創世記第一部:始めに

 アルカナ創世記第一部では、唯一神アーから始まる創造の神話を追いかけ、解釈を書き進めていきたい。 アーアルカェウスアルカイM「大皆触」までを一つの区切りにしたいと考えている。 M「大皆触」によって、初めて罪が生まれるからだ。

 それまで全てアー一人の手により行われてきた創造。これに対して、 罪と言う名の初めてアーの望まない存在が生まれた 「大皆触」を神話的歴史の節目と言わずして何と言おうか。 これが、「大皆触」までを第一部とした理由である。

 基本的には、闇、ひいては無に偏った内容になるかもしれない。 しかし、実際の所は光の存在や、光からの側面で創られた伝説が多い故に、 一歩引いた所から見た物を読むと、どうしてもそう感じてしまうだけである。 闇を支援している訳ではなく、無が正しいと言う訳でもない。 もし、そう感じる者が居るのならば、その者は光に毒された者である。、

 いずれ、新たなる伝説とその解釈が生まれる事を期待して、第一部に入ろう。