でろり庵 ひとり言 31

Y-wingの機首を試し塗り。2009.09.13

 これまでどの機体を再現するか決めておりませんでしたが、もう先送りに出来ない段階まで来たので考えます。

 え~っと、昔作ったアルゴノーツ版と同じく各機チャンポンもいいな。ルーカス展で衝撃的だった赤い奴もいいな・・・

 とはいえ、前回触れた「スプロケット」と「茶色パイプ」はファインモールドさんがゴールド2としている機体の特徴な訳で・・・まぁ、いいや、素直にゴールド2にしちゃえ!

 ゴールド2の機首にはボンヤリと薄茶色っぽい部分があります。同様の表現がX-wingのレッド2の翼などにも見られるのですが、赤いマーキング部分に影響がないところを見ると「新しい塗装の前の古いカラーリング」が(透けて?)見えているといった感じでしょうか。

 でも、個人的にはアレは人為的な塗装ではなく、「油汚れで飴色に変色しつつあるエイジング表現」と解釈したいです。そっちの方がリアリスティックで塗装スタッフの凄さを感じますから・・・なんでそこだけ油で汚れるの?というのはナシです(笑)

 というワケで試しに塗ってみました。最終的にコレを使うかどうか分かりませんが、ラーメン屋の換気扇のようなイヤ~ンな汚れを少し表現出来たような気がします。これは大きい画像で見て欲しいな。
Y-wingの塗装をはじめました。2009.09.11
 
 塗装は久しぶりなので大いに楽しみたい気分です。という事でジックリとシットリと筆塗りしています。

 もっとも「塗装を楽しみ」すぎて明らかにやりすぎ!になっちゃいました・・・後でエアブラシでトーンを整えれば良い感じになるかな・・・?

 とまぁ、ぶっちゃけ、この先どうなるか手探り状態の感はあるのですが、締め切りが有るわけでもない趣味の模型制作で、締め切りに間に合わせなきゃならないプロの技法を真似ることが正解なの?という疑問は有りますし(丁寧に時間をかける塗装テクニックなんて誰も書いてないっしょ?それって変でないかい?)、試行錯誤自体を楽しんでみるのも悪くないと思います。

 この画像じゃ何が写ってるか分かりませんね(笑)リアベ・スペシャルでも通じそうです(笑)。いや実は、すこし引いた画像をこのサイズまで小さくしたら、塗装の感じが分かりづらかったものでして・・・ああああ!!という事は、もっと引いて全体を写したらタダのベタ塗りに見えるかも知れない!?ヒョエ~!!

・・・この後、スス汚れとツヤ消しコートはエアブラシを使う予定。なお、パイプの茶色はまだ下塗り状態です。中央の輪っかモールドにスプロケット風に歯を付けたら別部品っぽくて外せそうな雰囲気になりました。本物はここが取り外せるわけで、意外なチャームポイントとなりました(笑)。
X-Wingがテスト飛行 2009.08.28

Finemolds X-wing & Death Star Surface
 
 Yウィング制作ついでにデススターの表面も作ってました。Yウィングの画像はこの前書いたアルゴノーツがあるのでファインモールドでは違った事をやりたいのです。という事で、今回はXウィングを代役にテストしてみました。

 背景になるデススターの適当なサイズか分からなかったのですが、小さい方がSFX的な面白さがあると思ったので手のひらサイズにしました。「小さい模型を背景に大きい模型が飛ぶ」というのは繰演にないオプチカル合成の醍醐味でしょう。半分テスト用なので小さくてマズければ作り直せばいいだけですしね。材料はエバーグリーンやプラストラクトのプラ材と木片で適当に、どうせモーションブラー(被写体ぶれ)を加えるのでディテールは全然真似てないし、塗装もマジックでランダムに点々を置いてプラサフを吹いただけ。なんとも安普請な宇宙要塞です。♪楽して儲けるスタイル♪
デススターの表面。こんな感じ
 
 撮影も更にイイカゲンで、特にライティングもせずXウィングもデススターも手に持って撮っただけ。デススターは手ブレさせるのですが、なかなか真っ直ぐにブラーが入らなくて何枚も撮りました。ちょっと苦労したのはそれだけかな。Xウィングなんて2枚撮ったウチの手ぶれの少ない方です(笑)。そのXウィングの余白を青で塗りつぶし疑似ブルーバックを作って背景とマスク合成しました。よく見るとマスクが透けてしまった部分があったりして変にリアルです(笑)。背景は事前に撮ってあったので、感覚的にはXウィングを撮って1時間くらいで出来ました。実際は2時間くらいかかってるのかな。仕上げに色調整とモーションブラーを少々かけて全体を馴染ませています。画像処理関係はフリーソフト「GIMP2」があれば十分でしょう。
ブラー入りデススター表面

