海外移住情報


ネパール査証編
Kingdom of Nepal

現地事情編






○入国について
入国には査証が必要です。
<査証・トレッキング許可仲介に注意>
移民局では、査証申請やトレッキング許可証の仲介業務で詐欺事犯が増大しているため、本人
が移民局に直接申請するよう求めています。また、登山許可証は通常区域では必要ありません。
規制区域のみ必要でグループに対して発行、個々には発行されません。
ネパール大使館

○移民局

ネパール移民局 The Department of Immigration
移民局は内務省が管轄しています。
<査証関連機関>
ネパール内務省
ネパール警察
ネパール外務省

○観光査証(Tourist Visa)
15日(3000円/25$)、30日(5000円/40$)、90日(12000円/100$)。滞在期間別に3種類が
あります。いずれもマルチプル査証。滞在期限内の入出国は何回でも可能。また在日公館以外
に、入国時の空港や陸路国境でも取得できます。必要書類は申請書と写真1枚。
※2003年開始の3泊4日までの短期無料査証は2008年に廃止されました。
<滞在延長>
同一年度内(1.1〜12.31)、最大150日間に制限されています。滞在が新年度にまたがる場合は、
新年度分はその年の滞在としてカウントされます。手数料は1日当たり2ドル。申請はカトマンズ
またはポカラのイミグレーションオフィス。
<超過滞在>
延長手続きを行わずに超過滞在した場合は、30日までは一日2ドル、31日から89日までは一日
3ドル、90日以上は一日5ドルの支払いが必要。強制退去処分など不法滞在罰則が適用される
場合もあります。

○商用査証(Business Visa)
就労を伴わないビジネス関係者、貿易関係者が対象。ネパール産業関連機関からの推薦状が
必要です。1年または5年有効のマルチプル査証が発給されますが、1回の滞在は90日以内に制
限されます。申請先はイミグレーションオフィス。発給料は1年100ドル、5年250ドル。

○居住査証(Residential Visa)
滞在許可期間は当初1年〜最長10年、更新可能。投資家、企業関係者、文化人、研究者、その
他、ネパールの経済・文化・社会に貢献できると認められた人に発給される長期滞在用の査証。
年間2万ドル以上の収入基盤が求められます。申請先は大使館またはイミグレーションオフィス。
<必要書類>
申請書、写真6枚、バスポートコピー、健康診断書、正当な滞在目的を証明する関係機関の推薦
状、他。就労・投資の場合は労働許可証、企業権利証なども必要。発給料は1年あたり100ドル。
■投資家用居住査証
10万ドル以上の投資を行う外国人には居住査証が発給されます。

○学生・研究査証(Study Visa)
留学生、研究学者、教師などが対象。留学生は政府認可学校であることが必要。研究者・教師は
ネパール文部省、所管機関の推薦状が必要です。滞在期間は最長1年。延長手続き可能。申請
先は在日大使館またはイミグレーションオフィス。査証発給料は滞在期間により異なり40ドル〜。
<滞在費証明>
月250ドル・年3000ドルの滞在費証明が必要。家族同伴の場合は一人2000ドルが追加されます。

○特定査証(Non Tourist Visa)
滞在期間は1年間、更新可能。発給料・1ケ月あたり10ドル。申請に値する充分な根拠が必要。
■対象者
◆ネパール国籍者と婚姻し、結婚権利証を所持する外国人。
◆外国新聞社、通信社などの特派員など。
◆ネパール政府または所管機関から推薦認可された団体職員、企業関係者、貿易関係者。
◆その他、航空会社スタッフなど。
<必要書類>
ネパール管轄機関の推薦状/写真6枚/パスポートコピー/婚姻証明書類(婚姻対象者の場合)
労働許可証(就労を伴う場合)
※申請は在日大使館または移民局。

○暫定査証
移民局にて各種査証を申請する際、査証発給されるまでに滞在期間が切れてしまう場合は3ケ
月有効の暫定査証が申請できます。

○査証発給所要期間と外貨申告
ネパール関係機関からの推薦状を所持する査証申請者の場合は、申請から7日以内に査証発
給することが規定化されています。推薦状がない場合は状況により所用期間が異なります。
また2000ドル以上の外貨を持ち込む場合は入国時に申告が必要。

○外国人登録
年間120日以上滞在する外国人は、居住地を管轄する地方警察にて外国人登録が必要。
また住所が変更された場合は、7日以内に届出することが必要です。

○外貨申告
5000米ドル以上の持ち込みには申告が必要。
また出国時の空港での外貨交換は外貨の15%まで。両替時の外貨換金証明書の提示が必要。


ネパールマルチプル査証(空港取得)



出入国地点


○空路

カトマンズ・トリブバン国際空港

○チベット陸路国境
コダリ。カトマンズからバスで6〜7時間。

○インド陸路国境 ※6ケ所

参照/インド査証編・国境アクセス
■スノウリ/ベラヒア(西部)
インド側もスノウリ。ネパールのポカラ、カトマンズ〜インドのバナラシまでツーリスト用国際バス
が運行している最もポピュラーな国境。チケットは旅行代理店で購入。国境は24時間オープン。
■ビルガンジ(中央部)
インド側はラクソウル。
ネパールのビールガンジ国境は街のはずれにあるカスタムエリアから徒歩5分。
■ネパールガンジ/ジャムナハ(中西部)
インド側はルバディア。カトマンズまたはポカラから夜行バスがあります。
■カーカルビッタ(東部)
インド側はラーニーガンジ。カトマンズからの直行バスは夕方出発、到着は昼前。
■ダンガディ/モハナ(極西部)
■ガッダチョウキ/マヘンドラナガル(極西部)