海外移住情報


インド査証編
India

現地事情編






○入国について
インド入国には査証が必要です。
在日インド大使館

○移民局
インド移民局BOI (内務省)/Bureau of Immigration India (Ministry of Home Affairs) 
インド査証オンラインシステム

○査証関連機関
インド内務省 インド内務省外国人局
インド外務省






○査証申請

2017年3月21日より査証申請は在日公館が窓口となります。
※2015年より査証申請窓口は「IVSグローバルジャパン」に民間委託されていましたが停止。
将来的には新たな査証申請センターの開設が予定されています。

○査証の延長・更新・切り替え
移民局本部、または5つの外国人登録事務所(デリー、チェンナイ、コルカタ、ムンバイ、アムリツ
ァール)で行い、外国人登録事務所のない地区は地区警察本部犯罪部で手続きします。
尚、外国人登録事務所での手続きは2014年9月より代理人による代行申請が可能。
■外国人登録事務所/FRRO(Foreign Regional Registration Office)
General Instructions for Registration by the Foreigners

○日本人専用・到着査証プログラム
2016年3月開始の日本人向け特定制度。滞在期間は最長30日間。出国用の航空券と滞在期間
を賄える滞在費用の所持が求められます。申請書はWEBで入手。適用されるのは6空港(デリー、
ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバード)のみ。
インド大使館のプログラムガイド

○観光査証電子発給制度/TVOA-ETA
(Tourist Visa on Arrival enabled with Electronic Travel Authorization)
インド移民局 「TVOA-ETA」
2014年11月導入の新制度。日本を含めた43ケ国が対象。適用となるのはデリー・ムンバイ・
チェンナイ・コルカタ・ハイデラバード・バンガロール・ティルバナンタプラム・コチ・ゴアの9空港。
◆上記公式サイトから申請手続きを行います。入国日の最低4日以上前の申請が必要。
◆滞在期間は30日。延長不可。取得は年間2回のみに限定。旅券残存期間6ケ月以上。
◆手数料60ドル(クレジットカード、デビットカード要)、手数料の払い戻しは不可。

○観光査証
観光査証は6ケ月有効のマルチプル査証。滞在延長不可。発給日から6ケ月が有効期間。例え
ば発給から1ケ月後に入国すると滞在可能日数は残り5ケ月間になります。必要書類は写真1
枚と申請書、Eチケット(予約確認書不可)、パスポート。発給料2000円(2017.4改定料金)
■再入国制限
◆インド出国後、2ケ月を経ないと再入国することができません。
◆周辺国周遊など2ケ月以内に再入国が必要な場合は再入国許可の取得が必要。
<再入国許可の申請>
査証申請と併せて申請取得可能。最大3回の再入国許可が取得できますが、滞在期間は合計
で最大60日間に制限されます。
<再入国許可の必要書類>
必要書類は、英文旅行日程表と空路が含まれる場合はすべての航空チケットコピー(Eチケット
可)。発給料1400円。
<現地申請>
再入国許可はインド入国後に移民局、または周辺国のインド大使館で取得することも可能。

○通過査証
滞在可能期間は15日。申請書類は観光査証と同じ。次の訪問国の査証が必要。滞在延長不可。
発給日から3ケ月以内に入国しないと無効になります。

○業務査証(ビジネス査証)
6ケ月と1年のマルチプル査証があります。継続して6ケ月以上滞在した場合は、出国時に滞在期
間中の生活費出所証明(Income Tax Clearance)が必要です。証明書は外貨買取証明書を税務署
(Foreigners Section of the Income Tax Department)に提示して証明書を発行してもらいます。
<必要書類>
申請書/パスポートサイズの写真2枚/パスポート/日本の会社の推薦状(会社のレターヘッド
使用)/招聘状(訪問先署名、渡航者・渡航目的、滞在期間、滞在中の保証を明記。合弁企業の
場合は企業の認可証明を添付。緊急時はFAX書類可)。
<10年マルチプル査証について>
その都度、大使館により審査されますが、所属企業・役職・業務内容・過去のインド渡航状況など
によって左右されます。

