山歩日記「国師ヶ岳」3/4
途中からの国師ヶ岳→。
 
田部重治著「山と渓谷」の「秩父の旅」という文に、大正二年五月に金峰山を越えて甲武信岳への途中、国師山頂下の斜面で二度目の野宿をした話があります。
その頃にも道の切り開きはあったようですが、道標といったものは無く、分岐点では地図を見て道を決めるのですが、山道は進む方向と合っていないことも多く大変だったようです。
それでも、殆ど人に出会うこともなく、いい場所だから今夜はここで泊まろうとか、あたりの枯木を倒して焚火をするとか、岳ワラビでみそ汁を作るなど、今のうるさい山に比べて古代人のような自由な山歩きはうらやましく思われます。
←国師ヶ岳山頂。
重装備で深山に分け入る…といった昔に比べ、今は散歩気分で登れますが、それだけに達成感といったものは味わえません。
 
先は北奥千丈岳。
それぞれの山頂から他の山頂に立つ人や山頂標らしきものが見える程度に、互いに近い距離にあります。
南面は雲が多く、南アルプスは見えませんでしたが、少し雲が切れて富士山が頭を出しました→。
 
先の分岐に戻り、北奥千丈岳に向かいました↓。
 
北奥千丈岳(下右)は奥秩父の最高峰(2601m)ですが、二番の金峰山との差は6m、三番の国師ヶ岳とも9mほどに過ぎません。
 
山頂標の左手は金峰山、右手の雲の間に見えるのは八ヶ岳。