破壊の彫像

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その二

 作業の妨害を謀った(笑)グレイが部屋から追い出された後、魔術師ギルド幹部のセレム導師(レベル7賢者)が現れ、彼の指示の元、彫像の調査が進んでいきました。高さ20センチ、幅10センチ、奥行き10センチ、重さ3キロ、材質は漆黒の見たこともない物質、と、調査項目が次々と埋められていきます。

 

グレイ 結構重いな、これは怪しい。

フェミー よし、たたいてみよう。

グレイ 馬鹿、やめろ。

フェミー って、グレイはここにいないでしょ、いない奴がしゃべるなー♪

グレイ グレイはアルティアの危機を感じとり、この場にとんできたのだ。アルティアは俺が守る!

フェミー じゃ、フェミーちゃんはレイピアの柄で渾身の力をもって彫像をたたいたよん。

グレイ 待て!

GM (フェミーは非力だから…)彫像はびくともしない。

グレイ コラ!

ラハ じゃ、今度は火をつけてみよう。

GM 今、ギルドの技術者がやってるよ。ちなみにいくら熱しても彫像はいっこうに熱くならない。

グレイ やめろー!

GM(セレム) 「さて、ルイ君に彫像を殴ってもらおうか。研究室に備え付けの打撃力30のモールでね」

グレイ するなー!

ルイ いいんですか、彫像を傷つけても。

GM(セレム) 「かまわんよ、やり給え」

ルイ では、いきます。ダメージは15点。

GM それはちょっと痛いぞ。彫像が発光したかと思うと、その光でモールがはじかれたぞ。そして殴ったときの勢いのままにルイにぶつかってくるんだ。

グレイ 俺を無視するんじゃねー、ちゃぶ台返し!(グレイのプレイヤー、急に立ち上がると机をひっくり返す)

ルイ 痛っ、人に机をぶつけないください!

ラハ あーあ、散らかしちゃって。机離しててよかった。

GM ……(怒)

フェミー グレイ〜、なに馬鹿やってるのよ〜!


しばしもめた後、テーブルを戻して再開。

 

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Last update: 2000/04/27