「旅館さかや」宿泊記


5月16日(日)菜の花マラソン参加後、森敏選手のご実家、「旅館さかや」に宿泊した。

車を降りるなり、"○○様ですね?お待ちしておりました"と出迎えてくれた。ちょっとびっくり!なんでわかったんだろう?

フロントにはスキージャンプの絵。明るいロビー。対応も親切だ。
ところどころに飾られたお花。花器がとてもしゃれている。
部屋に通されると、畳のいい匂い。窓が大きくて明るいお部屋。

お食事はお食事どころへ。 エレベーター前で仲居さんが待っていてくれたのに、妙に足腰に自信のある私たちは反対側の階段で降りてしまい、仲居さんを慌てさせてしまった。
お手洗いやちょっとした冷蔵庫が備え付けられた個室。このままここに泊まれそうだ。

和紙で作られたメニューと、菜の花が描かれたランチョンマット。そういえば部屋に置かれたアメニティーグッズにも菜の花が描かれていた。
運ばれてきたお料理は見た目もきれいな懐石風。素朴な素材を上品な味にしてあって、とてもおいしい。
器もきれいだし、量も多い。
夕食時に"さかやの酒"という日本酒を頼んだ。冷やで飲みやすいし"さかやの酒”というネーミングがよかったので、
おみやげに三本も買った。

ゆっくりお食事をいただいたあと、お風呂へ。
お風呂場の扉を開けて降りると足下から温水が出ている。寒くないためとあがるときの足を洗う為だろうか?
こういう心遣い、なんだかいい。

野沢温泉のお風呂は泉温が高いので、入るまでが大変。ここもあついかなあと思ったけれど、そうでもなかった。
ちょうどいい湯加減だ。 でも、熱湯(あつゆ;ねっとうではありません...)とかかれたほうはかなり熱い。

広くてきれい。観音様がまつられている。

露天風呂に出ると星が出ていた。ここには小さいお地蔵様。

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湯上り処「菜の花」の展示物

女湯の前に展示してある森選手のスーツなど
森選手のジャンプスーツなど(婦人「月の湯」前)

湯上がり処には敏選手や徹選手のウエアや板、写真が飾ってある。そして、仏像。お花とお水がおそなえしてあった。

ここではお茶と小梅を 出してくれた。 徹選手や敏選手の新聞記事を堪能したあと、その日は部屋に戻ってぐっすり。
ひろしは枕が気に入ったそうだ。


翌朝、5時半くらいに起きてお風呂にいった。おじいさんが掃除をし、仏像にお水をおそなえしている。
お風呂に浸かっていると、鐘の音。

朝6時。 すごくすがすがしい朝。天気もいい。お風呂上がりに朝の散歩。これは旅行先での私の楽しみ。
野沢の町を少し散策。静かな田舎町。
再びお風呂へ、のんびり浸かったあと、湯上がり処でジャンプスーツを見ていたら、先ほどのおじいさんが話しかけてくれた。

"これは、当館の坊ちゃんのもので、今では荻原選手よりすごいんですよ"

と、とてもうれしそうにお話ししてくれた。なんだかこっちもうれしい。

そして朝食。とろろご飯がおいしい。お茶もおいしかった。朝っぱらからビールを頼んだり、とろろご飯をお代わりしたり....。
ゆったりとした朝ご飯だった。

出発の準備をするために部屋に戻った。 けれども、とても居心地がよかったので、チェックアウトぎりぎりまで部屋にいた。

おみやげ処でおみやげを買ったあと、またもやゆっくりロビーでコーヒーを飲んだ。

玄関前で記念撮影。 仲居さんが、"こっちで撮りましょう"、"次は鳩車の前で撮りましょう"、と何枚も写真を撮ってくれた。

「旅館 さかや」の温かいサービスとおいしいお料理。広くて快適なお風呂。おじいさんの心温まるお話を胸に、私たちは野沢を後にしました。

Saturday, May 22, 1999( 文責: Kayo)


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