ソードワールドリプレイわてら無敵のならず者〜瘋癲冒険浪漫譚〜

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<対決っ!!キチガイ野郎チェスター………シクシクシク>

ザヴィ 町中を捜す、ガッシャガッシャガッシャガッシャ。

エレン うるさいわよザヴィ。

Jr 資料さがし。

GM は?

Jr ルーインについて。

GM (う〜ん)ええ〜い、まあいいでしょう。

エレン ギルドとチェスターの住んでた所って近いの?

GM まあ近いでしょう。

エレン じゃあ、コンタクト取れますね?

GM 無理、無理。

Jr チェスターには他に知り合いは?

GM ウラヌスの知る限りではいない。

ザヴィ 寂しい奴だな。

GM みんなは町中を捜すんですね、Jrを除いて。

Jr うっ。

GM では…、

Jr …ギルドの人に頼んで途中からみんなに合流する。

GM (たすかったぁ)じゃあギルドにいた若いのが、

GM(若いの) 「ええー何でそんなことを」

Jr チェスターに関係があるかも知れないといって巻き込む。

GM(若いの) 「俺関係ないっすよっ、まあ悪魔なら少々興味があるからいいですけど(しぶしぶ)」

Jr よかったぁ。

GM 4人集まるんだね?

エレン 酒場にいます。

ザヴィ 酒を飲みながら情報収集。

GM 別にな〜んもありません。

ザヴィ もう夜か。

GM ええ、この後どうするんですか?

ザヴィ 夜の間警戒しながら、

Jr ギルドに行きます。

GM じゃあ警戒しながら歩いてる皆さん、ここで生命力判定を。

GM えー、12以上のひと?

ザヴィ・エレン・Jr はーい。

ウラヌス 8。

GM えーと、抵抗した人は5点のダメージです。

エレン 痛いわね。

GM このパーティ、ザヴィ以外生命力低いから。

ザヴィ えっ!?そうなの?

GM そうなんだよ、では抵抗失敗した人に9点のダメージです。

ウラヌス (冒険者レベルでダメージ減少して)6点ダメージ。

ザヴィ なにごとだっ?

GM 君達が歩いていると。突然君達の目の前で爆発が起きて吹き飛ばされたんだよ。で、幽霊状態のチェスターが現れました。

GM(チェスター) 「やあ、みなさん」

エレン 今晩は。

GM(チェスター) 「ハハッハハハハ、この本は素晴らしいよ」

エレン そうですか。

Jr おまえ、身体透けてるぞ。

GM(チェスター) 「何の事です? ウラヌス、この本は素晴らしいよ、僕はついに力を手に入れたんだ」

エレン ウラヌス、この人危ない人?

ウラヌス …………。

GM ちょっと、いやかなり精神がいっちゃった状態だから。

GM(チェスター) 「俺はついに力を手に入れたんだ、俺を見下した奴も、莫迦にした奴も、みんな、みんなぁ殺してやるぅ」

エレン あんた暗いわね。

GM もうすでにいっちゃってます、身体だって向こう側がくっきり解るぐらいに透けてしまってるし。

エレン ウラヌス、どうするの?

GM(チェスター) 「ウラヌスゥおまえはオレの親友だよナァ」

ウラヌス うん。

エレン それがどうしたのよ?

GM(チェスター) 「しンゆうだったヨナァ、シんユウダッタよなぁぁアヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャウケェケケケケケヒョゥヒィヒィヒヒヒヒヒヒ」

Jr ちょっと不安だ。

ザヴィ マスターって、そういうキャラクター得意だね。

一同 (大爆笑)

GM ほっといてくれー。

ザヴィ さあっ、剣を抜くか。

エレン 説得するのならしてみてっ!

ウラヌス …や、やめろっとか?

エレン 何故やめろ?

GM(チェスター) 「はぁ? 何をやメるんだよぉえぇぇェェ」

エレン ホントにうまいわね。

一同 (爆笑)

GM う、うるさい。ザヴィは剣を抜いたんだね?

