シーン2:アクア(正位置)

GM
次はゲオルグ。とりあえず…
「セシル」
「クソ親父!」(ぱーんち)
ゲオルグ
「…暴力はいけないな…」
レン
おまえが言うな〜(笑)
GM
ま、あれっすよ。誰かさんからの手紙を燃した後ですわ。
ゲオルグ
あ、その辺*1ね。
「娘もそんな年頃か…」
GM
そんな所で、兵士さんが駆け込んでくる。
「大変です!」
ゲオルグ
「…何事だね…」(煩わしそうに)
「兵士」
「城が… 取り囲まれてますです!」
ゲオルグ
「唐突だな。私一人が出て行って済むのであれば、私が出て行こう」
「兵士」
「いや、それがあの〜、あっちから一人使者を送ってきてますが…  紅王ガイとか名乗ってますけど、どうしましょう?」
ゲオルグ
「一人で来たのであれば丁重に迎え入れよ」
GM
お付きの人を含めて3人で、紅王ガイが入ってくる。
ゲオルグ
「紅王様が、このような辺鄙な所へなぜ?」
「紅王ガイ」
「話は簡単だ。この町を破壊されたくなければ、我々の下につけ」
ゲオルグ
「物騒な話だな、唐突に。理由も聞かされず潰される方の身にもなってもらいたいものだな」
「紅王ガイ」
「理由がいるか。簡単に言おう。反乱の為の力になれ」
ゲオルグ
「反乱の為?」
「紅王ガイ」
「現在、我々の軍はこの戦役に参加する為という名目で動かしている。 我々は、一旦ドラッヘンブルクに攻撃を仕掛け、陥落させた後、 ヘルマン一世に対して宣戦を布告する。 …早い話が、貴様のこの町は通り道なのだよ」
ゲオルグ
「…まぁ確かに、寝首を掻かれるかもしれないこの町は邪魔でしかないわな?」
「紅王ガイ」
「邪魔と言うだけではない。港があるだろう? この町には。 我が海軍の中継に使いたいのだよ」
ゲオルグ
「協力、と言う事であるならば出来るが」
「紅王ガイ」
「協力…」
ゲオルグ
「うむ。あくまでも中立*2を保っていたいのだよ」
「紅王ガイ」
「そうか。ならばこの話は無かった事に。貴様の町が燃える様を眺めて後悔するがいい」
きびすを返して、かっつーん、かっつーん、かっつーん…
ゲオルグ
か、考える時間をくれ(泣)


「私に、どうして欲しいと言うのだ?」
「紅王ガイ」
「共に部隊を率いてくれればいい。貴様は、生きる伝説だからな」
ゲオルグ
「私一人で被害は収まると言う事だな?」
「紅王ガイ」
ちらっとセシルの方を見て
「そう言うことになるな。貴様一人の命か、この町のもの全ての命か。どちらかを選ぶだけだ」
ゲオルグ
「これも運命か。娘よ、私の死もまた運命だ」
「セシル」
「親父…」
「紅王ガイ」
「よく決断したな。包囲は解いてやろう。幕舎に案内する… ついて来い」
−幕舎−
「紅王ガイ」
「大まかな説明を済ませておこう。今回、我々は青鮫団と手を結んだ。 連中がドラッヘンブルク内に火を放ったのを合図にして、我々が攻め込む手筈になっている。 貴様は、場内に侵入したら好きにすればいい。他は、彼…  ライアン・プライベートと行動を共にしろ」
 幸いな事に、ブレカナには因縁と言うこれを表現しやすいツールが存在しますので、利用しない手は有りません。まぁ、ここまでは基本です(続く)
*1その辺
 リプレイ:レクトルム大量飛来エンディング

 この辺の意思疎通がやりやすいと、非常に助かる。
*2あくまでも中立
 ぶっぶー

 たかだか町の領主が、公国や王国の命令に逆らうのはよろしくない。 国境沿いにある微妙な町ならば、もっと駆け引きを駆使せんと両方から狙われる羽目になる。

 領主としての行動を考えるならば、今回ゲオルグは致命的ミスをかなり犯している。
***編集後記
 少々ネタバレを起こしているシーン。青鮫団がそうかは不明だけれども、 紅王ガイは、ある魔神に取り付かれてしまっている。その辺を組み込んでみた。

 six に聞いたところ、ゲオルグの治める町は、“サウスウィンドウ”と言うらしく、 南の方にあるらしい。海が近いため港が有るブレダ寄りのエステルランド配下だそうです。

 南の方にあるのにブレダ寄りとは、これいかに? とも思いましたが、どこから見て南の方なのか言われなかったので、 こちらで勝手にキルヘン川の下流に配置しました。

 で、地図を見てもらえば解ると思いますが、カルデンブルクから海沿いに進むと、どうしてもゲオルグの町を通ると言う(笑)