2001年12月31日テレバイダー年末スペシャルのレポその4
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※メモはとっていたものの、ほとんどうろ覚え交じりで書いております。
 そして実は未だにこの放送を見ていません。
 事実と多々違う記述があると思いますが、気付かないふりをしていてください。
 また、文中のリンクをクリクリクリックすると、新しいウインドウが開きます。



11時59分。
とちぎテレビのアナウンサー(岡山出身)の3200秒カウントダウンも残りわずか。
会場全員カウントダウン。
残り10、9、8、7、6、5、4、3、2、1!

2003年いらっしゃい。
なんだろうこの高揚感と共にやってくる脱力感は。
新年をテレバイダーと共に迎えてしまったことからか。
「やっちゃった」って感じか。

画面には先ほどまでカウントダウンしていたとちぎテレビの篠田アナウンサーが映っていた。
金剛地がそのスタジオにやってきてインタビューしている…
ん?MXTVにもいるぞ?金剛地が2人?

ってカウントダウンは録画かよ!
やりとりが完全にかみ合っていたから生だと信じ込んでいたよ! 確かにお互い台本口調だったけど!
(でもとちぎテレビアナの方が台本読み上手かったね)
しかしこういう、VTRから生放送のスタジオへのスイッチングの上手さって、
他の生放送番組(いや、生放送でなくても)にはないすごさだよなぁ。

CMに入る。
スタッフに
「この後こちらにゲストの方が来ますので、その時にフラッシュをバンバン使用してください」
と伝えられる。

午前12時05分。
プレスリリースのコーナー。
スタッフの人が言っていた「ゲスト」は、
初代左側アンカーウーマン山田玲奈さんだった!
会場大盛り上がり。フラッシュガンガン焚かれまくり。
そうか「記者会見風」用のフラッシュだったのね。

だが玲奈さんはすぐ引っ込んでしまわれた。
玲奈さんあれだけかよー。ちぇー。もったいねー。

と思っていたら、
スタジオにて初期コーナー「似て非なるもの」復活。
観覧者からも歓声が上がる。
今回のテーマは「栃木vs.茨城」
栃木県出身茨城県在住の私にとって、微妙に複雑ないじられ方。
いや確かに2つとも自慢できるところが無いけど。
そのコーナーの前後も「宇都宮市域査定」「消費税計算(宇都宮編)」と激しい栃木いじりが続く。
ひねくれものの大サービス。
さっきの「金剛地とちぎテレビスタジオに登場」のときも思ったけど、
なんだかんだ言いつつもわざわざ栃木に来てくれてたのね。
くそうやっぱり実家に帰っておくべきだったか…。
(それにしても、栃木の人の方がコーナーに対するノリがよさそうに見えたのは私だけだろうか)

午前12時30分頃。
CM中、ついに会場に金剛地、寺田さん、津島さんの3人が登場!
しかしすぐに観覧者に背を向けてしまって表情はよくわからない。
でも観覧者の興奮一気に上昇。これまでにない歓声。
すると振り向く金剛地。口をとがらせて人差し指を当てて「しー」のジェスチャー。
ちょっと落ち着いたところでCMが明ける。ていうかワシら子供か。

金剛地がステージ上の坂本さんに話を振る。
「108つ速報、あとひとつとなりましたが、どうでしたか」
坂本さん「もう、"終わらないでほしいな"って感じですね」
声の感じが違っているとはいえ、坂本さんが金剛地に敬語使っているのがちょっとおかしい。
そして裏番組速報の108つめが読み終わる。

午前12時40分頃。
会場内のモニターはテレバイダーのロゴのみが映される。そのモニターを背にする3人。
ついに金剛地の口から「最終回です」の言葉が。
新聞ラテ欄に(終)とあった12月28日の放送では番組内で発表しなかったから、
なにも知らない人はさぞかし驚いたことだろう。

会場にエルビス・コステロの「She」が流れる。
この展開は、まさか…。
と、津島さんが持っていた原稿を放り投げ、出口にダッシュして行く。
でたー!お約束!!
歓声があがる。
観覧者はすでにタガが外れてカメラ使いまくり。私もだけど。

津島さんが出て行ったことでアワアワ慌てる金剛地。
すると寺田さん、その胸倉を掴んで
「くぉらぁ、メガネェ!!」
と関西イントネーションで一喝。観覧者大喝采。
その寺田さんも、胸倉掴んだ手を離し、
「失礼します」と金剛地に一礼して、出口へと走っていった。

残された金剛地はダダッ子のような半泣き演技で
「もぉっ、もぉっ、なんで、なんでみんな行っちゃうんだよぉっ!
 ボクだって、ボクだって、もっと、もっと、」

あれ、それを映してるカメラの横のディレクターが
金剛地になにかジェスチャーで合図してる。
あれは、確か、前説の佐々木氏にもやっていた…、
『伸ばせ、伸ばせ』

「もっと、もっと…、
 …うたったりぃ、おどったりぃ、したかったのにぃ!!」
崩れ落ちる金剛地。あまりのアドリブきかなさにこっちも脱力。

…どこからともなく
め、が、ね。
め、が、ね。
と湧き上がる声。
これか?私が最初に聞いたものはこれなのか?
その声は徐々に大きくなっていき、手拍子とともに会場中に広がっていく。
め、が、ね!
め、が、ね!
め、が、ね!

その声に促されるように、ゆっくりと立ち上がる金剛地。
どこかで見たことある…これは…
ウルフルズの「ガッツだぜ!」?
やってる音楽まるきり違うのに?
そう思ってクラクラしてると
どこからともなくカバンが投げ渡され、それを受け取り出口へと走り出す金剛地。
カメラと照明もついていく。会場内は拍手と歓声。

…そして誰もいなくなった。

あ、坂本さんがいた。


次で終わり。

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