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 制作日記 1万ヒット記念馬蹄型砲塔編(3)
 帰って来た馬蹄型砲塔
                                                    
 新!馬蹄型砲塔登場(通算24回)2001/2/25

 ついにEECの馬蹄型砲塔搭載車両「BA-6」が出ました。TOKO社製GAZ-AAAトラックのシャシーに、EECによるボディを組み合わせたキットで、砲塔も新金型です。同社が既に発売をアナウンスしているBT-7シリーズにも対応した物。防循は2種類、後部機銃付きハッチ(T-26用?)もセットされています。出尽くした感のある馬蹄型砲塔車両の最後に来て、ズベズダ製に代わる「次世代」の登場といったところでしょうか。

 ズベズダに対する最大のアドバンテージは、防循が2種類、しかもオフセット搭載が再現された物が入っている点でしょう。元々ズベズダも砲塔自体はそんなに悪くないので、余った方の防循は流用してやると良さそうです。全体の形は今までの資料やズベズダのキットと比べて前後に短く後部の絞り込みが少ないのが(あえて比べると)気になりますが、違和感は全くありません。

 じつはBA-6の砲塔は「専用品」と言いたくなる程他では見られない(小さな)特徴が有ります。が、キットでは普通の仕様となっています(大歓迎ですけど)。BA-6として拘りたい方は、箱絵を参考に防循の凸凹カットを再現し、実車写真を参考にピストルポート周辺のリベット位置を変えると良いかと思います。

補足 2001/2/26
 上記「ピストルポート周辺のリベット位置」について、ちょっと不親切かと思ったので・・・。

 図は、砲塔後部ハッチ周辺を真後ろから見たものです。ハッチとその下の2個所に、4個のリベットに囲まれたピストルポートがあります。この「4個のリベット」が特別な部分です。キットの車体後部のモールドが参考になります。
 なお、図の下側のピストルポートは、それ自体がキットでは省略されています。また、90度時計回りに傾けてあるのが分かりますが、ここは曲面である為、より馴染むように配慮してるのでしょう。砲塔左右のピストルポートも同様に「90度時計回り」になっています。左右で逆転していないので注意です。
 帰ってきた馬蹄型砲塔(通算23回)11/22

 亀装甲車PA-2はちょっとお休みして、「今年中に発売予定」と某誌に(ちょこっと)載ったりした馬蹄型砲塔を再開します。いわば「締め切り頼み」で完成させようという魂胆。でも、期待してる人がいるらしいので頑張ります。

 個人的な覚え書き(メモ)。アンテナベースについて。
 鉢巻きアンテナの取り付け部。砲塔の垂直面に計6個所あります。実際にアンテナを装備するのは一部の車両のみで普通は付きません。ただ後付け出来るように(?)取り付け部の加工はしてあります。

 バリエーション
:全く何もないマッサラなタイプ。
:四角いプレートが溶接してあるタイプ(写真上)アンテナ支柱はここに溶接するようです。
:リベットが三個、逆三角形の位置で付くタイプ。(写真下)アンテナ支柱はボルトで締め付けるようです。

 以上、三種類あります。で、取り付け方法の違いによりアンテナ支柱の互換性に疑問がでてきますが、簡単な加工で対処出来そうなので気にしないのでしょうか・・・。ところで、そのベースの位置自体が違う事に注目!。赤矢印は左横の視察スリットから離れ、防循に近い位置なのに、黄色矢印の方は視察スリットのすぐ近くにあります。互換性を言うならこっちの方が問題ですね!。(もっとも写真上の車両は特別で、四角プレート型でも視察スリット寄りにあるのが普通です。)
 帰ってきた馬蹄型砲塔(22回)3/14
 2万5千ヒット記念モデルと同時進行でちゃんと馬蹄型砲塔も作っております。

 前のバージョンでは、防盾部分が砲塔とのフィッティングを考え一体成形としました。しかし、ムクの防盾に収縮が集中したのか砲塔前半に歪みが出てしまいました。これを避けるために、そして最大のバリエーションであるソフチエッヂ(ドロップ型というか流面型というか)防盾を作る為にもこの部分は別パーツ化しようと思います。ただ、最終的に上手くいくかどうかは未知数です。型取り時に防盾と砲塔が別々に収縮する事で合いが悪くなる恐れが。
 帰ってきた馬蹄型砲塔(21回)3/5
 ミリタリーモデリング誌(VOL.28 NO.18)を今頃入手。ネタはスペイン内戦時のT-26である。スペインや中国では「T-26用の最後期馬蹄型」とでも言えそうなタイプの砲塔が多く見られる。(この記事で作者のザロガは1937年型としている?・・・)これの特徴は、砲塔上部右ハッチと砲塔後部に機銃が搭載されている事で、右ハッチ自体も当時のソ連戦車でよく見られる円形の物に変更されている。フランシーヌモデル(仮名)的にもこのタイプは作りたいと思っている。ちなみにBTにはこの砲塔は使われていない。

 ところで、この砲塔は本当に「生産」されたのであろうか。この記事を見る限り上記の変更点は後付けで簡単に処理出来そうである。部品さえ用意しておけば現地で改修する事も出来そうで、また、改修の内容が傾斜砲塔型に準ずる物である事から「アップデート化」を狙った後改造であっても不思議はないと思えるのだ。
 帰ってきた馬蹄型砲塔 ソ連戦車無法地帯の巻(20回)1/27
 問題があるのでココだけの話(笑)。ウチのリンクページの緑色のところにある「Russian Military Zone」は、ソ連戦車好きな庶民の味方である(笑)。見所はいろいろ有るけれど、中にブループリントコーナーがあり、本から無断掲載したと思われる図面がいくつか載っていたりするのだ。 以前紹介したMホビー誌のBA-6も載っている・・・。

 さて、このサイトでは、馬蹄型砲塔搭載車両の写真もいくつか入手出来るし、BA-6やT-26の図面もあるしで、取りあえずプリントアウトして役立てたいと思う。このT-26図面の出来はあまり宜しくないけど。・・・あ、砲塔上面後部に2つ見慣れない丸い物が描き込まれている。なんだろう。
 帰ってきた馬蹄型砲塔(19回)1/26
 ペリスコープとベンチレーターのあたりは大体こんな感じ。
 写真では歪んで見えますが、実際は左右対称です。(・・・のつもり) 以前の原型はここを手を抜いた事が一番気になっていました。

 左のペリスコープの土台が平らですが、この上にペリスコープが付きます。ペリスコープを装備していない車両はこのように「丸く平らな蓋」が付いた状態で、ペリスコープが付く場合も、この蓋にペリスコープのフランジ部分が二段重ねになる形なので、このような感じでOKだと思います。
 帰ってきた馬蹄型砲塔(18回)1/21
 珍しく作業中の写真なんぞ・・・。見づらいね。

 まず、砲塔下面と砲塔上面をキッチリ水平(平行)にしてあります。これを基準として側面の「垂直」を出している場面です。
 さすがに定盤は持っていないので、ガラステーブル上で代用しています。右に見える「スコヤ」を当ててパテを削っているところです。・・・本来スコヤはそんな使い方はしないのですが「物は使いよう」とも言いまして、やってみると、なかなか具合が宜しいのでした。
 そうそう。いつの間にかペリスコープのベースも付けてあります。
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