アクア

生死の狭間に その身を置いて
得たる悟りに 歓喜せん
果て無き修業を 命の糧に


<神話に見られるアクア>

 神話に見られる使徒アクアは、無手の戦闘術を人々に伝えたとされている。 が、実際に彼女が人々に伝えたことは、精神の鍛え方であり、その方法として最も効果的と思われる手段として、 無手の戦闘術を伝えたのである。

 正式な手順を踏まえて、あるいは心構えで無手の戦闘術を学ぶものは、 無意識のうちに使徒アクアが伝えんとした心構えを習得することだろう。

無手のみの弱さ、すなわち現実。
鍛錬によりどこまでも強くなれる、すなわち修行。
留まる事は弱さを生み出す、すなわち流れ。

 雨も一滴では何の力も発揮できない。小川も一本では水車を回すことも出来ない。 しかし、水は流れつづけ集まる事でその勢いを増し、城を落とすに至る。 使徒アクアの「水の勢力の子」とはすなわち、「川の子」を指し、 川とはすなわち「水の流れる様」である。

<職業としてのアクア>

 実際には修行を行うものを指してアクアと言うのだが、一般的には格闘による戦闘術を収めた者を指す。 アクアと呼ばれる人物は、全身を武器とし様々な技法を用いて敵を打ち倒す。各人が格闘の戦闘術を編み出す方法は、 もともとの素質から自力で編み出すものと、何らかの組織に所属して師より教えてもらうものの二種類に大きく分けられる。

 組織の中でも、特に使徒アクアの伝えた戦闘技術を今も正確に伝え、最強を自負する組織が真教修練派である。 彼らはアクアの伝えた奥伝を絶えさせること無く伝え続ける使命を帯びている。故に、最強であり続けなければならないのだ。 なお、この奥伝を継承したものは真教修練派の大院長となる。

<逆位置>

 これまでの禁欲生活から開放されたため、大きな反動が襲い満足を忘れてしまう。

 いままで頑張って来たんだからな。このくらいのご褒美がないとな。やってらんねぇよ。 メシ、酒、女。ははは! 禁欲なんて馬鹿みてぇじゃねぇか。欲全開にすりゃパラダイスじゃんよ!