5日目 |
さて、「日常」モードに入ってから、最初の「休日」だ。
普段、「仕事」に忙しいぶん、この日は武道の練習に励む、というのもいい。
いくら、剣を取っての出世はあきらめたと言っても、
まったくヨワヨワのまんまでは、モテないし(←結局、ソレ)。
でも、まず先に、個人商店広場に行こう。
休みの日は、みんな集まるらしいから。女のコたちも(←どーしてもソレ)!
しぱたたた。
うを!
スゴイ人の数だ・・・。
もはや、なにがなんだかわからないくらい大勢のヒト・人・ひと・・・。
広場のスミに立ってる屋台に、スゴイ行列ができている。アレが個人商店か。
並ぶヒトは、どんどん入れ替わるが、まったく減りもしない。
そのまわりを、さらに倍するヒトが行き来して、合間で子供たちがお遊戯してる。
平和と繁栄を、絵に描いたような光景。
商店をチラと覗くも、正直、大したモノは置いてない。
なんだか、仕事場で採った収穫物を、とりあえず突っ込んだ、というカンジ。
どうやら、みんな、モノを欲しがるというより、買い物そのものを楽しんでいるようだ。
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さて、南と西にも個人商店は出ているハズ。ちょっと見てくるか・・・。
と、そのとき。
目の端に、緑色の名札。
「ミッチー」
ジマナァム家の令嬢にして、リムの職場仲間だ。「ミッチー♪」
「時々見かける白い生き物は、イムっていうのよ」
ご、ご親切にだうも。
どうやら、まだ新人さん扱いのやうである。
でも、カオは覚えてもらったようだし、いいか。
南も、似たような状況。
で、またしても緑の名札。
「ジル」
あ、お向かいさんの、黒髪美人な姉御。「ジルー♪」
「気に入った人をみつけたら、積極的に話しかけることね」
はい〜。だから、そのようにしておりますぅ。
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西は、商店前である北と、訓練スポットの浜辺前である南にくらべ、
移民者の受け入れくらいしか利用価値のない港にあるせいか、
なんか狭くて閑散としている。
まあ、ソレを逆利用して、
デートスポットとかにはよく使われるらしいけど(そーいうコトに関しては、早耳)。
はやくそーいう理由で来たいなあ。
と、ココにも緑。
「ジュリー」
ちょっと気が強そうな美人、年齢の釣り合いは一番のコ。「ジュリー♪」
「疲れたら、水を飲むこと。でないと、物も持てなくなるわよ」
ソレで、なんど貴重品を落としたことでしょうかぁ。
しかし、まだまだ突っ込んだ会話には、進めそうにないですねぇ。
さて、そろそろ修行場に行くか・・・。
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そう思って港前をでたトウマ、浜辺前にて、またも緑を見る。
「アリス」
おぅ! トシはちと離れているけど、一番の美人と見たおねえさんだ!
さっそく声を掛けるべく走り寄るトウマ。「アリ・・・」
と、なんだか様子がおかしい。
彼女とまったく同じ歩調で、すぐ後ろを歩くオトコが居る。
しかも、こころなしか、二人の間に、ハートマークが飛び交っているようにも見える。
もしかして。
これは。
かの、伝説の。
トウマ自身も、最大の目標として掲げている。
「デェト」
というやつなんですかぁっ?
おーのー!
ショックのあまり、トウマは、全力で駆け出した。
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向かった先は、コーク(剣術)ショルグの修行場。
「チキショーわーん。チキショーわーん! チキショーわぁぁぁぁん!!」
一応「美形」と言えるルックスに、あまりに似合わないわめき声を上げながら
練習用の巻き藁めがけ、滅多やたらに斬り付けまくるトウマ。
斬って斬って斬って斬って。
疲労のゲージもストレスのゲージも、真っ赤だ。
「はあはあ。」
ばったり倒れ、星を見上げるトウマ。
「はあ・・・これだけやれば、大分強くなっただろ・・・」
確かに、「スピード」と「スピリット」の訓練度ゲージも、かなり上がってはいる。
「強くなって、魅力を上げて・・・」
「オレの方に、振り向かせればいい、だけのことさ!」
なんだか、感心していいのかよくわからないけれど、とにもかくにも、
前向きな気持ちに吹っ切れはしたようである。
ところが!
「はあはあ。でも、いつまでも息が切れて回復しないのは、妙だな」
「なんだか、目の前がモヤモヤするし・・・?」
「ぴろぴろぴろ〜ん」
そのとき、彼の頭上に、あの「天使の声」が浮かんだ
「あなたは病気になりました」
おーのぉォォォォwoooo!
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