンゲン・ビーク(ノルウェー)だった。
 ジャンプを終えて森は2位のビークに1分13秒差をつけた。長野五輪出場を夢見ながら昨年亡くなったフリースタイル選手、弟の徹さんの写真を胸にがんばった。7.5キロ付近でビークニ追いつかれ、抜かれた。しかし、その後は2位を守り、ゴールを切った。「これまで表彰台がなかった。それが2位。すごくうれしい。」
 荻原に続く選手として1994年シーズンに台頭したが、その後不振に陥った。復活してきたのは
長野五輪の昨季。今季は好調なジャンプで安定した成績を残した。来季は中軸選手として期待される。
「来季に向けた課題は距離です。」と浮かれてはいなかった。

99.2.23(火) 信濃毎日新聞


森 自己最高 2位

W杯複合 個人第17戦=最終戦
◇21日◇ポーランド・ザコパネ◇前半飛躍(ラージヒル=K点 116m)後半距離(15k)
成長株の森敏(27=野沢温泉ク)が、自身W杯初の表彰台となる2位に入る大健闘を見せた。前半飛躍で首位に立ち、ビィヤルテエンゲン・ビーク(28=ノルウェー)に1分13秒差でスタート。ビークには抜かれたが、2位の座を死守してのゴールで日本人として7人目の表彰台に立った。
総合優勝を決めているビークは今期9勝目、通算19勝目となり荻原健司と並び最多タイとなった。
森が笑顔を爆発させて言った。「めっちゃうれしいっすよ」。憧れの表彰台に、ついに足を乗せた。前戦で自己最高位の4位。この日の試技も荻原とともに3本連続K点超えと絶好調を維持した。
本番では1本目最長不倒の126m、2本目122.5mとただひとり120m超えをそろえトップ。後半距離も中間でビークに並ばれたが粘った。最後は突き放され30秒以上の差をつけられたが、表彰台をゲットした。
「来季はアソコの真ん中に上がりたいですね。」長野五輪後にガンで死去した元モーグル選手の弟徹さん(享年25)への何よりの供養になった。
[ザコパネ(ポーランド)21日=山野新通信員]

 3月22日(月)日刊スポーツニュース


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