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プレあらすじ第1話

 
「吸血鬼」についての詳細(※ネタバレの恐れあり、作者陣以外の方が閲覧の場合は、注意あれ)

吸血鬼――「ヴァンバイア」と呼ばれる、吸血の妖魅。吸血された者も同じ存在になる。

 以下は、「ヴァンパイア・クロニクル」からの抜粋。

 ・日本では「鏡に映らない」という設定が昔ありましたが、鏡には映ります。
 ・杭はなんでもいいわけではなく、白柳、サンザシ、茜だけが効果を示します。
 ・刺す時は「Ashes to ashes.Dust to dust!」
  ――「灰は灰に、塵は塵に、不死なる者に滅びの刻を!」――この一言が必要です。
 ・ニンニクの実は効果がありません。白いニンニクの花が必要です。
 ・網に包まれると、吸血鬼は動けなくなります。
  ――正確には、それを超えることができなくなるというだけで、暴れたりはできますが。
 ・日の光は、朝日だけが吸血鬼を灰に変えます。中天近い太陽の光は効果がありません。
 ・吸血衝動は、性欲と直結します。「ヴァンパイア」Q&A

 Q.吸血鬼(この場合、ヴァンパイア族)は、なぜヒトの血を吸うのか。
   単なる食料なのか、吸われた相手が同種の存在になるということは、
   種の増殖の意味もあるのか。

 A.基本的には食料です。
   繁殖は人間と同じ方法で可能なので、噛むことで増殖させるのは、
   「そういう能力がある」ゆえの、単なる気まぐれに過ぎません。
   なので、「吸いガラ」になって死ぬだけの者も出ます。
   また、「人間の血」でなければならない――ということもなく、
   ヒトの血が「美味しい」と思ってるだけです。

 Q.吸血の犠牲者が単なる「貧血」にならず、
   妖魅となるメカニズムは、どうなっているのか。

 A.細胞を変質させるプログラムを送りこむ――レトロウイルスのようなものです。
   人の細胞を食べ、吸血鬼の細胞と徐々に入れ替えていくわけです。
   そのプログラムは、「宿主」すなわち噛んだ当人の管轄下にあるので、
   正確には「増殖」ではなく「支配」というべきかも知れません。

   なので、当の相手を「噛み返す」と、プログラムが変わり、
   自分の身体を自分で「支配」できます。すなわち、「真の吸血鬼」になります。
   これを「上級吸血鬼」といい、人を噛んで支配下に置く能力は、上級にしかありません。
   支配下にあるままの個体は「下級吸血鬼」で、人としての意識はありません。

   また、吸血鬼化が終わらないうちに相手を殺せれば、細胞の変質プログラムは止まり、
   本来の「人間としての細胞」の回復能力によりレトロウイルスは死に絶え――
   元に戻ります。
   ただ、こういうシステムによるので、進行具合によっては、遅きに失することも。
   失した場合は、プログラムを自分で統制できるので、「上級」のままです。

   ちなみに、失血死しない程度に吸血された「男」は、ヴェドゴニアと呼ばれる
   「ヴァンパイア・ハーフ」となります。
   これは同時に「ヴァンパイア・ハンター」でもあります。
   「女」は、例外もあるようですが、「下級」に近い吸血生物になります。

 Q.「ヴェドゴニア」と「ヴァンパイア」の違いは?

 A.「ヴェドゴニア」は、普段は人間です。
   「下級」に近い能力や特性はありますが、吸血鬼としての弱点はなく、 
   人としての意識はあり、吸血衝動もありません。
   しかし、血が足りなくなると、吸血鬼としての細胞が賦活化して、失血死を防ごうとします。
   逆に言えば、ワザと血を流せば、吸血鬼としての能力を得られるわけです。
   で、敵の血を吸って失った血液を取り戻せば、元に戻ります。

 Q.ヴェドゴニア(ヴェナンダンティ)はなぜ男だけなのか。

 A.吸血鬼のハーフというのは、ハッキリ言ってしまうと、吸血鬼なんです。
   人ではない。もっとも体がではなく、頭の中がですけど。
   その吸血鬼としての自分を押さえ込み、人間として生きようとすると、
   「魂」という考えが重要になります。
   人の魂が、吸血鬼の体への変生を止めるんです。
   魂のない者は、吸血鬼になってしまうんです。
   そして吸血鬼というのは、キリスト教、ユダヤ教の考えである、ということ。
   つまり、魂を持たない者は、吸血鬼ハーフにはなれないんです。
   そして、女というのは、(キリスト教、ユダヤ教の考えでは)アダムの肋骨から作られた
   「道具」であり、魂を持ってないんです。
 
 Q.なぜ、吸血鬼は杭を刺されると死ぬのか(しかも、呪文が必要なのか)。 

 A.正確には、杭を心臓に刺され、首を切られると死にます。
   これは、吸血鬼の自己修復能力は、脳と心臓が繋がっていないと効果がないからです。
   ただし、どちらかが健在であれば、それを回復させる事も可能です。

   では、呪文の意味は?
   これは、長年の研究の成果、という考えがありました。
   つまり、人間が吸血鬼に対向するために編み出した技、と思ってください。
   通常、吸血鬼ハンターはかなり特殊な装備をしていますから、そんな攻撃は必要ないです。
   来須の銃は、吸血鬼の頭を吹き飛ばせばそれで済むようになっているでしょう。
   では、ヒロや他の一般人は?
   その一般人が吸血鬼を斃す方法が、呪文なんです。
   吸血鬼の最大の弱点が、「信じる心」です。
   これがあれば、別に十字架でなくても構わないのです。
   言霊に近いと思ってください。

 Q.「ヴァンパイア」関係のよい資料は?
 
 A.角川から「吸血殲鬼ヴェドゴニア」ってマンガが出ているそうで、
   それを読むと結構、細かに分かるそうです。



プレあらすじ第1話

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