 こういうのはYウィングが出来るまで取っておくべきですがねー、予想外に上手くいって見て欲しくなっちゃった。
アオリワナビーウィズユー 久しぶりに製作記っぽいのを。2009.08.25

 まずはY-WINGの機首。

 キャノピー窓枠は側面の傾斜がもう少しほしい気がしますが、これは私がアルゴノーツを見慣れているせいでもあるので悪くはないと思います。ただ、一部パネルラインが西島洋介山のやギルバート・オサリバンの程度に余分に感じたので埋めました。これだけで劇的に雰囲気が良くなる筈です・・・と思って行いましたが実際はそうでもなかった(笑)。

 上部のリモコン機銃はキットのままです。ANH撮影時を再現するならこれでよいでしょう。どうやら撮影後に一旦武装撤去、さらに後に武装強化されている様です。う~ん奥深いぞ。キットのままといえば機種下のプロトン魚雷発射口も穴開けしませんでした。私はこうして適度にそっけない部分があった方が「足るを知る大人の余裕」を感じて「巧い!」と思ってしまうのです。圧倒的少数意見でしょうが・・・。若くしてバーリンデン・ショックを受けたからでしょうか。

 プロトン魚雷ついでに、関係はありませんがSWキットを作ってると「I only want to be with you」という歌が頭に浮かんできます。当時ベイシティローラーズが流行っていた事もあるのですが、歌詞に「トーピドー」と「ビーウィズユー」というSW用語(?)が出てきたせいだと先日気づきました。普通、トーピドー(魚雷)なんてプロトンかフォトンくらいでしか使いませんからね。って普通か?いや、そもそも、トーピドーと聞こえたっちゅう空耳にすぎない話なんですが。

 ♪トーピットゥー、アオリワナビーウィズユー♪

 ちなみにこの歌はイントロだけ気に入らなかったのですが、後年、オリジナル版を聞いて「イントロ以外は割と忠実にカバーしていた」事を知って笑ってしまいました。(YouTube)オリジナルのダスティ・スプリングフィールド版.。この姉さんいいわぁ。よく見るとビデオ撮影をフイルムに変換した物をデジタルにしたのでしょうかねコレ。

 えぇ・・・話がそれまくりましたが、操縦席の後ろはXウイングで余った脚収納部のパーツを貼ってみました。同じシリーズなのでモールドに違和感がなく、お手軽作業にしては効果的と思っています。

 と、夏休みの宿題の読書感想文のように無駄話で字数を稼ぎましたが、機首は大したことをしていないということで・・・。
でんでん虫戦車2009.08.16
AMT/ERTLタンク・ドロイド
 スターウォーズの「エピソード3/シスの復讐」に出てくる奴です。正式には「コーポレート・アライアンス・タンク・ドロイド」と言うそうな。

 この戦車を初めて見たのは、「エピソード2/クローンの攻撃」のDVDに収録された絵コンテ替わりのラフCGでした。そのジオノーシスの戦いに突如現れた「謎のボツメカ」がコイツで、私のツボに入りまくりました。

 で、「スタッフのおふざけとしてサイコー!」と無邪気に喜んでいたら・・・エピソード3にそのまんま出てきてビックリ(するやら呆れるやら)。しかも本番はラフCGよりもインパクトが無いという不始末

 デザインの詰めも甘く、線が閉じてない意味不明のパネルラインなんて旧作のジョンストンやマクォーリーの頃にはあり得なかったし、そもそも直線と円弧しか使っていないお手軽CGデータが本番で出てくるのも悲しい。まるで「トロン」時代のCGです。なんだか新3部全体に言える、機械を知らないデザイナーがアーティストを気取ってデザインした「機能美を演出できてないエセ格好さ」って感じがとても気まずいです。

 と偉そうに文句言ってますが、実はスターウォーズだから腹立つだけで、ピクサー映画や「トロン」や「ゾイド」のメカなら大歓迎なくらいには私は好きなんですけどね(笑)

 このAMT/ERTLのキットはグーグルで画像検索しても全然完成品がヒットしません。誰も作っていないのでしょうか?(涙) 恐らくCGデータの提供を受けてプロポーションなんかは正確だろうし、部品数が少なくてあっという間に形になる「悪くないキット」なんだけど・・・。

 こうやって組んで眺めてみると、「メインのキャタピラに流用出来るのは幅的にマウスやE-100くらいかな。補助キャタピラのフェンダーあたりは格好悪すぎるし、レーザー砲もジャパニメーション的でイヤ~ン・・・」などと、大胆にアレンジしたくなってきました。