○就労査証
初回は2年間有効のマルチプル査証が発給。以降は外国人登録局FRROにて1回1年の更新手続
きが最大3回まで可能。家族査証(X査証)の有効期間は査証所持者と同じ。
外国人の就労が規制されている業種はありませんが、就労査証発給対象となる技術者・管理職
は年間25000ドル以上の所得保証が必要となります。
インド移民局/就労査証ガイド(PDF)
インド内務省/就労査証ガイド(PDF)
インド労働省
<必要書類>
申請書/パスポートサイズの写真2枚/パスポート/雇用理由書・保証誓約書/雇用契約書コ
ピー/英文経歴書/RBI(Reserve Bank of India)またはインド通産省、労働省からの事務所・事
業の新規設立または継続に係わる政府許可書類/査証発給料金(1年8850円)

○学生査証・研究査証
学校分野・研究分野によっては発給に相当な時間がかかる場合があり、申請には時間的余裕
が必要。1年・3年・5年の3種類があります。必要書類は学生査証の場合は2セット、研究査証は
8セットを用意。
<必要書類>
申請書/パスポートサイズの写真2枚/パスポート/インド政府・州政府に認可された大学・学
校・研究所からの入学許可証/授業料支払いが経済的に可能である旨を証明する預金残高証
明書又は保証書/査証発給料金は1年以内65ドル、1年以上130ドル。

○ジャーナリスト査証
発給にはインド外務省・情報事務局のジャーナリスト認可証明書が必要です。初めの許可期間
は3ケ月。以降の延長期間は内務省の判断により決められます。発給料40ドル。

○配偶者査証と永住権カード
インド国籍保持者の配偶者は5年間有効な査証を取得できます。料金は17,700円。
また永住権(PIOカード)の取得も可能。PIOカードの有効期間は15年、更新可能。発給料1万5千
ルピー。子供は7500ルピー。PIOカードを取得すると自由な就労、就学などが可能となりますが、
外国人登録は必要です。

○外国人登録と出国・再入国許可
6ケ月を超える滞在は、入国後14日以内に外国人登録事務所(FRRO)、または地区警察本部
犯罪部で外国人登録が必要です。登録するとパスポートに記載されると共に登録手帳が発行。
8週間以上登録住所を留守にする場合、住所を変更する場合は届出が必要。16歳未満の子
供は外国人登録は不要。また国外に出る場合は出国・再入国許可の取得も必要です。
<外国人登録の必要書類>
登録申請書、写真4枚、住所証明、写真記載の身分証明。場合により非エイズ証明が必要。

<オンライン手続きの開始>
2018年2月、E-FRROが開始。4大都市滞在者に限りオンラインでの手続きが可能。

○外貨申告
5000ドルを超える現金、現金とTCを合わせて10000ドルを超える場合は入国時の税関申告が
必要です。

○日本国大使館のレター発行
デリーでの近隣国の査証取得には日本大使館のレターが必要な場合がありますが、大使館に
行けば原則的にはその場で発行してくれます(無料)。開館9:00-13:00

○制限エリア入域許可証(RAP/PAP)が必要な地域(一部)と滞在期間
マニピュル/10日、ミゾラム/10日、アルナチャル・プラデッシュ/10日、ナガランド/10日、
アンダマン&ニコバル島/30日、シッキム/15日。 ※入域日と出域日が含まれます。


6ケ月マルチプル査証(ネパール取得)



国境関連


○ネパール国境アクセス

参照/ネパール査証編・インドとの陸路国境
■スノウリ
基点となるのはバナラシ。バナラシ駅周辺の旅行代理店で購入できるネパールへのツーリスト
バスは早朝出発。夕方にネパール国境を通過し、ネパール側スノウリで宿泊。翌朝、違うバス
でポカラ、カトマンズへ。またローカルバスはネパール国境まで約12時間。鉄道でゴーラクプル
(5時間)へ行き、スノウリへバス(3時間)で行くこともできます。
■ラクソウル
旅行者の多くは鉄道でパトナへ行き、パトナ駅周辺の旅行代理店でネパールまでのバスチケッ
トを購入。パトナ〜ラクソウル行きのローカルバスは所要約7時間。またインド各地からラクソウ
ルまで鉄道で行くこともできます。
■ラーニーガンジ
基点となるのはスィリグリー。近くのニュージャルパイグリー駅までインド各地から鉄道利用可。
スィリグリーからラーニーガンジ国境までバスまたは乗り合いジープで約1時間。またダージリ
ンの旅行代理店でネパールのカトマンズまでのツーリスト用バスチケットを購入することもでき
ます。
■バンバサ
デリーのバスターミナルからバスで約9時間。