GM(チェスター) 「おォっ、ヤるのかよォ、殺るノかよォ」

エレン ザヴィ、とりあえず剣を収めて。

ザヴィ きたまえ。

Jr いや、ここはかかってこいだって。

GM(チェスター) 「すばラシイものヲミせてやるよぉォォ」

GM そういうと彼は手にしていた本を掲げるよ。

ザヴィ 参りました。

一同 (笑)

GM(チェスター) 「ミるがいいッ、このチカラをっ」

GM チェスターの身体がどんどん透けていって、かわりに空中に黒い霧が。

ザヴィ デ、デ、デデデデデーモーン!

GM 黒い霧は空中で形を整えてきてます。

エレン マスターに質問。

GM はい。

エレン チェスターが魔法を使えば使うほど彼の存在は薄くなっているんですか?

GM そのようですね、あなた達から観た限りはね。

エレン じゃあ、使い続けると死んじゃうわけね?

GM おそらく、そうでしょうね。

ザヴィ 今も薄くなっているのか。

GM ええ。

エレン だったらやらせるだけやらせてから後で。

一同 おいおい。

GM さて、黒い霧はでっかい甲冑みたいなのに尻尾が付いていて、右腕は胴体に不釣合いなほど大きくて、左手は龍の頭みたいになってます。そして、身体の中央に光る珠があります。

ザヴィ デ、デデデデーモーン!!

GM (暗い感じで)はーーーい。

 

 この後、戦闘が始まるかと思ったら…………

 

エレン ザヴィ、みんな、回れ右してダッシュ!(笑)

GM(チェスター) 「ニがさねェェ」

GM 君達の前に見えない障壁が出現しました。

ザヴィ やるしかないのか、いくぜっ!

 

 こうしてやっと戦闘が始まることになる。悪魔相手の戦闘ということでかなり緊張していたが、普通の武器が効くと解ると俄然強気になるのだが……。

 

GM 左手の龍の口が少し開いて、エネルギ−充填40パーセント。

ザヴィ おいおい。

エレン ちょ、ちょっとぉ!

Jr なんだそれはー!

ウラヌス ………………。

 

 悪魔の3回攻撃を必死に避けるザヴィ。しかし、容赦ないマスターの出目のまえにチビチビとダメージを受け、そして……。

 

GM 左手の口からエネルギ−波がいくぜっ、名付けて龍牙砲!!

 

 エネルギ−波を何とか凌ぐものの、この時すでに前衛の二人の生命点も危なくなりもうだめだ!! という時に……。

 

Jr 弓を弱点らしき珠に撃ちます。

GM ん、命中? ……中心だから………ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……。

ザヴィ あれっ? 倒しちゃったの?

GM 弱点は防御点ゼロだから。

ザヴィ 先に言えー。

一同 (笑)

GM 当てたら教えても良かったんだけどね。

GM(チェスター) 「ソンナ、ソンナ、そンなバカなぁぁぁ、うそだウソだウソだぁァ」

エレン ウラヌス、なんとかして。

Jr 説得できるのは君だけだ。

GM(チェスター) 「オレがマけるはずない、オレがマけるはずない、マけるはずないんだぁぁぁぁ」

GM 彼は何かするんだけど、ただ身体が透けるだけです。

GM(チェスター) 「な、なんだ、ナゼだ、オレのカラダが、どうしてだぁ、ナンでキえるんだぁ、オレのカラダがぁ、カラダがぁあぁぁ」

エレン 今ごろ気付いたの?

Jr もうやめるんだ。

GM そうしてると突然声が聞こえるよ。

「謎の男、その名はミラージュ」鉛筆画取り込み画像

GM(謎の男) 「フッ、莫迦の末路とはそんなものだ」

GM(エルウィン) 「きさまはっ!!」

GM(謎の男) 「身の程知らずが過ぎた力を使うからだよ」

GM(チェスター) 「おまえがぁ、オマエがオレにチカラをくれたんだろぅがぁ」

GM 謎の男が手を伸ばして、

GM(謎の男) 「本を渡して貰おうか」

GM そういうとチェスターの持っていた本を一瞬で奪い取ったよ、何をしたのかは見えなかったけどね。

GM(チェスター) 「やめろぉっ!ホンをっ、ホンをかえせぇ、カえシてくれェ」

GM チェスターの身体はどんどん消えて行きます。

GM(チェスター) 「いやだっ死にたくないんだっ、オレはシにたくないんだぁ。タスケてくれぇ、いやだ、たのむ、タスけてくれっ、たのむっ」

エレン なに、なに、なにがどうなってるの?