 それでか!完成品が少ないのは。
ああ、念願の本革ケース2009.08.15

Pen.E-P1 Leather case  ペンE-P1は傷のつきやすい金属製なので当初からメーカー純正の本革ケース(ボディージャケット)を買うつもりでした。もちろんドレスアップにもなるし。

 ところがこのカメラ、発売になってみると想定外の大ヒットになってしまい、本体が売り切れ入荷待ちになったのはもちろんの事、予約プレゼントの発送が遅い人は2ヶ月も待たされるし、メーカーサイトの限定品だった特製レンズキャップも即売り切れになるしという状態。当然のように革ジャケットも売り切れ入荷待ちとなり、オークションで倍近い値段で落札されたりしているのでした。結局、私はこの中で革ジャケットだけが間に合いませんでした。

 余談ですが発売記念の限定レンズキャップ、私は先着100台にオマケで付いていた物を愛用していましたが、実はオークションで+1万円くらいのプレミアが付いていると知ってビックリ!即刻使用するのをやめました・・・チキンです(笑)
Aki-Asahi.com製本革ケース
 さて、写真は昨日届いたAki-Asahi.comさんによる本革ケース。ハンドメイドの少量生産で、HPによると1回の受注を100個ほどに限定しても休み無く制作して1週間は掛かるのだそうです。私は2回目の予約受付時に運良く入手できました。ありがたやありがたや。

 純正の「ボディージャケット」と違って覆う部分がずっと広くてボタン留めのデザインも面白いです。現在の人気が落ち着いたら別の色もオーダーしようかなんて思ってます。

 という事で、2つ下の日記の通り、キズ保護+ドレスアップのつもりで欲しかった革ケースが、ボロ隠しみたいになってしまいましたが、更なるダメージを防ぐ意味でも有り難いです。

 あるブログで、E-P1だと一眼レフより野良猫が警戒しないと書いてありました。私も実感しているところです。理由は、ボディサイズや色の違いかと思いますが、ミラーがないのでレンズ内がチカチカ光らないせいかもしれません。このギラついたボディに革ケースを付けたらもっと寄ってくるんじゃないかとチョット楽しみ。

 いや、実は私、誰に見せるともなく某所に生息するノラ猫達を撮っていたりします。こうやって証拠を撮ることで40匹以上いるのは分かったけれど・・・識別が大変(笑)
ファインモールドのYウィング2009.08.14

 今頃の感はありますがファインモールドのYウィングが塗装前まで来ました。発売時に9割方出来たのですが掃除の時に仕舞って忘れていました。最小限のディテールアップと、その気になれば何時でも電飾を仕込めるように手を加えています。あ、この画像、「実は後ろに完成品がちょっと写ってる」というSWファンの好きそうな写真を狙ってみました(笑)

 狙ったといえば、以前作ったアルゴノーツのYウィングはアート・オブ・SWを意識した画像が結構好評でして、海外サイトで大きく引き延ばしてプロップ写真の代用(勘違い?)として使用されていたり、グーグル検索でも先頭で表示されたりしていて驚いてしまいます(世界の超メジャー映画の名脇役なのに!)。

 当時はたった80万画素のデジカメと、貧弱な通信環境と少ないサーバ容量がネックだったので、「小さい画像+背景塗りつぶし+圧縮」でデータ容量を稼いでいました。現在ではこんな制約は有りませんが、逆にあの「雰囲気」を出せるかどうか大いに疑問です。

 というか、塗装技術が落ちている事の方が問題なんですがね・・・
ペン・E-P1を落としてしまった!2009.08.13

 愛用の新デジカメ。実は買って10日くらいで、肩からストラップが滑って地面にゴツンッとやってしまいました。

 咄嗟にヒジでストラップを持ち上げたものの落下速度のままゴッツンッ!と一発。幸いストラップでぶら下がったおかげでガラガラガッシャーンとはなりませんでしたが、画像の通り、底板のアルミ部分がガッツリ変形してました~!ひぇええ~(号泣・・・)。さすがデロリアン素材ことステンレスの部分はびくともしていませんが、一気に「外装ダメージ有り」の中古品になっちゃった。ああ、オリンパスさん底板だけ注文できますか?とほほ・・・

 2回目もありました。その時は持ち上げたバッグから飛び出し転げ落ちました。大きなズームレンズが衝撃を吸収したらしく派手に転がったわりに軽傷、でも今度はカメラ上部のアルミ部分に小凹みが・・・。プロ野球のオールスター戦を観戦中だったので阪神ファンに心配されてしまい・・・クソ!広島ファンは阪神ファンに同情されとぉないんじゃ!(苦笑) ああ、オリンパスさん軍艦部も注文できますか!?とほほ・・・パートII

 でも機能面での異常はなく、このカメラ、意外とミラーや光学ファインダーが無いお陰で衝撃には強いのかもしれないですね。