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【え】

えあほ−す  【エアホース】
   空気ブレーキなどに使う圧縮空気をとなりの車両に送るためのホース。
   連結器の横についている。

えあぽーとかいそくとっきゅう 【エアポート快速特急】
   羽田空港と都心、そして成田空港をむすぶ快速特急で都営浅草線内でも急行運転をする。種別表示には飛行
   機のマークをいれて他の快特と区別している。1日4往復は羽田〜成田を直通で結んでいる。その他の列車
   も青砥で京成の特急(時間を合わせてある)に乗り換えると羽田〜成田を行き来できるようになっている。
   ただし京成線内では単に「特急」と案内している(飛行機のマークは入っている)。この列車の存在で都営
   浅草線をめぐる直通運転はますますバラエティにとんだものになっている。

えき 【駅】
   乗客の乗り降りや貨物の積み卸しのための設備。って今更説明する必要ある?

えこのみかるだいしゃ 【エコノミカル台車】
   汽車会社という会社(現在は川崎重工に合併)がつくった、軸バネの無い台車。軸バネの代わりに分厚いゴ
   ムによって車軸を保持している。構造が簡単でコストが低いという利点があった。なぜか関西私鉄、特に京
   阪でよく採用された。首都圏でも東急7200系で一部使用されている。

えすえふ 【SF】
   空想科学ではなく、Stored Fareの略。自動改札に直接カードを入れて乗車するシステム。イオカード、パ
   スネット、スルッとKansaiの各カード、などがそうですね。

えすえふメトロカード 【SFメトロカード】
   営団地下鉄のSFカード。 

えすきっぷ 【Sきっぷ】
   JRの特定区間で特急、急行も使える往復割引切符で、短距離バージョンのほうがSきっぷ。
   長距離のはQきっぷ。

えすけ−か−ど 【SKカード】
   千葉県の新京成電鉄のSFカード。

えーしんだい 【A寝台】
   寝台車のうち、設備がよい寝台のこと。最近はロイヤル、シングルDX、ツインDX等の個室寝台が多いが、
   プルマン式といわれる開放式のA寝台もある。プルマン式では車両の長手方向に寝るようになっていて、寝
   台の幅も広くなっている。それにしても最近は様々なタイプの個室が増えてA寝台、B寝台の2つにわける
   のはもはや意味がないと私は思うのだが。料金も様々だし。

え−てい−えす 【ATS】
   自動列車停止装置。信号を見落としたときに警報を発し自動的に列車を止める装置。ATSとは、
   「Automatic Train Stop」の略。国鉄では三河島事故を教訓に設置した。以下のように様々なタイプが存在
   しています。
   関連=閉塞

  ATS−S
   地上子と呼ばれる白いものを線路内に設置してあり、赤信号を無視すると車両側の受信器が地上子に反応し
   て警報ベルが鳴り、それでもなにもしないと自動的に非常ブレーキをかけるもの。ベルが鳴ってすぐ、ブレ
   ーキをかけ、確認ボタンという白いボタンを押すと解除されるが、チャイムがなりつづけることによって、
   運転士に注意を促すようになっている。

  ATS−SN
   ATS−Sのシステムでは、確認ボタンを押してしまうと、チャイムが鳴るだけで運転士に操作が完全に任
   せられてしまうことになるため、そのまま前の列車に衝突することがおこりうる。実際に総武線各停が東中
   野駅でこれが原因である事故を起こしている。そこで、一旦停止しないと解除されないようにしたものがこ
   れ。

  ATS−B
   ATS−Sと違い、レールに信号電流を流し、それを受信して作動するタイプ。取り扱いはATS−Sと同
   じ。

  ATS−P
   現在、JR(特に東日本)が導入を進めているATS。車両に設置されているブレーキの性能に応して速度
   照査(出しているスピードをチェックすること)をして、スピードを出しすぎていれば自動的にブレーキが
   かかる。システムとしては比較的コストもかからず、安全性も高い。現在、最も安全性の高いATSという
   ことができる。ちなみに、Pとはパターンの頭文字。

   なお、当然各私鉄でも、ATSを取り付けており、ATS−Pのような速度照査の機能もかなり前からつか
   われている。システムは千差万別なので紹介できないが、地下鉄ではなんと昭和2年からつかわれていて、
   そのかいあって大事故をほとんど起こしていない。この地下鉄で使われていたものを最後に紹介しよう。

  打子式ATS
   線路の横にトリップアームという棒があり、赤信号のとさ、これが起立するようになっていて、起立したト
   リップアームが電車の下に付いているレバーに当たると、ブレーキがかかるという仕掛け。現在の銀座線で
   はじめて採用された。
   なお、現在でも名古屋市営地下鉄東山線でこの打子式ATSは健在。

え−てい−お− 【ATO】
   自動列車運転装置。ATOとは「Automatic Train Operation」の略。運転士がボタンを押すと自動的に走
   りはじめ、次の駅で自動的に決まった位置に止まる。東京では営団地下鉄南北線、都営12号線等で採用され
   ている。一度のぞいてみよう。
   類似→TASC

え−てい−しい− 【ATC】
   新幹線や山手線、一部の地下鉄などで採用されている信号システム。ATCとは「Automatic Train Control」
   の略。地上に信号機をたてるかわりに運転台に制限速度が表示されるCS−ATCが一般的、速度がオーバー
   していたら自動的にブレーキがかかる。安全性は高いが設備コストがかかる。制限速度が変わるときに
   「チン」という音がするので山手線に乗ったら聞いてみよう。
   関連→キャブシグナル

えぬえすめとろか−ど 【NSメトロカード】
   営団南北線開通当初、南北繰専用に発売されていたSFカード。今はSFメトロカードがあるので売ってい
   ない。

えふ 【F】
   機関車の駆動軸が6軸あることを示す記号。「E63」、「D50」など。

えむ 【M】
  1,375M,455Mといったように、列車番号において、電車列車に付けられる(例外はあるけど)アルファベ
    ット。
  2,電動車の略。電車で、モーターがついていて、自走する車輌のこと。モハ〜、クモハ〜などという車輌が
    これにあたる(モハ484、クモハ105など)。MT比というと、電動車と付随事(モーターかなく、
    他の車輌に押されたり、引かれたりして走る車輌)の比率のこと。たとえば、MT比が6:4といえば
    (6M4Tということもある)10両編成のうち、6両が電動車で、4両が付随車という意味(ここでいう
    付随車には制御車も含む)になる。

える特急 【L特急】
   本数が多く、自由席がある特急列車の総称。昭和47年にこの呼称が登場した。最近は定義があいまいだけど。

えんきょりていげんせい 【遠距離逓減制】
   運賃の設定の原則で、より長い距離を乗るほど、相対的に運賃が割安になること。この制度をうまく利用す
   ると旅行費を節約することも可能。

  






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