GM 近くにいる人にすがりつきますよ。

GM(チェスター) 「タスケてくれっ、いやだぁシにたくないっ、あぁうぁあっ。たのむウラヌス、助けてくれぇ、いやだぁぁ」

エレン 助けられないの?

ウラヌス 近寄る。

GM 近寄るの、だったら、

GM(チェスター) 「お、おまえは俺の友達だったよ、おまえと一緒に修行をしてたときは楽しかったよ」

GM 謎の男は本をパラパラと見た後、数ページをちぎると残りを燃やしてちぎった方は懐に入れます。

Jr あぁっ、燃やされたか。

エレン 許せないっ!!(怒)

GM(謎の男) 「これさえあれば私の望みが叶う」

GM エルウィンはダッシュ。

エレン ストーンブラスト、いきますっ!

GM 石は飛んで行きますが直前で全部弾けてしまいましたよ。

エレン そんなぁ。

GM(謎の男) 「ハッ、無駄な事を」

GM ちょっとチェスターに戻るか。

GM(チェスター) 「いやだぁ、シにたくないっ、イやだ、いやダァーー」

GM もうほとんど消えてます。

エレン 回復できないのっ!?

GM 回復するの? しようとすると謎の男が、

GM(謎の男) 「無駄だ」

エレン うるさいわねっ黙ってなさいっ!(怒)

GM(謎の男) 「そんなことをしてもそいつは助からん、まあ私が力を使え ばわからないがね(バカにした笑み)」

エレン だったらあんたがしなさいよっ!(怒)

GM(謎の男) 「愚か者に使う魔力など無い」

エレン あんたが一番馬鹿じゃない!(怒)

GM(謎の男) 「フフッフフフフこれで私の本が完成する」

ザヴィ いちいちむかつくな(怒)

GM(謎の男) 「フッ、君達が奴を倒し封印することを私は期待してるよ」

エレン その前に私達があんたを殺す!!(怒)

GM(謎の男) 「ホウ、よかろう、オランのはずれに私の館の一つがある、やって来るがいい」

ザヴィ 奴ってなんだ奴って?

GM(謎の男) 「ああそれは君達を狙っている悪魔のルーイン殿のことだよ」

GM そう言って地図を渡してテレポート。

GM(エルウィン) 「まてーー」

Jr ギルドに戻るか。

GM 戻ったらギルドの受け付けの人が驚きますよ、

GM(受付嬢) 「どうしたんですかその傷は!?」

ザヴィ かくかくしかじか、でチェスターは死にました。

GM(受付嬢) 「チェスターが!!わかりました、上の人に伝えますので」

GM そう言って上司を呼んできますよ。

GM(導士達) 「そうですか、死にましたか、それにしてもその男は何者なんだ?」

GM 他に言うことは?

ザヴィ 悪魔がいるってことだけ。

GM(導士達) 「ふむ、しらんな」

Jr 頼んでた兄ちゃんは?

ザヴィ 本の事も解らないんでしょ?

GM(導士達) 「おそらく禁呪関係のものだろう」

ザヴィ メテオスォーム、デスクラウド、いやーー!

Jr あの頼んでいた兄ちゃんは?

GM(若いの) 「いやー見つかりませんよ、そんな悪魔」

GM(導士達) 「我々にもわからんな」

エレン どうする、全部喋ってしまう?

Jr う〜ん。

ザヴィ いいんじゃない別に。

エレン 決定権はあなたにあるのよザヴィ。

ザヴィ へっそうなの、じゃあ喋ってみよう。

GM(導士達) 「まあ調べておこう」

ザヴィ 今回戦った相手も。

GM(導士達) 「ああ、調べておこう」

エレン 早く休ませてー。

GM はいはい、では今回はこれで終わりですよ。

ザヴィ 今回1ゾロがない。

他一同 うそだー!(笑)

エレン めずらしー。

Jr このパーティは活躍した人が1ゾロを出すんだ(笑)。

GM かもしれない。

エレン 今回ウラヌスが1ゾロをいっぱいだしたもんね。

ザヴィ 今回のでファイター4レベル〜。

 


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mailto: yukawa@m1.interq.or.jp
初出: 2000/11/05