山歩日記「明神ヶ岳」2/4
 
平安時代の今昔物語では、天狗は仏法の邪魔をする、キリスト教のサタンのような扱いですが、この天狗は慧明禅師に心服してその弟子になったのでしょうか。
天狗の履物は足駄ということで、たくさんの鉄(ステンレスのもありました)の下駄が並んでいます。下駄は一足そろって用をなすというところから夫婦和合の信仰が生まれたとかで、現在も下駄が奉納されるそうです。

↑道了尊の下、大きな鉄下駄の脇の橋から外輪山の支尾根に向かいます。この下駄は 3.8トンもあるのだそうです。寺の林の続きのような杉林の中を登ります(上右)。 途中、林道を横切ってさらに登ると、エンジン音が聞こえて、林業の鋸の音かと思ったのですが、三台ほどのバイクが山道を下りてくるのでした。
たまに自転車に出会うことはあるのですが、オートバイは初めてです。
上の林道からはいってきたのだそうで、八王子のほうから来たのだとか。
木の根や石の段が多いので車が壊れないだろうかと心配しましたが、帰りに見ると、石や枝を蹴散らして相当難航したらしいタイヤの跡が林道まで残っていました。
上の林道に出て見ると、この登山道の入口は平坦で広く、たしかにバイクで走れそうな感じでした。
 
そこから、少し登ると見晴らし小屋という無人のプレハブ小屋のようなものがあって、林の切れ目から丹沢方面が見えます→。

さらに登ると、道は山火事を止める「防火線」といった切り開きにはいり、その脇に鉄骨だけの小屋の跡が残っていました。奥に巨大な歯車があるので、これはロープウェイの運転施設のようです。以前ロープウェイがあったのか、または建設中に中止になったという感じです。小屋の中に木が生えているので、それは何十年も昔ということのようです。上右のようにロープウェイの柱が明神ヶ岳の下まで残っていました。