○パキスタン国境アクセス
参照/パキスタン査証編・インド国境アクセス
■アターリー
インド側はアターリー。パキスタン側はワガー。直通列車や直通バスが往来する賑やかな国境。
<国際列車>
アムリトサルからパキスタン・ラホールまでの国際列車がでています。
<バス>
アムリトサルのバスターミナルからアターリーまでのバス(1時間)を利用。下車後し、街から2
キロ先国境まで徒歩またはリキシャ。数は少ないものの国境までの直通バスも出ています。
国境通過後はワガーの街へ行くバスが待機、所要15分。
■スリナガル
インドのスリナガルとパキスタン・カシミール地域のムザファラバードとの間でバスが運行。
ただし紛争地帯なので通行は流動的です。

○バングラデシュ国境アクセス
隣国バングラデシュとの間には外国人旅行者に開放されている陸路国境か6ケ所あります。
このうち、旅行者が一般的に利用するのが通称カルカッタルート、ダージリンルートと呼ばれ
る2つの国境ルート。
<カルカッタルート>
インドのカルカッタから鉄道(2時間)でバンガオン。リキシャで30分ほど行くとインド側のハリダ
スプル国境。バングラデシュ側はベナポル国境。ベナポルのバスターミナルまではリキシャで
約20分。ダッカをはじめ、各地へのバスが出ています。
<ダージリンルート>
インドの国際都市・スィリーグリーからインド側のハルディバリ国境まで鉄道またはバスで数時
間。バングラデシュ側はチラハティ国境。チラハティからはバングラデシュ各地への鉄道、バス
がでています。

○ミャンマー国境について
ミャンマーと陸でつながっていますが、ミャンマーとの間に陸路国境は開設されていません。



国際結婚手続き


■現地での婚姻手続き

インドの婚姻法はジャムとカシミール州を除く全域で施行されている<特別婚姻法>と<ヒンドゥー
教徒婚姻法>があります。

○ヒンドゥー寺院にて婚姻を行なう場合
外国人との婚姻の多くはこの方法にて行なわれています。
またAdovocateという弁護士(安価な費用で行政書士業務も行なっています)に依頼するのも一般
的。AFFIDANTという婚姻書類の作成を頼んだ場合は約300ルピー。
1>当事者および証人2名が寺院の僧侶の前で宣誓の署名を行います。
2>僧侶の副署により正式に登録された後、約一週間後に婚姻証明書が発行されます。
3>婚姻証明書を住所地の裁判所にて行政官の目前で登録申請します。
4>裁判所書記官より数日後に婚姻登録証明書が発行され終了。この証明書が政府が認めた正
式な婚姻証明書になります
<日本人が用意する必要書類>
パスポート/写真2枚/戸籍謄本/婚姻要件具備証明書
※日本の公的書類は英文に訳したものを在日インド大使館で認証を受けたものと、外務省証明班
にて認証をうけたものの両方が必要です。
<インド人が用意する書類>
身分証明書/婚姻登録に必要な2名の身分証明書/ヒンドゥー寺院の結婚証明書/その他、裁
判所が要求する書類
○特別婚姻法で行なう場合
1>インド人の本籍地にある裁判所に行き、裁判所行政官の前で正式な婚姻登録申請をします。
2>約1ケ月の婚姻予告期間を経て、裁判所書記官より婚姻登録証明書が発行されます。

■日本での婚姻手続き
1>インド人の本国政府発行の婚姻要件具備証明書を用意します。
2>日本の市町村窓口で婚姻届を提出します。
3>入籍後の戸籍謄本を外務省証明班で認証してもらい、英文に翻訳したものをインド大使館で
裏書認証を受けます。
4>インド大使館に「3人の立会人」(それぞれパスポートまたは運転免許証を持参)と共に出頭し、
面接インタビューを受けます。また出頭時に以下の書類も必要。
パスポート/入籍済の戸籍謄本/市町村発行の婚姻届受理証明書/登録費用5900円