【 脚力に自信あるも、一人旅(強風)・スイム影響(左足つり)でタイム伸びず 】
今回私が参加している「オリンピックタイプ−合計51.5km(水泳:1.5km+自転車:40km+ラン:10km)」の参加者は男女合計で600人以上おり、スタート時にはトランジッションエリアに600台以上の自転車が颯爽と並んでいた。
色とりどりのバイクが並ぶ様は結構壮観である −ところが、私が必死の思いでトランジッションエリアに辿り着いた時に残っているバイクは・・・数えるばかり。いやもう本当に情けない。
「お〜い!スイムでどれ位かかった?」
ふと気づくと、吉田さんが観客席の一番前に陣取ってくれている。とても、とても有り難い。が、自分が情けない・・・
ウェットスーツを脱ぐのに異常に時間がかかったけれど、気を取り直してバイクを持って走る。トランジッションエリアに、自転車競技用パンツも持参していたのだが、タイムロスが激しい。くそ。水泳パンツで行ったれ!
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バイクのコースは海岸沿いの往復40kmコース。すぐ横が太平洋なだけに、かなりの強風が行く手を遮る。もう、ビュービュー向い風が吹いている。
見渡すと、前にぱらぱらと選手がいる。だが、これだけ後ろの位置だからどうも「それなり」の選手が多いようで自分が想定しているペースと比べると「遅い」。事前に立てたバイクパートでの目標は70分+α。そのためには、平均時速35km前後が要求されるのだ。ホントにそんなスピードで行けるの??? − 練習でもそこまで追い込んだことがないので不安だけれど、目標は目標。頑張るっきゃない。
とはいえ、厳しい向かい風の中を独走しなければならない。そこで、周囲の選手の後ろにちょろっとついて風よけとして利用しようとした。けれど、彼らは自分の目標設定スピードと比べて遅い。ケツについて走るとアンダー30kmで走らないといけない。いらいらしてしまい、すぐ前に出る。しかしそんなに圧倒的な脚力が有るわけでもないので、逆に後ろにつかれてイヤな思いをしたり・・・。レースは暫く淡々と進んだ。
回転数は大体90回転/分。時速は30kmをちょっと超える位。上りで少し遅く、下りで稼いで・・・。
・・・思い上がった頭がようやく冷静になった。
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バイクのスタートから10km地点で、一緒にバイクの練習会に参加している(=「Omino」というバイクショップの練習会)女の子にやっと追いついた。一気に追い抜きざま、
と声を掛けていく。こういう選手同士の励まし合いも、レース中の刺激・気分転換になるものだ。でも、本当に俺ってスイム遅かったんやなぁ。
さぁ、気分一新ガンガン飛ばしていこう!とは思うものの、スイムでつった左足のふくらはぎには、まだ違和感がある。下り坂などでダッシュをかけると再発しそうで、やっぱり気遣ってしまう。
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ラスト1kmになって、ここからならまた足をつりそうになってもなんとかなるだろう、と思って猛然とダッシュする。ラストだけで7〜8人をかわしてトランジッションエリアへ。バイクで相当抜いた気になっていたのだけれど、殆どのブースが既にバイクが納まっている。あ〜らら、やっぱりまだまだ後ろのほうなのね。
バイクをセットする時に、バイクの計時を見ると、トランジッションタイム込みで78分を示している。
まぁまぁかな。
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