|
道士も気持ちよく飲んでおりましたが、
「何か余興をと思いますが……。
そうぢゃ、陶(とう)家の姉妹を呼んできなさい」
と少年のひとりに言いつけました。
はいってきたのはふたりの美女で、ひとりはほっそりとして背が高く、別のひとりは小柄で、まる顔がぽっちゃりしてかわいらしいのです。
少年たちが床に絨毯(じゅうたん)を敷くと、ふたりは向かい合って舞い始めるのでした。
その袖や、すそがひるがえるたびに何とも不思議な香りがただよい、徐と韓はうっとりと眺めておりました。
「愚僧は少し飲み過ぎたようで、ひと息入れて参りますぢゃ。 おふたりは遠慮なくやってくだされ」
踊りが終わると道士はふたりの美女を連れて別棟の部屋に、はいってゆくのでした。
|